学校法人 片柳学園様 蒲田キャンパス
1大学・3専門学校が一体となり、科学・芸術・メディア分野の人材を育成
1947年に創立された片柳学園様は、東京工科大学や日本工学院専門学校など1大学・3専門学校、研究機関を擁する学校法人です。東京の都心にある蒲田キャンパスをはじめ、八王子、北海道の3つのキャンパスには、「理想的教育は理想的環境にあり」の理念のもとに近代的な校舎と最新の教育設備が整えられ、科学・芸術・メディア関連分野の進展に貢献する人材を育成されています。
導入の経緯
更新時期に合わせ映像機器の大規模なリプレイスを実施
片柳学園 蒲田キャンパスは、東京工科大学のデザイン学部・医療保健学部と、39学科117専門分野を有する総合専門学校である日本工学院を擁します。そのキャンパスの中心となる3号館においてプロジェクターが更新時期を迎えたことから最新の映像機器への入れ替えが行われ、地下1階の大講義室をはじめ階段教室や一般教室にレーザープロジェクターや液晶ディスプレイなど当社製の映像機器が多数採用されました。機種の選定にあたっては、設備ご担当者様のほか、第一線で活躍されているデザイン系・映像系の先生方もプロの目から映像の明るさや鮮明度、色再現性などをチェックされ最適な機種を決定されました。法人本部 ネットワークセンター 課長 内藤優様からは「授業の資料や教材には動画なども増えてきています。音響設備や照明設備とあわせて新プロジェクターによる高画質投写が、学生にインパクトのある資料として届くため、教育効果も格段に向上しています」と、ご感想をいただきました。
システムの紹介 大講義室
高輝度・高精細のレーザープロジェクターを増設。メンテナンス負担も軽減
約550名収容の大講義室は平日の授業のほか、土曜日・日曜日は特別講演・学会・地域のイベントなどで、年間300日以上利用されています。スクリーン中央に大きく1画面で投写させる場合、従来はランプ式プロジェクター2台の映像をブレンディングさせて投写していましたが、年月が経ち調整作業の負担が大きくなっていたとのこと。そのため、中央に1画面を投写するプロジェクターを増設。メンテナンスフリーで長時間の稼働ができ、21000lmの高輝度を誇るレーザープロジェクターPT-RZ21KJが選ばれました。また、ホワイトボード型電子黒板のリプレイスとしてタッチスクリーン液晶ディスプレイTH-65BF1Jを、講演者の確認用モニターとして液晶ディスプレイTH-32EF1Jを導入。「明るく高画質なプロジェクターでより効果的な表現ができるようになったとともに、電子黒板の映像をプロジェクターの大画面に投写するなど授業での新たな活用が始まっています」と、その効果を語られました。
システムの紹介 階段教室
高輝度レーザープロジェクターの導入で、感動を伝える映像装置に進化
10階には大学・専門学校それぞれの階段教室(定員330名)があり、授業や発表会などで多様に活用されています。大学側には従来のランプ光源2台のリプレイスとして、高輝度レーザープロジェクターPT-RZ12KJが2台導入され、複数の資料を左右2画面で並行して投写する方法で使用されています。専門学校側は既設のランプ光源プロジェクター2台を2画面用として継続して使用するとともに、大講義室と同じく21000lmの明るさを持つPT-RZ21KJが増設されました。「専門学校側は動画を含めた映像系の素材が多く、より高輝度・高精細の映像や画像表現が求められるため中央1画面用の投写に地下大講義室と同機種を採用しました。今回の導入で大学・専門学校とも一段と見やすく感動まで伝わるような映像装置へと進化したと思います」と、評価をいただきました。
3号館キャンパスマップ・納入機器
システムの紹介 一般教室
長期間メンテナンスフリーのレーザープロジェクターに順次更新
大学・専門学校の一般教室でもランプ光源からレーザープロジェクターに更新されています。「要望の多かったデザイン、映像クリエイター系の教室から優先して順次更新しています。大学・専門学校とも先生方に投写された映像をチェックしていただき機種を選定しました」とのこと。デザイン系の授業が多い大学の一般教室は液晶方式ならではの発色の良さが評価されPT-MZ670Jを、専門学校の一般教室ではクリアな高画質投写が評価されPT-RZ570JWを採用。また、デジタルリンクスイッチャーET-YFB200も導入されました。以前からプロジェクター制御用のLANケーブルが敷設されており、それを流用することで設置作業も短時間で完了しました。スイッチャーは複数の入力ソースに対応しているため機器接続も簡単で操作性も良いとご好評いただいています。また、一般教室は設置台数が多くレーザー光源によるメンテナンス軽減にも期待されています。
導入を終えて
時代に合致した教育環境の整備を続け、人材育成に寄与したい
これからの教育機関に求められる学習環境は、多くの意見を同じ空間の中で共有し、相互理解と新たな発想につなげることだと考えています。そのためには、ICTの活用と多様・先進・効果的な発表表現方法が必須であり、映像機器類はそのベースを支える重要な設備です。貴重な教育資料やコンテンツを学内で有効活用し、より広い創造性へとつながっていくものと期待しています。