国立大学法人 北海道大学 高等教育推進機構様
国立大学法人 北海道大学 高等教育推進機構様
- 所在地:北海道札幌市
- システム納入:
株式会社エム・アイ・システム
パナソニックシステムネットワークス株式会社
システムソリューションズジャパンカンパニー北海道社
初代教頭、クラーク博士の「Boys, be ambitious!」というモットーでも有名な北海道大学。
数多くの優れた人材を輩出して来られましたが、今後の社会において積極的に時代を切り拓くリーダーの育成を目的に、学部教育と並行して進める、新たなプログラム「新渡戸カレッジ」を創設されました。
そこでの新しい教育スタイルに採用されたのが、パナソニックの短焦点プロジェクターです。
北海道大学 学務部教育推進課長 近藤俊治様
グローバルな現代社会にあってリーダーになり得るには、主体性や責任感、優れた問題解決能力などが必要です。そのために従来の座学を中心とした講義に加え、能動的な学習への転換のため「アクティブラーニング」が始められています。自らの考えをプロジェクターを使いプレゼンテーションする。まだ始めたばかりですが、教育の向上に役立つと考えます。
「新渡戸カレッジ」の狙い、自ら学び成長する「アクティブラーニング」。
北海道大学が学士課程の学生のために新たに創設した特別教育プログラム「新渡戸カレッジ」。言わずと知れた新渡戸稲造の名を冠した、これからの時代を担うリーダー育成のプログラムです。主に少人数教育で進められる、グループワーク型の教育スタイル。学生たちは、授業の進行に応じて少人数のグループに分かれ、ディスカッションを始めます。この時、講義室に設置された6台のプロジェクターが、自由に使われることになります。
新しい教育スタイル実践のために短焦点プロジェクターを設置。
今回の「新渡戸カレッジ」推進にはラーニング・コモンズの環境が必要でした。始めに考えた設備が、大量のプロジェクターです。「ほぼ全ての講義室にプロジェクターはありますが、あくまでも従来の講義用。アクティブラーニングのためには、学生が少人数でのグループワークの際に手軽に使用できるプロジェクターが、かなりの台数必要でした」と近藤課長様は言われます。ところが通常のプロジェクターでは投写距離の制約もあり、多くは設置できません。新しい教育システムのためとは言えコスト抑制もあり、既存の講義室を改造することで対応することに。
そこで今回のシステムを納入した株式会社エム・アイ・システム様のご提案が、パナソニックの短焦点プロジェクターPT-TW341RJでした。これならプロジェクター同士の干渉などを気にせず、大量に設置することも現実的になります。
既存の5つの講義室を改装し、新しい4講義室に。各々にプロジェクターを6台ずつ設置。
普通講義室5室をリフォームし、新たに4講義室に作り直してスタートさせました。元が一般講義室ですから天井高が高いわけではなく、また、広いわけでもありません。しかし、このような環境だからこそ、短焦点プロジェクターがその真価を発揮しました。距離のない天井からそれぞれ80型大画面を投写。しかもランプの光がプレゼンターを眩しくすることなく、自由闊達なディスカッションに役立てられています。さらにPT-TW341RJはすべてワイヤレスに対応させました。なお、ここ数年で学内のWiFi環境も整う予定です。
AV操作卓による6台一括制御の他、プロジェクターごとの個別操作にも対応しました。
新しくなった講義室は一般講義にも使用します。その場合は、プロジェクターは教壇横のAV操作卓で操作。普通講義用に前方のみ投写、また6台全て投写など、講義内容に応じて使い分けます。また、アクティブラーニングの際は、グループに分かれ、それぞれのプロジェクターを個別に使用可能。自由な講義スタイルに、フレキシブルに対応しています。
北海道大学様では、全学部の大半の講義室にパナソニックプロジェクターをご採用頂いています。鈴木章名誉教授のノーベル化学賞受賞を記念して建てられた「フロンティア応用化学研究棟」にある「鈴木章ホール」にもPT-DZ21Kもご採用いただきました。講義に講演に、また学生たちのプレゼンにパナソニックプロジェクターの大画面が役立てられています。
今回ご採用いただいた機種
- 短焦点液晶プロジェクター PT-TW341RJ ×24台