阪急電鉄株式会社様 阪急梅田駅
概要・特長
関西の三大都市、京都・大阪・神戸をつなぐ阪急電鉄株式会社様では2010年夏より実施された、梅田駅のリニューアルにあわせて、2階・3階改札前とJR大阪駅との連絡通路にデジタルサイネージシステムを新たに導入されました。その映像表示装置として、84V型4K液晶ディスプレイ(TH-84LQ70J)24台及び70V型液晶ディスプレイ(TH-70LF50J)26台が採用されました。
24台の4Kディスプレイが並ぶ「4K・3階サイネージ」
計画時より、梅田駅のメインゲートにあたる3階改札前コンコースには、80型程度のフルHDディスプレイを使用したサイネージシステムの導入が検討されていましたが、具体的な機器の選定を行う段階で、新たに発売する当社4K液晶ディスプレイをご検討いただいたところ、
- フルHDの約4倍、約829万画素の映像で、文字や細い線もシャープに表示できる。
- 畳1枚を超える大画面映像は集目度が高く、駅の利用客に対して効果的な情報発信ができる。
といった点が、駅利用客にも、広告クライアントにとも、高いアピールポイントになると評価いただき、設置場所に合わせて84V型4K液晶ディスプレイが採用されました。
7本の柱を活用して、TH-84LQ70Jを24台導入することで、圧倒的なボリュームによる強い訴求力をもつサイネージシステムが構築されました。
26台のディスプレイを新設した「2階コンコース」
2階は3階に比べて天井高さががかなり低いため、60〜65V型ディスプレイの導入を検討されていましたが、ワンサイズアップの70V型ディスプレイをご提案し、中央改札前に17台、連絡通路に9台のTH-70LF50Jを採用いただきました。
今回のご導入により、梅田駅からJR大阪駅を結ぶ主要動線上に既設と合わせて32台のディスプレイを配置した「2階コンコース」が完成し、連続したコンテンツ配信で印象的な訴求をおこなえる広告媒体となりました。
1日の乗降人員が約54万人(2014年平均/平日)を超える梅田駅は、完成してから40年以上が経過しており、周辺の再開発事業に合わせてリニューアル工事を実施し、5年という長期にわたる工事が2015年春に竣工しました。
新しくなった梅田駅には「阪急デジタルサイネージ」として、「4K・3階コンコース」「2階コンコース」「梅田ツインビジョン(マルチビジョンとして36面)」「百貨店前」に計104面の液晶ディスプレイが設置され、うち「百貨店前」を除いた部分にパナソニックの液晶ディスプレイが合計92面導入されました。
お客様の声
3Fコンコースに設置された4K液晶ディスプレイの鮮明で緻密な映像は、駅ご利用の旅客及び広告主から好評を得ています。また、2階コンコースでは中央改札から連絡通路、連絡橋まで連続したディスプレイの設置で、必ず旅客の目にとまることから、訴求力に富んだ広告媒体として評価されています。
梅田駅旅客のうち約9割が、3階改札と2階中央改札をご利用していることから、駅ご利用の多数のお客様へアプローチできるデジタルサイネージを設置できました。最初の導入からおよそ3年が経過して『阪急デジタルサイネージ』の媒体効果が高まっており、今後はさらに実績を重ね、一層魅力的な広告媒体にしていきたいと思います。(阪急電鉄株式会社 上永直人 様)
主な納入機器 ソリューション
- 84V型4K液晶ディスプレイ TH-84LQ70J ×24台(+予備1台)
- 70V型液晶ディスプレイ TH-70LF50J ×26台(+予備1台)