極楽映像社様
撮影現場は「漆黒の闇」VARICAM LTの真価を発揮
富士サファリパーク(運営:小泉アフリカ・ライオン・サファリ)のテレビCM『2016ナイト サファリ篇』は、撮影にVARICAM LTを活用した。同CMは、暗闇のサファリゾーンにおいてナイトスコープを使って動物たちを探し、明るい日中とは異なる姿を観察できる富士サファリパークのイベント“ナイトサファリ”をリアルかつストレートに伝える内容で、4K収録・赤外線撮影のできるVARICAM LTをメイン機材に採用。動物に赤外線を照射して4Kおよびハイスピード撮影を行うことで、夜間における実際の生態を臨場感溢れる表現で収録することに成功している。企画制作は大広+21インコーポレーション、撮影・技術協力は極楽映像社がそれぞれ担当した。
着脱可能なIRカットフィルターを採用
赤外線の利用によって暗闇でも4K収録できる
“ナイトサファリ”は、他のサファリパークや動物園にはない富士サファリパーク独自のイベントで、ナイトスコープを使用し、暗闇の中で動物の生態を観察できるものとして、多くの人気を博している。
テレビCM『2016ナイトサファリ篇』は、高感度カメラで“夜間っぽく”見せる撮影方法も選択肢としてある中、同イベントならではの“体験”やワクワク感”を伝えることを目的に、あたかもナイトスコープ越しに見たような“主観映像”によるアプローチで制作した。
撮影監督を務めた極楽映像社の野澤啓氏は、「ナイトスコープの画は、まさにナイトスコープの画でしかないため、擬似的に見せるのは難しいと思いましたが、挑戦するからには徹底的に追求して実現させよう、と。いろいろと模索する中で、VARICAM LTで赤外線撮影ができることを知りました」と話す。
VARICAM LTは着脱可能なIRカットフィルターを採用し、赤外線を利用することで暗闇でも4K映像を撮影することができる。「MOSセンサーに入る可視光線を制限するフィルターを外すことで、人の眼には見えない領域を可視化する、という従来のカメラには無かった発想だと思います」と野澤氏は評価する。
VARICAM LTは、ENGスタイルとしても、シネカメラとしても使える
赤外線撮影を駆使した「新しい映像表現」の広がりに期待
テレビCM『2016ナイトサファリ篇』の撮影は4K/30p、V-Logガンマで行い、素材はAVC-Intra 4K 422でexpressP2カードに収録。また、狭い車内での撮影を考慮し、大口径のPLレンズではなく、VARICAM LTの標準であるEFマウントを選択するなど、コンパクトな機材構成とした。さらに、VARICAM 35から引き継ぐデュアルネイティブISO機能を活用し、ISO5000をベースに、ロングでは照明が届かない場合には増感して撮影した。なお、“主役”である動物たちの収録では、撮影車と赤外線照明車を用意。カメラ脇から赤外線ライトを照らして動物を探し、発見後は照明車から赤外線を照射したという。
野澤氏は「撮影現場は本当に“真っ暗闇”でした。事前にテストをしていたものの、どのように撮れるかは本番までわからず、“一発勝負”で臨みました。目視では何も見えない状態の中、まさに手探りの撮影となりましたが、そうした環境であるがゆえに、VARICAM LTの製品特性が引き出せたのではないかと考えています」とする。そして、「“普通に使える4Kカメラ”であるVARICAM 35の機能を継承しているVARICAM LTは、B4レンズを付けたENGスタイル、VARICAM 35と同じセンサーを採用したシネカメラとしても使えると思っています。小型・軽量であることから、重量制限のあるミニクレーンやMoVIなど小型カメラでしか行うことのできない撮影等では非常に使いやすい。また、赤外線撮影を駆使した“新しい映像表現”が広がることにも期待しています〉と野澤氏は語る。
「小泉アフリカ・ライオン・サファリ/富士サファリパーク/2016ナイトサファリ篇」
企画制作:大広+21インコーポレーション/撮影・技術協力:極楽映像社/シニアクリエイティブディレクター:黒澤仁/クリエイティブディレクター:青木昌三/アートディレクター:島田一晃/プロデューサー:高島康夫/プロダクションマネージャー:山本一樹、田中絵麻/演出・オフライン編集:菅井良典/撮影監督:野澤啓/2nd撮影:角直和/VE:小林謙一/照明:河原真一/オンライン編集:佐久眞誠/ポストプロダクション:サウンド・シティ
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