学校法人 福岡雙葉学園 福岡雙葉小学校様
学校法人 福岡雙葉学園様は、ニコラ・バレ神父様の思いを受け継ぐ幼きイエス会を母体に設立されました。「神に生かされている人間の神秘に気づくように」「イエス・キリストの似姿として成長していけるように」「地球社会の一員であることを自覚して生きることができるように」という3つの精神を柱に教育を行われています。
福岡雙葉小学校様では、2016年3月に新校舎が完成し、4月から新校舎での授業が始まりました。これを契機にICT教育にもさらに注力され、小学生にも使いやすいパネルレイアウトデザインが特徴の校内デジタル放送システム「AV調整卓システム for school」をご導入いただきました。
ご導入のきっかけ
福岡雙葉学園様では毎朝、校内放送で学校生活がスタートします。チャイムの合図に加えて読書タイムが設けられており、3分間音楽を流しながら背筋を伸ばす、立腰をします。その後、聖歌を歌って、聖句と主の祈りを唱えて一日を始めます。
また、昼休みには放送を活用して委員会活動のお知らせなどを行うほか、放課後の掃除の時間や下校時刻にも放送を活用しています。これらの放送は基本的に放送委員会や視聴覚委員会の児童が行うことから、わかりやすさ、操作性のよさが校内放送システム選定のポイントとなりました。
システムの概要・特長
今回導入された校内デジタル放送システム「AV調整卓システム for school」は、デジタル映像と音声を容易な操作で送出できる校内放送設備です。デジタル機器だけでなく、既存のアナログ機器も有効活用できるため、日々の校内放送で用いる豊富な入力ソースを用いた多様な放送を行うことができます。
操作はタッチパネル方式なので、児童だけでも容易に利用することができます。福岡雙葉学園様では放送委員会の児童が中心となって、自主的に日々の放送が行われています。また、放送は調整卓が設置されたスタジオからだけではなく、教室や多目的ホールからの二元中継も行えるため、目的に応じた多様な番組送出が可能となりました。
福岡雙葉学園様の新校舎の各教室には電子黒板が導入されており、スタジオから送出されるハイビジョン映像を視聴することができます。
また、電子黒板に天井カメラで先生の手許などを映すことができる図工室・図工生活室や、高輝度プロジェクターシステムを導入した多目的ホールなど、最新のICT教育設備が導入されています。
今回導入された、校内デジタル放送システム「AV調整卓システム for school」は、調整卓からの緊急放送をはじめ、非常放送設備や地震速報装置と連携した防災放送にも対応しています。
お客様の声
子どもたちの自主性がより一層高まりました。操作が簡単なプリセット機能もついており、大変便利だと感じています。朝は音声放送が基本ですが、月に1回〜2回、放送朝礼を行っており、集会のある時には二元中継も実施しています。お昼の放送も週に1回〜2回あります。そのほか、表彰式や発表会があった際にはビデオ放送も活用しています。ビデオ撮影は児童が行いますが、まだ編集作業まではしていないので、将来的には動画編集と放送もできるようになればと期待しています。児童たちには放送を通して、表現力を養ってもらいたいと考えています。聴く人の気持ちを考えながら伝えることの重要さも学んでほしいです。自分が話したいことを話すのではなく、聴く人を想像しながら話せるようになってもらいたいです。それにより、公共性について意識し、どのような表現が適切なのかを想像できる子どもに育ってほしいと思っています。