2020年ドバイ国際博覧会オーストラリア館様
課題
世界最大級の展示イベントにおいて、オーストラリアの多様性・創造性の精神や、そこから生まれるイノベーションの可能性を来場者に印象づける。
解決策
パナソニックの最新映像テクノロジーと、オーストラリアに古くから伝わる神話世界の融合により、トンネルやプラネタリウム、パノラマ・シアターなどを巧みに演出。
背景
Blue Sky Dreaming––大空をかけめぐる多様性と創造性の物語
「2020年ドバイ国際博覧会」(2021年10月1日〜2022年3月31日)のオーストラリア館は、「Blue Sky Dreaming」をテーマとした出展を行い、世界中から多くの来場者を集めました。とあるオーストラリア少女の「語り」にのせて、パナソニックのプロジェクターが次々と映し出す幻想的な映像により、パビリオン内のトンネルやプラネタリウム、パノラマ・シアターなどを巧みに演出。大空からインスパイアされてきた多様性・創造性の歴史を、最新のプロジェクション・マッピング技術で描き出し、オーストラリアが解き放つイノベーションの可能性を来場者に印象づけました。
トンネルの先に広がるプラネタリウムでは、1チップDLP®プロジェクター「PT-RCQ10B」のダイナミックな映像が天頂までをカバーし、オーストラリアに古くから伝わる神話の原風景と、現代の最新テクノロジーを融合。天穹をきらめく光のアートに、来場者も思わず見とれている様子でした。続くドームシアターでは、全体を隈なく覆う広大なパノラマ空間が出現し、360°の映像に包まれる神秘的な体験を提案。エリア上部には巨大なモノリスが取り付けられているため、超短焦点ズームレンズ「ET-DLE020」を用いることにより、天井周縁部からの近距離・大画面投影を実現しました。これらの展示を擁するオーストラリア館は、会期中のべ160万人もの来場があり、オーストラリアの歴史や魅力が世界中へと発信されました。
納入機器
- 1チップDLP®方式レーザープロジェクター PT-RCQ10B ×23台
- 1チップDLP®方式プロジェクター用 超短焦点ズームレンズ ET-DLE020 ×16台
- 1チップDLP®方式プロジェクター用 ズームレンズ ET-DLE150 ×6台
- 1チップDLP®方式プロジェクター用 ズームレンズ ET-DLE105 ×1台