2020年ドバイ国際博覧会ハンガリー館様
課題
実際に水を用いることなく、プロジェクションマッピングを通して「水の国」ハンガリーの文化や歴史を体感してもらう。
解決策
パナソニック製DLP®プロジェクターの映像をつなぎ合わせ、本物さながらの水中世界やデジタルアートを投影。通路では超短焦点レンズを活用することにより、来場者がじかに触れられるインタラクティブな演出も実現。
背景
Aqua Roots of Hungary––砂漠の中で「水の国」を表現する
中央ヨーロッパに位置し、国内各地に温泉を有するなど、古くから「水の国」として知られるハンガリー。2021年10月1日から2022年3月31日にかけて開催された「2020年ドバイ国際博覧会」では、水との共生から生まれた独自の文化や歴史を伝えるため、「Aqua Roots of Hungary」のテーマのもとに出展が行われました。そんなハンガリー館の演出には、多数のパナソニック製プロジェクターが採用され、実際に水を用いることなく、本物さながらの水中世界を表現。水とともにあるハンガリーの生活へと、100万人以上の来場者を誘いました。
今回のパビリオン演出では、床から天井までを投写映像で覆い尽くすことにより、エリア間の通路も展示スペースとして活用。1チップDLP®プロジェクター「PT-RZ990B」と、近距離から投写できる超短焦点レンズ「ET-DLE020」を組み合わせ、まるで水族館のなかを歩いているかのような情景や、触れると映像が動きだす近未来的な壁面パネルを投影しました。館内は他にも様々な工夫がみられますが、とりわけ多くの人々を魅了したのは、通路を抜けた先に突如として現れる巨大なドーム空間です。12台の3チップDLP®プロジェクター「PT-RZ21K」の映像をつなぎ合わせ、床から天頂までをカバーすることにより、壮大なプロジェクション・マッピングを実現。このエリアは来場者からの人気も高く、中央のボールピットに寝転がりながら、眼前いっぱいに広がる光景に没頭する様子がみられました。
納入機器
- 3チップDLP®方式レーザープロジェクター PT-RZ21K ×12台
- 1チップDLP®方式レーザープロジェクター PT-RZ990B ×17台
- 1チップDLP®方式プロジェクター用 超短焦点ズームレンズ ET-DLE020 ×16台
- 3チップDLP®方式プロジェクター用 ズームレンズ ET-D3LEW60
- 3チップDLP®方式プロジェクター用 ズームレンズ ET-D3LEW10