公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館様

映像・音響システム
東京都江戸東京博物館様がリニューアルにあたり映像・音響システムを一括導入。

東京都江戸東京博物館様は、江戸東京の歴史と文化をふりかえり、未来の都市と生活を考える場として平成5年(1993年)3月28日に開館されました。映像音響機器のリニューアルは5年毎に大・小実施されていましたが、今回はじめて5・6階常設展示室の大規模リニューアルを実施され、それに伴い館内の映像・音響システムもリプレイスされました。

写真:東京都江戸東京博物館の外観
東京都江戸東京博物館
写真:東京都江戸東京博物館様 常設展示場
東京都江戸東京博物館様 常設展示場

概要・特長

常設展示室5・6F

江戸東京博物館様のメインである常設展示室では、入口から入った正面の展示大型スクリーンに映し出す3チップDLPプロジェクターPT-DZ21Kにより、高輝度・高画質・高コントラストの迫力ある映像を実現しています。さらにその他の展示にともなう映像・音響設備も一新されました。
また、音声ガイドシステムも導入され、常設展示会場内で展示ガイドが視聴できるシステムとなっています。初期導入では日本語・英語・中国語・韓国語の4カ国語のコンテンツ対応ができ、10ヶ国語まで拡張が可能。赤外線、ICタグ、手入力の3方式対応ができ、様々な展示にあわせたガイドが可能となっています。

写真:常設展示場のスクリーン
常設展示場のスクリーン。
写真:3チップDLPプロジェクターPT-DZ21K
3チップDLPプロジェクターPT-DZ21K
写真:案内所のディスプレイ
案内所のディスプレイ。
写真:常設展示のプロジェクタを一新
常設展示のプロジェクタを一新。
写真:4ヶ国語対応の音声ガイド
4ヶ国語対応の音声ガイド。
写真:音声ガイドをタッチするとさらに詳しい情報を入手できる
音声ガイドをタッチするとさらに詳しい情報を入手できる。

映像ホール1F

来場者向けに映像作品の上映を行なうほか、団体向けのガイダンスや講義等にも用いられる多目的ホール。改修前は3面のスクリーンを使用していましたが、改修後は200インチの大型スクリーンに、高精細WUXGA・高輝度20,000lmのDLPプロジェクターPT-DZ21Kで迫力のある映像を提供しています。 音響設備(デジタルマルチスイッチャー、ミキサー、ワイヤレスマイク、チューナー等)も一式導入されました。

大ホール1F

大ホールは貸出施設として多目的な運用に対応できるシステムに改修されました。改修のポイントはデジタルミキサー、デジタルプロセッサの採用により、高品質な音空間を提供。タブレットの活用により客室内からの音響調整も可能としています。映像は高輝度8,500lm、高画質フルHDのプロジェクターによる迫力ある映像を映し出しています。

写真:映像ホール
映像ホール
写真:映像ホールプロジェクター
映像ホールプロジェクター
写真:映像ホールコントロール卓
映像ホールコントロール卓
写真:大ホール
大ホール
写真:大ホールプロジェクター
大ホールプロジェクター
写真:大ホール音響調整室
大ホール音響調整室

学習室1・2 1F

会議や催事、講習会などに使用される学習室1・2は、規模により統合して1室で使用することも可能としています。6,000lmのDLPプロジェクターが設置され、120インチの電動昇降スクリーンに映像を映し出します。

映像ライブラリ7F

7F図書館には、来館者が自由に1,000タイトル以上の館蔵映像及び音源を視聴する事ができる端末14台が専用視聴卓に配備されました。ワイド画面のタッチパネルを使用したユーザーインターフェースで日本語と英語に対応しています。

写真:1部屋または2部屋に区切って使用できる学習室
1部屋または2部屋に区切って使用できる学習室。
写真:学習室
学習室
写真:学習室プロジェクター
学習室プロジェクター
写真:映像ライブラリ
映像ライブラリ
写真:映像ライブラリ
映像ライブラリ
写真:ワイド画面のタッチパネルを使用
ワイド画面のタッチパネルを使用。

館内案内システム

受信した放送と自主制作の案内映像などを館内の端末(テレビ、プロジェクター、ディスプレイなど)に配信するシステム。緊急時には災害情報などをテロップ表示で端末へ一斉配信します。端末は1Fの総合受付や休憩コーナー、チケット売り場、エレベーターホールからエレベータ内、展示大型スクリーンや各ホールなど様々な場所に設置・配信されています。端末の制御と映像配信はAVセンターで一括管理をします。

AVセンターシステム

AVセンターシステムは、博物館の映像音声コンテンツを製作、運用、管理する事ができる総合システム。放送業界標準のAVIDノンリニアシステムで大型表示も耐える高画質を確保。映像デジタルデータの保存には長期保存(20年以上)可能なLTOアーカイブシステムを採用しました。

写真:7F映像ライブラリ前
7F映像ライブラリ前
写真:7F図書館内
7F図書館内
写真:1Fホール前
1Fホール前
写真:1Fイベント会場前
1Fイベント会場前
写真:ノンリニア編集機
ノンリニア編集機
写真:LTOアーカイブシステム
LTOアーカイブシステム

お客様の声

江戸東京博物館は5年周期で映像音響機器のリニューアルをしていますが、今回は全面的なリニューアルとなりました。常設展示場の大きなスクリーンの映像が、今まで暗かったのですが、今回プロジェクターを新しい3チップDLPプロジェクターPT-DZ21Kにしてかなり明るくなりました。今後も展示と連動した映像を企画していきたいと思います。またデジタルサイネージも東京オリンピック・パラリンピックを見据えての外国語対応や来館者として多いお年寄りにもわかり易いサイネージを目指していきたいと考えています。

写真:東京都江戸東京博物館 沓沢様
東京都江戸東京博物館 沓沢様

主な納入機器 ソリューション

  • DLPプロジェクター PT−DZ21K×3台
  • DLPプロジェクター PT−DZ680×1台
  • DLPプロジェクター PT−DX810LK×1台
  • DLPプロジェクター PT−DZ870K×1台

    詳細はこちら

  • DLPプロジェクター PT−DW740K×1台
  • DLPプロジェクター PT−DW640S×2台
  • OFDM変調器 AF−BB100−MJA×16台
  • セットトップボックス(STB) TZ−LS300PA×29台
  • NMコントローラ AF−NMTB0111×25台
  • NMコントローラ AF−NMCT32R×1台
  • NM管理サーバー AF−NMSV31−M30
  • 50型液晶ディスプレイ TH−50LFE7J×12台
  • 55型液晶デイスプレイ TH−55LF60J×6台
  • 70型液晶ディスプレイ TH-70LF50J×3台
  • 50型4K液晶テレビ TH−50AX800×1台
  • 18.5型LCDモニター BT−LH1850×2台
  • スペースプレーヤー NTN91000B×2台
  • 音声ガイド端末×200台
  • ノンリニア編集機×2式
  • LTOアーカイブシステム×1式
  • P2ハンドヘルドカメラ AG−HPX255×1台