株式会社大丸松坂屋百貨店 大丸東京店様
概要と特長
JR東京駅直結の百貨店 大丸東京店様は2007年の第1期オープン、そして2012年の第2期グランドオープンを経て、東京駅八重洲口の超高層ツインタワー「グラントウキョウノースタワー」の地下1階から地上13階に46,000 m²の売場を持つ大型百貨店です。特に地下食品フロアは規模の大きさやショップの多さから「日本一のデパ地下」といわれています。
大丸東京店様ではこの度全館監視カメラシステムのリプレースに際し、i-PRO SmartHD全方位ネットワークカメラを始めとする新たなネットワーク監視カメラシステムを導入され、画質の向上と、死角をなくしながらカメラ台数の削減も同時に実現されました。
大丸東京店様では全館監視システムのリプレースを検討するにあたり、
・画質の向上
・導入費用を抑えたい(カメラ台数の削減等)
をご要望されていました。併せて、
・死角を減らしたい
というご希望もありました。
そこで、既設カメラを、超広角魚眼レンズを搭載し360°全方位を監視することができるi-PRO SmartHD全方位ネットワークカメラ WV-SFN480へとリプレースすることで、カメラ台数を既設分から約100台削減し、なおかつ店内の広範囲をカバーすることができるようになりました。
百貨店は通路が広いので、従来のカメラでは十字路の監視に死角が発生する場合が高いのですが、全方位ネットワークカメラでは1台のカメラで通路を含む周囲の状況も広範囲にわたってモニターすることができるようになりました。
防災センターではライブ映像をモニタリングしながら一括監視しています。映像は24時間録画され、複数台のネットワークディスクレコーダーWJ-NX400Kに記録、1ヶ月に渡って保存されます。
お客様の声
株式会社JFRサービス
施設事業部
施設管理担当 大丸東京店
柏田朋宏 様
今回のリプレースに際し、旧システムで死角になっていた部分を「もう少ししっかりと写したい」という希望がありました。そこで今あるカメラを利用しながらも、新たに追加するところは追加してしっかり写るようにしていこうという考えもありましたが、既存システムでは限界があり、ご提案していただいていた今回のi-PRO SmartHD全方位ネットワークカメラが真っ先に候補に上がったわけです。
導入に際してはパナソニックのショウルームにデモを見に行っただけでなく、実際に夜間の店内に設置してデモ映像を撮影して検証もしました。その映像を見て、死角がなく、これくらい綺麗なものだったら活用できることがわかり導入を決定しました。結果として、死角がほぼ無くなりました。以前は3割から4割くらいしか写っていなかったのですが、カメラの総数が約100台も削減できたにもかかわらず、圧倒的に死角が減りました。通常のカメラで死角を減らそうとしたら、かなりカメラの台数を増やす必要がありますので助かりました。カメラの台数が少なければ、導入時のコスト削減だけでなく、それだけメンテナンスや導入後のランニングコストの削減にもつながります。
またi-PRO SmartHDネットワークカメラはどれも高画質ですので、例えばお客さまがエスカレーターで倒れられた際に、どういう状況で倒れられたかというのがしっかりとわかります。監視映像で事故の原因を追求できるというのが施設を管理する者としてはとても重要です。
システム構成図
主な納入機器 ソリューション
カメラ(i-PRO SmartHD) × 総計231台
- WV-SFN480 ×198台
- WV-SFN631L ×10台
- WV-SFN130 ×17台 ほか
レコーダー(i-PRO EXTREME) × 5セット
- WJ-NX400K×1台 + WJ-HXE400 ×2台(HDD:512TB RAID5運用で、1カ月間記録)
その他
- WV-ASM300