高知市教育委員会様 高知市立神田小学校
導入の経緯
電子黒板を活用した小学校教育を研究・実践
高知市教育委員会様は、市内の小学校41校、中学校19校に加え、養護学校、商業高等学校、幼稚園などを管理する行政組織です。また、教育研究所を設置され、ICT教育の研究にも注力されています。
今回、ICTシステムの電子黒板として当社製65V型マルチタッチスクリーンディスプレイを導入いただき、その一環として市立神田小学校様に設置いただきました。
神田小学校様は高知市のICT教育研究指定校であるとともに、パナソニック教育財団の第40回一般研究助成校として「すべての子どもに学ぶ喜びを」をテーマとして、ICTシステムを活用した小学校教育の研究、実践に取り組まれています。
パソコンレスで使える周辺機器を組み合わせ、簡単に操作できるICTシステムを構築
高精細の液晶ディスプレイに赤外線遮断方式のタッチパネルを搭載したLFB70Jシリーズは、
- 電源ONですぐに使える内蔵ホワイトボード機能を採用
- パソコンを使用せずに、タブレット端末や対応ビデオカメラなどとのワイヤレス接続が可能
- 本体前面に堅牢な保護ガラスを採用し、万が一、子どもがぶつかっても壊れにくい安全性を確保
といった特長が高く評価されています。
さらに、
- 直感的な簡単操作で手軽に撮影して、ディスプレイに拡大表示できる文教用デジタルハイビジョンビデオカメラ「ぼうけんくん」
- 教材BDやDVDを再生するBD/DVDレコーダー「ディーガ」
といった機器を組み合わせたICTシステムを85セット採用いただき、うち3セットが神田小学校様に導入されました。
授業での使用例
ビデオカメラの映像を電子黒板に表示し、わかりやすくクラス全員で意見を共有できる授業を実現
小学6年生の授業では「算数卒業旅行」と題して、幾何学・数学的な不思議に迫る内容で、電子黒板と「ぼうけんくん」(ビデオカメラ)を活用しています。例えば、さまざまな錯視図形を大画面ディスプレイに表示して、視覚的な錯覚の不思議さをクラス全員で体感。図形を貼り付けたPPTをパソコンに保存し、スライドショーで表示します。
広視野角ディスプレイのため、教室の端の座席からも鮮明な映像を見ることができ、クラスの一人ひとりが授業への興味を高めています。
また、先生が黒板に問題を板書し、児童が問題を解いていく授業では、面白いアイデアや優れた視点などが書かれた児童のノートを「ぼうけんくん」を使って撮影して、電子黒板に拡大表示。クラス全員に見せてアイデアを共有するとともに、さらに考えを深めていく授業を行っています。
電子黒板に表示したノートの映像には、画面上に問題解決のポイントやヒントなどを書き加えることも可能です。
電子黒板と「ぼうけんくん」の組み合わせは、操作が簡単で児童でも扱えるので、グループ学習時の発表などでも積極的に活用されています。
システム構成図
主な納入機器 ソリューション
- 電子黒板 65V型マルチタッチスクリーンディスプレイ
- ぼうけんくん