長野朝日放送株式会社様

情報カメラシステム
高画質の映像をIPネットワークで伝送。

長野朝日放送株式会社様は、長野県内各地に情報カメラを設置し、ニュースや情報番組でのLIVE使用や、災害時に備えた常時収録素材として活用されています。これまではSD画質の情報カメラを使用されていましたが、従来より低価格で高画質な映像を撮影できる情報カメラの導入を検討、2017年2月からこれまでに、4KインテグレーテッドカメラAW-UE70Kを4台採用されました。AW-UE70KのIP出力機能を活用し、県内各地で撮影された映像を公衆ネットワーク回線で伝送するシステムを構築。長野県内各地の情報カメラのすべての映像を本社に伝送することが可能になりました。さらにカメラ制御はIP接続が可能なリモートカメラコントローラーAW-RP120Gを採用。IPネットワークを活用したシンプルなシステム構成で、効率的な高画質映像の撮影を実現しています。

写真:局舎の制作サブなどに設置されたリモートカメラコントローラーAW-RP120Gでカメラ制御が可能
局舎の制作サブなどに設置されたリモートカメラコントローラーAW-RP120Gでカメラ制御が可能。
写真:リモートカメラコントローラーAW-RP120Gとカメラ映像を表示するモニター
リモートカメラコントローラーAW-RP120Gとカメラ映像を表示するモニター。
写真:制作サブのモニターに映し出された諏訪拠点の情報カメラ映像
制作サブのモニターに映し出された諏訪拠点の情報カメラ映像。
写真:諏訪支局があるビルの屋上に設置されたカメラは諏訪湖を間近に眺望
諏訪支局があるビルの屋上に設置されたカメラは諏訪湖を間近に眺望。
写真:長野朝日放送株式会社様
長野朝日放送株式会社様

お客様の声

長野朝日放送株式会社
技術局 技術部主任
久保慎太郎 様

自社制作番組の制作力強化の一環として、2016年頃からそれまでSD画質だった情報カメラのHD化と、新たな場所への情報カメラの検討をするため、複数社の情報カメラのデモを行いました。社内でAW-UE70Kのデモを行った際、そのクリアで高画質な映像には驚きました。他社製品に比べ、動きの速いカメラワークでも映像はなめらかで、社内でも高い評価を得ました。また、パナソニックさんは屋外ハウジングの実績も多数あることからAW-UE70Kを使用した情報カメラの導入を決定しました。現在は諏訪、軽井沢、美ヶ原、飯田の4拠点に設置し、HD画質で運用しています。実際に運用を開始してからも、このカメラの性能の高さを実感しています。そのひとつ目は、優れたズーム性能です。標高約2,000mに位置し、長野県のほぼ中央にある美ヶ原送信所に設置したカメラは、県内各方面さまざま見渡すことができますが、約20km離れたサッカー競技場の様子や、遠くは北アルプスの槍ヶ岳まで、鮮明に撮影することが可能です。このカメラは、美ヶ原がまだ雪と寒さで厳しい環境にある今年3月に設置しましたが、設置から現在まで全く問題なく動作しており優れた耐久性能に非常に驚いています。二つ目は夜間撮影にも適していることです。諏訪支局があるビル屋上に設置したカメラは、今年8月に行われた諏訪湖の花火大会を臨場感あふれる映像で撮影できました。この高いカメラ性能は、映像をそのまま中継として使うことができるなど、番組内の演出の幅を広げることにもつながりました。一方、カメラ制御を行うリモートカメラコントローラーAW-RP120Gはニュースサブ、制作サブ、報道編集フロア、マスター室に設置しています。各地のカメラと常時IP接続されていることで、いずれの場所からも即時リモコン操作ができ、円滑な番組づくりに貢献しています。また、操作面もボタンひとつでのカメラ切り替えや、あらかじめカメラごとに画角や色調整設定を登録できるプリセット機能など多彩で、使いやすいと好評です。優れたコストパフォーマンスに加えて、ネットワーク環境さえあれば場所を選ばず、シンプルな構成で導入できることから、今後も長野県内のさまざまな場所に設置できればと考えています。この情報カメラで撮影した豊富な映像ソースを生かして、より質の高い番組づくりができることを確信しています。

写真:長野朝日放送株式会社 技術局 技術部主任 久保慎太郎 様
長野朝日放送株式会社
技術局 技術部主任
久保慎太郎 様

システム構成図

システム構成図

主な納入機器 ソリューション

  • 4Kインテグレーテッドカメラ AW-UE70K×4台
  • 屋外ドームハウジング 特注×4式
  • リモートカメラコントローラー AW-RP120G×4台