株式会社東急レクリエーション 109シネマズ二子玉川様
株式会社東急レクリエーション 109シネマズ二子玉川様
- 所在地:東京都世田谷区
- システム設計:
株式会社東急レクリエーション
一般財団法人プロジェクションマッピング協会
株式会社ジーベックス
株式会社三平商会
株式会社サンライズ社
パナソニックシステムネットワークス株式会社
システムソリューションズジャパンカンパニー
多摩川に臨み、東京にあって豊かな自然が残る二子玉川。
二子玉川では1982年から「人と情報が集まる街づくり」に向けた再開発が続いています。
全国で18番目となる、東急レクリエーション様のシネマコンプレックスでも新たな取り組みが始まりました。
映画館の中ほどにあるロビーでは、常設型のプロジェクションマッピングが導入されており、毎時00分・30分に「時を告げるプロジェクションマッピング」を上映。
映画を待つお客様だけでなく、街歩きの人々にも記憶に残る空間を演出しています。
株式会社東急レクリエーション
映像事業部 劇場運営部 宣伝課長 鈴木雅晶様
映画が始まるまでの待ち時間にお客様に喜んで頂けるものをずっと探していました。結果的にお客様にたいへん喜んで頂き、私どもも非常に喜んでいます。またこのプロジェクションマッピングは、映画を見に来るだけではなくそれだけを見に来るお客様もいます。誰でも入って見る事ができるオリジナリティ溢れるプロジェクションマッピングが109シネマズ二子玉川の賑わい演出にも役立っていると考えます。
新しい街「二子玉川ライズ」に、新しいコンセプトのシネマコンプレックス
2011年に第1期が竣工したショッピングセンター「二子玉川ライズ」が、2015年に完成。その一角に、東急レクリエーション様の全国で18番目となるシネマコンプレックス「109シネマズ二子玉川」が誕生しました。
先端の技術を使いながらもラグジュアリー感のある空間、意識的にも無意識的にも心地いいビジュアル
プロジェクターを設置している場所は、来場者導線の中腹にありひとつ上のフロアーにあるIMAXデジタルシアター専用ラウンジ「サファイア」への入り口にもなっています。そこへ上がる階段の面積を大きくし「ギャザリングスペース」(待機所)を設け、ロビーから続く広々とした空間を創造。注視効果の狙った造作物を設置し斬新な映像を投影する事でエンターテイメント性の富んだ内容となっています。
「映画を観にいらっしゃるお客様に対してさらに楽しんで頂ける事ができないかと考え、ゆったりとした空間を持つことにしました」と鈴木課長様。当初の計画では、樹木を配置するなどの案がありましたが、プロジェクションマッピングの演出は、エンターテイメント性の高い技術。お客様に新たな楽しみを体感頂けると考え導入を決定しました。
明るさ、画質やメンテナンスを考え、レーザープロジェクターにご決定
プロジェクターの機種選定にあたり、最初に考えたのは明るさでした。「マッピングを上映する間は照明を落としますが、場所が階段ですから足元が暗くなっては困る」、そこで映像の反射光で足元が見えるよう配慮したいが、それには十分な明るさが必要でした。株式会社サンライズ様からいくつかご提案があり、決定したのがパナソニックのレーザープロジェクターPT-RZ670Jでした。3箇所に2台スタックし、1箇所13,000lmという高輝度で投写することで明るさを確保。「明るいのに発色がきれい、『白』の抜けがいいと思う」と映像のクオリティを評価いただきました。当初は1時間に1回上映の予定でしたが、好評につき今は30分に1回。1日に13時間運用していますが、ランプはもとよりフィルターも不要、約20,000時間運用できる耐久性も高く評価をいただきました。
オリジナルのマッピング映像に加え、映画の特別映像を投写
上映するマッピング映像は多彩なアーチストによる5本のオリジナルコンテンツがベースです。加えて映画会社から、予告編ではない「特別映像」の提供も受け、映し出しています。さらにギャザリングスペースで映画撮影時に使用した衣装を展示するなどお客様の満足度を上げる仕掛けを多々考案。「同じ映画を見るなら『109シネマズ二子玉川』に、と映画館を決める際のアドバンテージになればと思います」と鈴木様は言われます。
今回ご採用いただいた機種
- 1チップDLP®方式プロジェクター PT-RZ670J ×6台