パナソニックのエバンジェリスト一力知一が、グローバルトップ製造業が集まる中部地域で開催される、第4回名古屋ロボデックス ロボット開発・活用展で併設で開催されたセミナーに登壇(10月29日)インダスリアルエンジニアリング(以下、IE)とDXによる現場と経営がつながるデータ駆動による業務プロセス変革を訴求しました。
自働化、システム導入の経営効果を出すための、標準化、業務プロセス変革アプローチ
製造業においてさらなる成長や競争力強化にいて不可欠なDXであるが、多くの企業においてDXは未着手もしくは経営効果を出す形で実装されていないという状況がモノづくり白書においても表面化し、それが現実であると実感している。自働化においても同様である。
業務プロセス変革なく行われるDXや自働化は競争力になかなかつながらない。
業務プロセス変革に必要不可欠な業務プロセスの標準化の一つの手法であるパナソニックが掲げるIE×DXについて講演。
このIE×DXで実現する現場と経営がつながるデータ駆動による業務プロセス変革は、世界最大のサプライチェーン・ソフトウェア専門企業BlueYonder(ブルーヨンダー)とともに取り組むサプライチェーン変革とも密接につながるコンセプトである。
IE×DXの導入における業務プロセス変革アプローチはIEを活用し、現場の課題から経営インパクトであるボトルネックを抽出し、先進的なセンシング技術やAIによる課題を定量的に科学的に抽出し、解決するアプローチによって、経営効果をだしていく。
キーワードは、IEとデジタルで可視化、標準化、最適化のサイクルを回し続けることである。
最適化というと最終ゴールに聞こえるが、そうではなく、最適化が実現された瞬間に、環境変化、時間変化に伴い、最適化は最適ではなくなる。
つまり、このサイクルを回し続けることが重要であり、このサイクルを回すことをアシストするのがAIやシステムである。
そしてこのサイクルが何周もまわり、業務プロセス変革がなされたのちに自働化というプロセスに進み、さらなる経営効果の創出につなげていく。