ET-ELU20発売のお知らせ
超短焦点レンズが液晶モデル向けに登場
レンズタイプ | 超短焦点ズームレンズ |
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品番 | ET-ELU20 |
対応プロジェクター | PT-MZ880J/PT-MZ780J/PT-MZ680J |
対応方式(用途) |
フロント天つり/フロント床置き/リア天つり/リア床置き |
スローレシオ (WUXGA) |
0.330–0.353:1 |
レンズシフト範囲* (電動) |
上下: +50 % ~ -50 % |
外形寸法 | 横幅 170 mm x 高さ 170 mm x 奥行 449 mm |
質量 | 約4.0 kg |
本体希望小売価格 | オープン価格 |
発売月 | 2021年10月 |
* 解像度:WUXGA で天つり設置をした場合の値です。床置き設置の場合は、上側と右側が正の値となり、下側と左側が負の値となります。
パナソニック株式会社は、液晶プロジェクター対応の超短焦点ズームレンズET-ELU20を、2021年10月に発売いたします。
今回、当社の液晶プロジェクターに向けて初めて投入される超短焦点ズームレンズET-ELU20は、PT-MZ880シリーズ(発売中)に対応し、1チップDLP®プロジェクター専用のET-DLE020と同じくゼロオフセット投写を実現。小さなスペースへの設置を可能にする0.330–0.353:1(WUXGA)のスローレシオにより、映像演出の幅がさらに広がるとともに、電動ズーム機能・レンズシフト機能の搭載で、より柔軟な設置・設営が可能です。また、オールガラス設計を採用することで高い信頼性を備えます。
開発の背景
ミュージアムなどの集客施設では、来場者がその場にいるような臨場感ある映像体験を届けるため、省スペース空間を有効活用した新しい演出や、映像を間近で体験しても視聴者の影が映り込みにくい空間づくりが求められています。しかし、プロジェクターの設置場所によっては、天井とスクリーンの隙間(オフセット領域)をなくすため、本体を天井に埋め込む追加工事が必要であったり、調整上の技術・コスト負担が大きかったりと、施工可能な環境は限られていました。2019年10月、当社の1チップDLP®モデルに向けて発売された超短焦点ズームレンズET-DLE020は、独自のゼロオフセット設計とクラス世界初*のズーム機能によって、省スペース設置の新たな可能性を切り拓いてまいりました。このたび発売されるET-ELU20は、こうしたコンセプトを継承し、ゼロオフセット設計はもちろん、電動ズーム機能・レンズシフト機能により、液晶プロジェクターの演出の幅をさらに広げてまいります。
* 2019年2月時点。スローレシオ0.4:1以下において。当社調べ。
主な特長
1. ゼロオフセットで実現する壁面いっぱいの近距離投写
2. 柔軟設計により演出の幅がさらに拡大
3. 長期間安心してお使いいただける耐久性
1. ゼロオフセットで実現する壁面いっぱいの近距離投写
わずか0.330–0.353:1(WUXGA)のスローレシオにより、200型のワイドスクリーン(16:10)を1.43 mの距離で投写できます。また、正面からの投写に対応したミラーレスデザインを採用することで、天井・スクリーン間の隙間(オフセット領域)をなくし、壁面全体に及ぶ映像演出をきわめて省スペースにて実現します。本体からストレートに伸びるレンズ設計は、天井設置工事の容易化やコスト削減に貢献するだけでなく、スクリーンの中心に設置できるためリア用途にも最適です。
* 使用するスクリーンによっては、ムラなどが発生する場合があります。
2. 柔軟設計により演出の幅がさらに拡大
省スペース設置に固定焦点レンズを用いる場合、プロジェクター取り付け時に厳密な位置合わせが要求され、前後位置がわずかにずれるだけで、本体を再度取り付け直さなければならない場合があります。ET-ELU20は、超短焦点ながら電動ズーム機能を搭載しており、プロジェクター取り付け後も柔軟な追い込み調整が可能です。同じく電動のレンズシフト機能は、上下: +50 % ~ -50 %、左右: +24 % ~ -24 %を実現。きわめて広範囲に調整いただけ、これまで不可能だった環境への設置を可能にします。
3. 長期間安心してお使いいただける耐久性
オールガラス設計を採用することで、熱・キズに強い耐久性を確保。これに加え、将来的なプロジェクターの高輝度化・高解像度化にも対応し、当社製液晶プロジェクターのレンズ資産として、将来さまざまな演出に活用いただけます。