Connect Talent Community Hubパナソニック コネクトと接点を
持つ方々とのコミュニティ
スキルを掛け合わせてオンリーワンに。「苦手」を「得意」に変えて広がったキャリア
新たなステージで活躍している「パナソニック コネクト卒業生」をゲストに迎え、それぞれのキャリア観を紐解いていく「コネクトタレントコミュニティラジオ」。第6回のゲストは、早川 貫之さんです。新卒でパナソニック コネクトに入社し、2024 年からは自動車メーカーで無線通信ユニットの開発に携わる早川さんの「キャリアの旅」を辿ります。
1分1秒を争う緊迫感。パナソニック コネクトで学んだ顧客視点の大切さ
――まずは、新卒で入社されたパナソニック コネクト時代のことを教えてください。入社を決めた理由は何だったのでしょうか。
――入社後はどのようなお仕事をされていたのでしょうか。
堅牢モバイル端末や決済端末などを扱う部署に配属になりました。堅牢モバイル端末とは、運送会社や警察署など、過酷な現場で使用される法人向けのスマートフォンやタブレットのことです。私は、その無線機能のハードウェア開発を担当していました。スマートフォンのデータを無線信号に変換して送るための回路設計やアンテナ開発が主な業務です。
――他にも、パナソニック コネクト時代の印象に残っているエピソードはありますか?
決済端末の開発を担当していた時に、市場トラブルが起きたことがありました。決済端末は全国の店舗に導入されているため、営業担当者だけでは足りず、技術メンバーも現地で対応することになったのです。私は、作業員の手配を行うコントロールセンターのような役割を担当したのですが、1分1秒を争う現場の緊迫感を鮮明に覚えています。
この経験を通じて、顧客視点の大切さを痛感しました。自分たちの作った製品を導入してくださっている店舗の方が、さらにその先にいるお客さまに謝罪している──そんな現実を目の当たりにして、BtoB製品の責任の重さと品質に対する理解が一段と深まりました。
インタビュアーのパナソニック コネクト 谷原さん(左) と早川さん(右)
キャリアを考える上でヒントになった二つの考え方。苦手だったことが自信に変わった
――キャリアを考えられるようになったきっかけは何だったのでしょうか。
大きく二つあります。一つは、CEOの樋口 泰行さんが発信していた「周囲と同じ土俵で比べなくていい」というDEIの考え方、もう一つは、(労働)組合の研修で聞いた「市場価値の上げ方」です。「1万人に1人の人材になるのは難しいが、100人に1人のスキルを2つ掛け合わせれば、1万人に1人の人材になれる」という考え方でした。
当時の私は「周囲の先輩と比べる」ことでしか自分を評価できず、その差を埋めるためにどうしようとかと悩んでいました。しかしこの二つの考えに出会ったことで、「先輩たちがカバーできていない領域で自分なりの役割を見つけることができれば、組織の一員として活躍できるのではないか」「周りの人が持っていない要素を掛け合わせることでオンリーワンになれるかもしれない」と希望が見え始めたのです。
――キャリアを考える上で、不安や悩みはありましたか?
周りの人が持っていない要素を掛け合わせるとはいえ、いろいろ手を出して失敗すれば、ただの器用貧乏になってしまうのではないかという不安はありましたね。そこで他の技術者が苦手な領域、たとえば「人前で話すこと」や「わかりやすいプレゼン」などを自分の得意分野にすれば組織として隙がなくなってよいのではと考え、技術者の中でも独自のポジションを確立できるよう日々試行錯誤していました。
「とりあえずやってみよう」。チャレンジすれば、自然と新しい道が見えてくる
――早川さんは現在、自動車メーカーに勤務されています。お仕事内容を教えてください。
車の無線通信ユニット開発のプロジェクトマネージャーを務めています。この無線通信ユニットには機能が二つあり、一つは事故を自動検知して緊急通報を行う機能。もう一つは、SDV(ソフトウェア・ディファインド・ビークル)という考え方に基づく機能です。スマートフォンのように無線でソフトウェアをダウンロードし、購入後も車の機能をアップデートするための通信です。車の開発は関係部署がとても多く、皆が無線の専門知識を持っているわけではありません。大規模かつ複雑な調整業務を行いながら全体をコントロールすることが私の役割です。
――パナソニック コネクトでの経験が活きていると感じる瞬間はありますか?
自分で手を動かして設計していた経験は、トラブル時の状況判断などの際に大きな武器になっています。また、技術をわかりやすく説明するスキルを身につけたことは、他部署との連携において、とても役立っています。
さらに、パナソニックの高い品質基準で仕事をしたことや、プレゼン、アンガーマネジメント、DEI、英語学習など、人間力を高めるための研修制度を積極的に活用したことが、今のスキルの土台になっています。
――最後に、リスナーの皆さんへメッセージをお願いします。
パナソニック コネクトは、チャレンジのきっかけが豊富にある会社です。「苦手だから」と決めつけるのではなく、「とりあえずやってみよう」という気持ちで、目の前のチャンスに飛び込んでみれば、自分では気づかなかった特技や可能性が見えてくるはずです。そうやってキャリアの幅を広げていくことで、自然と新しい道が見えてくると思います。
――チャレンジがチャンスを呼び、新しい道につながる。早川さんの歩んでこられたストーリーそのものですね。本日は、ありがとうございました。それでは、また次回お会いしましょう。
※記載内容は2025年12月時点のものです
工学部で学んでいたため漠然と「メーカーで設計や開発をしたい」と考えて就職活動を始めたところ、最初に内定をいただいたのが当時のパナソニック コネクトでした。スムーズに内定まで進んだのも運命かなと感じ、入社を決めました。