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【イベントレポート】Ch.Yasu特別編・パナソニック コネクト卒業生とキャリアを語る
CEOの樋口 泰行が、さまざまなゲストと仕事観やキャリアについて語り合うライブ配信番組「Ch.Yasu」。その特別編として、2025年3月21日に「アルムナイとつなぐ、つながる」と題したイベントを開催しました。多くのパナソニック コネクト卒業生や現社員(CONNECTer)が参加した当日の様子をお届けします。
つなぐ、つながる──卒業生・現社員・一般の方あわせて約140名がオンライン・オフラインで参加
ライブ配信のほか、会場では約40 名のパナソニック コネクト卒業生・現社員が参加
新たなステージで活躍している「パナソニック コネクト卒業生」をゲストに迎え、それぞれのキャリアを語り合うイベント「Ch.Yasu 特別編 アルムナイとつなぐ、つながる」。
パナソニック コネクトという同じDNA を持つ人たちが、ネットワーキングしながら学べる場となることをめざして実施している企画です。
これまで社内のライブ配信番組としてお届けしていましたが、今回は社外のパナソニック コネクト卒業生も対象にオフラインでも開催。ライブ視聴も含めておよそ140 名が参加しました。
ゲストに招いたのは、現在はスポーツ業界、コンサルティング業界、化粧品業界で活躍する3名のパナソニック コネクト卒業生。これまでとは異なる業界でキャリアを歩む3 名のキャリア観を聞いていきます。
ゲスト
2018年パナソニック コネクトに入社し、セキュリティシステムの販売促進・商品企画を経験。
子供の頃から憧れていたスポーツ業界でのキャリアを希望し、2023年にプロサッカーチームを運営する企業に転職。現在は営業としてチーム運営・パートナー企業との関係構築に従事。
2019年パナソニック コネクトに入社し、鉄道業界向けSE として、主にカメラシステムの開発を経験。
コンサル業界へのキャリアを希望し、2022年(現職の入社年)に日系大手コンサルファームに転職。現在はIT コンサル及びアジャイル開発促進・サポート等に従事。
2018年パナソニック コネクトに入社し、法務業務を経験。
新たな業界・領域での更なるスキルアップをめざし、2024年に日系大手化粧品メーカーに転職。現在もひきつづき法務業務に従事。
プレッシャーと闘いながらも、好きなことに関われる楽しさや充実感がある
――今回のゲストは、比較的最近までパナソニック コネクトで活躍していた3名です。まずは自己紹介をお願いします。

寺内さん
私は現在、大手総合コンサルファームでスクラムマスターとして勤務しています。2019年に、私も現在の現場ソリューションカンパニーに配属され、鉄道業界のSEとして仕事をしていました。

黄さん
私は2018年に入社して、法務の仕事をしていました。2023年末までパナソニック コネクトで働き、その後大手化粧品メーカーに転職しました。今も変わらず法務の仕事をしています。
――ありがとうございます。蔦さんは、どうしてスポーツ業界に転職されたんですか?

蔦さん
小学生の頃からサッカーをしていて、「スポーツに関わりたい」という想いをずっと持っていたんです。そんな中、いろいろなご縁があり、今の会社に転職しました。私は営業職なので、売上や利益をどう上げていくかというプレッシャーと闘いながら、現場でコツコツと仕事をしています。華やかなことばかりではありませんが、好きなことに関われる楽しさや充実感を日々味わっています。
――寺内さんはコンサル業界ですね。ITのコンサルティングが多いと思いますが、スクラムマスターというのはどのような仕事なのでしょうか。

寺内さん
アジャイル開発のフレームワークの一つである「スクラム」が機能するように動く役割です。たとえば、プロダクトオーナーがまとめるプロダクトバックログ(開発する製品の機能や改善点に優先順位をつけたリスト)の管理方法をアドバイスしたり、開発のボトルネックになっていることを見つけ出して解決したり、ありとあらゆることを支援します。
――黄さんはパナソニック コネクトにいた時と同じ法務の仕事ですが、違いはありますか?

黄さん
BtoBの会社からBtoCの会社での仕事になったことで、気をつけなければいけない部分が変わりました。法律や規制が異なるところが新しくておもしろいですし、勉強することが日々たくさんあります。
異なる文化に挑戦することで、自分の幅が広がり仕事のおもしろさも実感できる
――現在の職場は、パナソニック コネクトと雰囲気やカルチャーは異なりますか?

黄さん
じつは、少し似ています。というのも、日系の大手企業という共通点があるので、仕事の進め方や働く人の良さという部分は似ているんです。ただ、パナソニック コネクトの方が、少し陽気な人が多いです(笑)

寺内さん
私の場合は、お客さまから「人単位」でお金をいただく業界なので、いかに価値を発揮していくかという点でプロフェッショナル精神を求められますし、厳しさが増しました。

蔦さん
私も業界がまったく異なるので、180度変わりました。社員数もそれほど多くないため、営業職とはいえ試合やイベントなどがあれば現場で手伝いますし、何でもやります。
――違うカルチャーを経験することのメリットや、違うカルチャーに身をおいて自分の幅が広がった経験があれば教えてください。

蔦さん
現在の会社では、「スポーツを通して喜怒哀楽を届ける」というフィロソフィーがあります。喜びや楽しさだけではなく、怒りや哀しみも含めてスポーツだという考えなんです。そういったスポーツならではの文化を感じられることがおもしろいですし、フィロソフィーを社内に浸透させる施策をする上では、パナソニック コネクトでのカルチャー&マインド改革の経験が活きています。

黄さん
私は扱う法律やルールが変わったので、一から勉強し直すという意味で自分の幅が広がりました。また、即戦力である中途採用者として入社したことも自分にとって大きなポイントです。はじめから一人前として期待されるので、足りない知識を勉強する意識も高まりました。法律的な観点だけではなく、「経営視点で考えた時に、どういった選択をするべきかを自分ごととして考えられる」という企業法務のおもしろさもあらためて感じています。
――それは、複数の会社を経験したから見えたことかもしれませんね。次に、転職した際にどのくらいの未来を見据えていたのかを教えてください。20年、30年先の目標を見ていたのか、目の前のことを中心に考えたのかでいうと、どちらですか?

寺内さん
私は目の前のことを考えています。というのも、10年~20年先の未来では、世の中に求められるものや自分のやりたいことが変わっていると思うので。転職に関しても、その時の気持ちを大切に、勢いで決めた部分はあります(笑)
AIにはできないことに強みを見出して、唯一無二の存在をめざす
――将来的にはAIがもっと進化するかもしれません。その時に自分にどんな付加価値をつけるかを考えることはありますか?

黄さん
法務分野に関しては、一部はAIに置き換わると思いますが、全部を任せることはすぐにはできないと考えています。会社特有の事情やそれまでの歴史がある中で、AIが判断する答えが必ずしもその会社にとって正解であるとは限らないと考えています。経営の視点とリーガルマインドのコンビネーションを突き詰めていけば、唯一無二の存在になれると思っています。

蔦さん
スポーツの魅力は「現場で伝わる」こと。それは、AIには難しいと考えています。私は、サッカー以外のスポーツからも学びながら、スポーツビジネスのプロフェッショナルになりたいと考えています。
――スポーツ選手のキャリアも同じだと思うのですが、決断のタイミングは当事者でもわからない部分があります。パナソニック コネクトを退職する時は悩みましたか?

寺内さん
悩みました。在籍期間が2年ほどだったので、周りからの見え方も含めて不安はありましたね。ただ、SEとして要件定義には関わっていましたが、さらに上流の経営に関わる部分にも挑戦したいという想いがあり、今の業界に飛び込みました。

黄さん
私も迷いましたね。職業柄、常にリスクを考えてしまうので……。でもある日、「やってみるしかない」と思ったんです。パナソニック コネクトにはアルムナイ制度があるので、「戻ってこられるかもしれない」という気持ちが後押ししてくれたのだと思います。

蔦さん
私が転職したのは5年目で、ちょうど評価制度がジョブ型制度に変わるタイミングだったんです。昇格のチャンスもある中で、残るべきかどうか悩みました。一方で、スポーツ業界は間口が限られている世界なので、最後の決め手は「ご縁」でしたね。
パナソニック コネクトで築いた「基礎」を活かしてキャリアの可能性を広げる
――逆に、パナソニック コネクトの「ここが良かった」というところはありますか?

黄さん
体系的に仕事が構築されていて、個人のスキルの高さと組織の体制が両立していると思います。とくに経理や知財の領域は日本随一だということは外に出て感じました。
――最初に入る会社で社会人の基礎が作られるとよく言われますが、当時の経験が役に立っていると感じることはありますか?

黄さん
仕事が体系的で自分の業務に集中できるからこそ、契約書ひとつとっても締結までのステップを着実に学ぶことができました。そのおかげで、「どの会社に行っても大丈夫」と思える基礎を作ってもらったと思います。

寺内さん
私は振り返ってみるとパナソニックの"綱領・信条・7精神"は本質なのだと感じます。外に出てみると、「こういうことを言っていたのか」と気がつくことがあるんです。
――最後に、キャリアを意識しながら働くようになったことで、働き方や仕事への向き合い方での変化があれば教えてください。

蔦さん
目の前の仕事にしっかり取り組むことに加えて、この仕事を通してどんなスキルが身につくのかを考えるようになりました。

寺内さん
先ほども話した通り、私は長期的な目標を持ってキャリアを考えているわけではないのですが、今取り組んでいるものから一歩広げた領域で挑戦するなど、アクションを起こすようにしています。

黄さん
私は、チャレンジを恐れないようになりました。経験値を積極的に増やしていくためにも、経歴や社歴にとらわれずに挑戦することを意識するようになりました。
――ありがとうございます。今日は良いお話がたくさん聞けました。皆さんもぜひ、キャリアを考える上で参考にしてみてください。
イベント終了後は、懇親会で思い出話に花を咲かせる
トークセッション終了後は、会場に集まったメンバーで懇親会を開催。パナソニック コネクト時代の同期と思い出話をしたり、現社員と近況を語り合ったり、話は尽きない様子でした。
パナソニック コネクトでは、当社と接点を持った方と緩やかにつながり続ける「コネクト タレントコミュニティハブ」を設立しています。当社の最新情報やイベントなども配信していますので、ぜひ登録をお願いいたします。
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次回のイベントは2025年夏に開催予定です。皆さまに会えるのを楽しみにしています。
※記載内容は2025年3月時点のものです
蔦さん
私は2018年に現在の現場ソリューションカンパニーに配属され、セキュリティシステムの販売促進や販売管理、商品企画に関わっていました。