社員を知る

  • TOP
  • 社員を知る
  • 日本の製造業を再び世界へ。コンサルタントの経験を武器に、現場に根ざしたSCM改革を推進

日本の製造業を再び世界へ。
コンサルタントの経験を武器に、現場に根ざしたSCM改革を推進

システムエンジニアやコンサルタントの経験を経て、2020年にパナソニック コネクトに入社した戸倉 美果。2023年4月現在、PMOとして大きな業務改革に挑んでいます。コンサルティングファームから事業会社に転職した理由、事業会社で一から業務改革に取り組む魅力、その背景にある想いなどを語ります。

Profile

戸倉 美果

前職でのシステムエンジニア、コンサルタントの経験を経て、2020年よりMEBDのサプライチェーン改革プロジェクトにPMOとして参画し、業務改革とBlue Yonder導入を推進。並行して、2022年より全社でサプライチェーン改革を進めていく際の指針となるPlaybookの作成も行っている。

DXによるサプライチェーン改革の推進とサプライチェーンの高度化をめざして

戸倉が所属する部署のミッションは二つあります。第一に、パナソニック コネクト社内の事業に対し、DXよりサプライチェーン改革を推進すること。第二に、改革推進のための手引き書を整備し、サプライチェーンの全体最適化や高度化を追求することです。

その中で戸倉の担当は、映像・音響システムを通じて顧客に商材・サービスを幅広く提供するメディアエンターテインメント事業部におけるサプライチェーン業務改革プロジェクト推進と改革推進の手引き書の作成業務。

前者では、PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィサー)として30人以上のメンバーをまとめながら、 Blue Yonderソリューションの導入と業務プロセス改革を推進しています。

戸倉

「製品が販売されるまでのプロセスとして、まず販売会社が営業活動を通して先々の販売台数を予測して需要計画を立て、それに対して事業部で工場の在庫状況や材料調達に要する日数、生産能力などを見ながら供給計画を立てた上で、両計画のバランスが調整されます。

その後、その結果に基づいて、納期回答が行われるとともに、生産計画や調達計画が立てられ、実際に材料を調達して生産し、出荷、販売するという流れになっています。

ただ、現在はこれらのプロセスの大部分が勘と経験に頼った人間の手作業で行われており、担当者間の情報連携もExcelやメールを介して行われています。これを、Blue Yonderソリューションの導入によって自動化、デジタル化するしくみを構築することをめざしています。

社内の各チームやBlue Yonderのメンバー、社外のコンサル会社やシステムベンダーなどと随時コミュニケーションを取りながら、プロジェクトが円滑に進むよう全体のサポートを行うことが、PMOとしての私の役割です。

また、プロジェクトの進捗管理や品質の担保、人的リソースの調整のほか、各チームの課題を把握し、チーム間で連携しながら解決を図るといったことも行っています」

一方、手引き書の作成では、サプライチェーンの最適化や高度化を実現するにあたっての改革推進の考え方/進め方や各種施策を、戸倉が所属するIT・デジタル推進本部内でまとめ、パナソニックの他カンパニーでの改革推進時や、他社へのBlue Yonderソリューション導入時にも活用してもらえるよう、コンテンツの具体化、拡充を進めています。

戸倉

「これまでのプロジェクト経験や社外のコンサルティング会社から提供された事例を盛り込みながら、作成を進めているところです。これによって、効率的かつ社内の各事業横串で統一された方針での改革の実行をめざしています」

仕事を推進する上では親密なコミュニケーションが欠かせません。現場へのコミットが鍵だと戸倉は言います。

戸倉

「私は大阪の京橋で勤務していますが、改革を推進している事業部のオフィスがあるのは大阪の北門真。頻繁に事業部オフィスのある北門真に張りついて、事業部のメンバーと仕事に関する会話をしながら推進しています」

コンサルティングから事業会社へ。背景にあったのは、もっと現場に触れたいという想い

新卒で戸倉が入社したのはSIベンダー企業。システムエンジニアとしてキャリアをスタートさせたのち、退職後は語学留学を目的にドイツへ向かいました。

戸倉

「もともと、海外志向が強く、学生のころから留学に憧れがありました。以前ドイツを旅行した際に、留学したいと直感的に思っていました。英語を話せる日本人は比較的多いですが、話せる人が比較的少ないドイツ語を習得すれば、自分の市場価値があがるのではないかという考えもありました」

帰国後、戸倉はIT系のコンサルティング会社に入社。商社系の会社を主に担当しますが、製造業に携わりたいという気持ちをずっと抱えていたと言います。

戸倉

「ドイツで暮らしてみて、日本製品の品質の高さを改めて実感しました。それ以来、日本の製造業のすばらしさを世界に伝えていきたいと思うようになりました」

コンサルティング会社ではさまざまな商社系の会社の支援を担当していましたが、日々の仕事の中で現場に触れられる機会が少なく、現場の課題を直接ヒアリングできないことに疑問を感じていたという戸倉。

また、プロジェクトにアサインされるフェーズが限られており、プロジェクトの最初から最後まで腰を据えて支援することができないことへのもどかしさもあり、2回目の転職を決意します。

戸倉

「転職活動時の軸は、自分の目で現場を見て担当者から直接声を聞き、その課題を解決できる事業会社であるかどうか。前職、前々職では企業の業務改革やシステム導入を外から支援する立場だったので、事業の当事者になりたいと考えていました。

また、日本の製造業のすばらしさを海外に伝えたいという気持ちもあり、グローバルな生産・販売チャネルを持つ会社に絞りました」

中でも戸倉がパナソニック コネクトを選んだのは、日本の製造業ではまだ導入実績の少なかったシステム導入を行いながら、サプライチェーン改革に取り組んでいたからでした。

戸倉

他社よりも積極的に改革を進めている印象を受け、新しいことに果敢に挑戦する会社と感じられたことが決め手の一つになりました。

サプライチェーンのしくみをEnd to Endで理解できるし、未経験の仕事にも果敢に挑戦して新たなスキルを身につけていくことができるに違いないとワクワクしたのを覚えています。

また、入社後に直属の上司になる方との面接の雰囲気も良く、『こんな人と一緒に仕事がしたい』と思ったことも大きかったです」

業務改革は、お客様のため。現場に芽生えつつある変化

現在、戸倉が手掛けている業務改革は、実現すれば社内事業部の仕事内容をガラリと変えてしまうほど規模が大きなもの。そのため、変化に対する不安を抱く人が多く、改革に対する理解を得られず苦労することもあると言います。

戸倉

「できるだけ不安を解消できるよう、改革をしなければならない理由や改革の目的を丁寧に伝えることを心がけています。

日本のほかの製造業と同様、パナソニック コネクトでもサプライチェーンのデジタル化に注力しています。デジタル化に当たり、古いしくみから脱却できなければこれからの進化はありません。最終的には、『お客様のために改革を進めていく必要がある』ことをとくに強く訴えています」

改革の方向性にずれが生じそうになる場面もありますが、「お客様のため」と繰り返し現場に働きかけ、マインド改革をしていると言います。

戸倉

「もちろんすべてがうまいくわけではありませんが、『お客様のために進めるべきことだ』という気持ちが少しずつ浸透してきているのを感じています。今後はさらに現場を巻き込みながら、マインド変革を推進していきたいですね」

戸倉がそのために意識しているのは、できるだけ現場に赴き対面で接すること。一人ひとりが向き合っている仕事や不安を把握しながら、コミュニケーションの方法を工夫して信頼関係を築く努力をしてきました。またコミュニケーションにおいては、前職での経験もしっかりと活かせていると言います。

戸倉

「現場だけでなく、外部も含めていろいろな人たちを動かしていく上で、前職でコンサルタントとして培った経験が活かせています。また、プロジェクトの進め方を導入先に合わせて変える柔軟性も、さまざまなプロジェクトをこなした前職で身につけたスキルです」

より現場に触れたいという想いから転職した戸倉。実際に現場に触れる機会が増えた今、課題の本質を突き止める洞察力がより深まったと言います。一方、現場を知りすぎるがゆえに、現場に寄り添いすぎてしまいそうになることも。

戸倉

「現場の気持ちや考えは受け止めながらも、目的やゴールを見据え、『ここはこうするべきだ』という信念を持って進めていかなくてはなりません。そのバランスが大切だと学びました」

もっと知識やスキルを深め、日本の製造業を底上げしたい

2023年でキャリア入社して4年目となる戸倉。サプライチェーン改革にまつわる知識やスキルを深め、より信頼される存在になっていくことが今の目標です。

戸倉

「仕事とITの両面でサプライチェーンを支えるしくみを隅々まで理解し、他社での成功事例なども踏まえ、考えや技術などを積極的に取り入れながら、新しいサプライチェーン戦略を策定し、改革を実行できるようになることが目標です。

これまでなかなか手が届かなかった課題を解決し、サプライチェーンの先進企業となり新たなビジネスや価値の創出をめざす当社を牽引していけるような存在になれたらいいですね。

社内では、『あの人に任せておけば間違いない』と言われる人になりたいと思います。まずは今取り組んでいる改革を成功させ、パナソニック コネクトだけでなく、パナソニックグループ全体、そしていずれは日本の製造業全体にも手を広げ、日本の製造業を底上げしていきたいです

また、新たな挑戦ができるところ、そして人が良いところにパナソニック コネクトの魅力があると語る戸倉。次のように続けます。

戸倉

「入社時の面接のときにも感じたことでしたが、実際に入社してからも、社内の人の良さに対する印象は変わっていません。

部署や立場が違っても気軽に相談しやすい雰囲気がありますし、入社したばかりで右も左もわからないとき、何を聞いても周囲の人が嫌な顔ひとつせずに丁寧に教えてくれました。本当に仕事がやりやすいと感じています」

社内の仲間たち、そして、その先にいるお客様の幸せのために現場と向き合い続ける戸倉。自身が思い描く製造業の未来の実現に向けて、その挑戦は続きます。

※ 所属・内容等は取材当時のものです

記事で知るTOPへ