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働きがいを最大限に引き出す社会に。
企業と社員、家族も幸せな働き方をめざして

パナソニック コネクトで、「しごとコンパス」のサービス企画・運用を担当する増冨 千明。在宅勤務制度やフレックスを有効活用し、フルタイム勤務しながら小学生のふたりの子どもを育てています。自分自身がまずご機嫌でいることが家庭も仕事もうまくいく秘訣だと話す増冨。仕事に、子育てにかける想いを語りました。

Profile

増冨 千明

新卒でSIerへ就職し、製造業向けアカウント営業を担当。2018年にパナソニック コネクトへ営業企画としてキャリア入社。クラウドサービスの立ち上げやサービスオーナーを推進。フルタイムで働きつつ、プライベートでは2児の母。座右の銘は「悩んだら、やってみる」。

キャリアを見つめ直し、フレキシブルな働き方を求めてパナソニックへ

大学卒業後、増冨が就職先に選んだのは大手メーカー系SIer。アカウント営業担当として意欲的に仕事に取り組みましたが、ライフステージが変わるにつれ、働き方を見直すように。自身のキャリアと向き合い、新たな環境を選ぶことを決意しました。

増冨

「お客様と信頼関係を築くのが前職での私の主な仕事でした。いろいろなお話をお聞きしながら、お客様の課題に合わせてオーダーメイドでものづくりしていくビジネスにやりがいを感じていましたが、働く時間がどうしても長くなりがちで。SEの方々と一緒に夜を徹して作業することもありました。

そのころは、延長保育などを利用して保育園で預かってもらっていた子どもも、小学校に上がれば帰宅する時間が早くなり、夏休みが長く、学校行事が多くなります。

そのため仕事と子育ての両立がますます難しくなります。こういった状況から、仕事のやりがいを感じつつも、よりフレキシブルな働き方がしたいと考えるようになりました

そんなときに出会ったのがパナソニック コネクト。選考の過程で、思い描いていたような働き方とキャリアを築くことができると感じたことが入社の決め手になりました。

増冨

「当時は、現在の社長でもある樋口が就任したばかりのころ。会社自体が大きく変わろうとしているという話を聞いて、これはおもしろそうだなと。特に惹かれたのが、一人ひとりの働き方に合わせて在宅勤務や直行直帰などを自由に使える点でした。希望通りの働き方ができると考え、入社を決めました」

入社後に増冨が配属されたのは法人向けモバイルPCのレッツノートや決済端末を扱う事業部門。そこで、「しごとコンパス」という法人向けの働き方改革を支援するソフトウェアの営業企画担当となります。

増冨

「前職のオーダーメイド型SIとは違って、お客様のニーズをキャッチし、製品やサービスという形に変えて価値をお届けするスタンスに、初めのころは苦労しました。お客様の声を製品やサービスに反映するためには、優先順位や重要度を検討する必要があるため、より多くのお客様と会話させていただき、現場の課題や温度感を身をもって知る必要があります。

パナソニック コネクトに入社してから、延べ200社以上の人事・総務、経営層の方とお話する機会をいただけたことは、私にとって財産になっていると思います

人の力を、組織の力に。実現したいのは、働き方をより良くするソリューション

2023年3月現在も引き続き、増冨は企業の働き方改革を支援するソフトウェア「しごとコンパス」に携わっています。

増冨

「しごとコンパスは、PCの操作状況から“働き方”を可視化し、業務実態を把握するサービス。“個人の幸せと会社の幸せが共存する”というビジョンのもと、テレワーク下での労務管理や、生産性向上のために業務の実態を把握し、仕事の断捨離を進めていくためのソリューションです。

同サービスには入社当時から関わっています。以前は営業推進だけでしたが、現在はサービスの企画からプロモーションまで、あらゆる面で関わっています。企画、営業、運用、開発、マーケティングからなるミニマムなチーム構成の中、私が果たすのは情報を集約するハブのような役割。意思決定のスピードがとにかく速いのが特徴で、お客様からいただいた意見をすぐにサービスへとフィードバックできるところにおもしろさを感じています」

自らも働き方を見直すことで、いまの環境を手に入れた増冨。担当するサービスにかける想いをこう話します。

増冨

「定時になったらパソコンの電源を落として強制的に残業をなくすようなソリューションもありますが、私が大切にしたいのは、組織で働く人たちの強みを引き出すことで企業の価値を高めていくという考え方です。

一番重要なのは、人。無駄な仕事をなくしてコア業務に集中できれば、仕事へのモチベーションが高まり本来のパフォーマンスを発揮できます。それが成果につながれば、働く環境が改善され、プライベートも充実するという好循環が生まれるはずです。そうやって働く人のポテンシャルを高め生産性を向上することで、より良い働き方へと変わっていくようなソリューションを実現していきたいと思っています」

子育てしながらフルタイムで勤務。両立の秘訣は、完璧をめざさないこと

小学校5年生と2年生のふたりの子どもを育てる母でもある増冨。フルタイムで勤務できているのは、在宅勤務やフレックスなど社内制度が充実しているからだと話します。

増冨

「大半は在宅勤務で、週に1〜2回程度、お客様先を訪問するときなど必要なタイミングで出社しています。通勤時間を子どもの世話や食事の時間に充てられるのがありがたいですね。PTAの活動にも参加しているので、会合があるときや朝の旗振り当番のときは中抜けさせてもらうなど、やるべきことをきちんとやっていれば、時間を自由に使うことができて助かっています。

もちろん、お客様あっての仕事なのでいつまでに何をやらないといけないかは決まっています。それをどんなスケジュールで対応していくのか決めるのは自分。残業して、片付けるときもあれば、上司や同僚と相談した上で、スケジュール調整することも。20時など遅い時間から打ち合わせがある場合は、18時でいったん抜けて食事の支度を終えてから参加することもあります」

ここ数年で社内には育児休業を取得するなど育児に積極的に参加する男性社員が増えてきました。平日であっても家族やプライベートへの時間を割くことは、男女関係なく当たり前になっているため、引け目を感じることがないと増冨は言います。

増冨

「約9割の男性が育休を取得していますし、子どもの送り迎えがあるからといってフレックスを利用する管理職の男性もいます。そんな状況ですから、『お子さんいるのに大丈夫?』といった形で、自分だけ変に気を遣われるようなことがなく、とても居心地が良いんです」

時間をどう使うかは自分次第ですが、組織が成り立つのは、自由と責任の原則があるから。一人ひとりがきちんと役目を果たすことで、よりフレキシブルな働き方を受け入れる職場ができつつあります。

増冨

「『子どもがいるからできません』と一方的に伝えるのではなく、『この時間に変更してもらえませんか?』『議事録さえもらえたら私のほうでやっておきます』という具合に代案を出すようにしています。

それが受け入れられればOKみたいな考え方が浸透していて、先日も『推しのライブがあるから16時で帰りたいです』といった若手社員がいて、『たのしんできてね!』と送り出しました。子育てだけでなく、趣味も大切な人生の時間なのでこのようにお互いにフォローしあえる環境にとても魅力を感じています」

働きながらふたりの子どもを育てている増冨。完璧をめざさないことが、両立する秘訣だと言います。

増冨

できないこと/できなかったことではなく、できたことを数えていくことが大切だと思っています。子どもたちにひとりで習いごとに通ってもらったり、夕御飯をスーパーの惣菜やレトルトに頼ることがあったりと、母親としてもっとこうしてあげられたらなと思うことばかり。

でも、他のママと自分を比べて減点していくと落ち込んでしまうだけなので、1日3食ちゃんとご飯を食べさせられた、お風呂に入れて今日も綺麗な状態で寝ることができた、今日も元気にいてくれる、それで100点。育児はその日を乗り切ったら終わりではなくて、明日には明日のやるべきことがあり、それがずっと続いていきます。

行き届かないことが多くて、完璧に両立できているとはとても思えませんが、まずは自分自身がご機嫌の状態の笑顔でいることが、子どもたちも仕事もハッピーに回していくための秘訣。適度に自分を甘やかしながら、『今日はこれができた』と加点方式でポジティブ変換するようにしています」

家庭と職場で役割が変わることが、気持ちをリセットする良い機会に

▲子どもたちと(本人提供)

多忙な日々を送る増冨ですが、家庭と職場、ふたつ居場所があることでうまく気持ちの切り替えができていると言います。

増冨

「元々、1つのことにのめり込みやすい性格なんですが、仕事のことは子どもたちが、子どもたちのことは仕事がうまく切り替えてくれています。

たとえば、仕事でうまくいかないことがあって週末ずっと落ち込みそうだなと思っていても、子どもたちが予想外のことをもってきてくれるので、仕事でのことを忘れさせてくれます。先日も、100点満点中8点のテスト結果を持って帰ってきたのを見て、驚きのあまり仕事のことは一瞬で忘れてしまいました。週明けの再テストに向け、何時間も猛特訓に付き合いました。

そうかと思えば、月曜日になればまた仕事モードに。マイナスな気分を引きずらずにいられるのは、家庭と職場で世界が変わり、役割を切り替えられるからだと思っています。出産を機に仕事を辞めていたとしたら、スーパー教育ママになって子どもたちにとってはいい迷惑だったかもしれません(笑)」

一方、在宅で勤務する母親の姿を見ている子どもたちにはこんな変化も。

増冨

「家で仕事をするようになってから、子どもたちが家事のお手伝いをよくするようになりました。この前も下の子が『月曜はスーパーの特売日だからお惣菜買ってくる』といっておつかいにいってくれて。

習い事に通う道すがら知ったようなのですが、八百屋とスーパーのトマトの値段の違いなど、まだ2年生なのに私も気づかないようなことを覚えてきたのには驚きました。代金を多めに渡すと、自分用のお菓子もちゃっかり買ってきていて、幼いながらも生きる力がついてきている気がします」

今後はよりいっそう業務を効率化し、子どもたちと過ごせる時間を増やしていきたいと話す増冨。仕事の面でも成し遂げたいことがあると語る。

増冨

お客様にとって“個人の幸せと会社の幸せが共存する”状態に貢献していくことがいまの目標です。パナソニック コネクトの総合力を活かし、お役に立てるサービス提供者(パートナー)でありたいと考えています。

そのためにまず大切なのは、私たち自身がその体現者となること。信頼関係を構築し、共に新しい価値を生み出していきたいと思っていただけるようなチームづくりをしていきたいですね」

※ 所属・内容等は取材当時のものです

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