公立大学法人 広島市立大学様
広島市立大学様は「科学と芸術を軸に世界平和と地域に貢献する国際的な大学」を基本理念とし、1994年に国際学部、情報科学部、芸術学部で開学されました。それから約20年。設備更新期を迎え、12000lmのレーザー方式を講堂用に選定されるなど、パナソニックのプロジェクターを採用いただいています。
ご導入の経緯
学生をはじめとする市民の方に、よりよい講演や講義を
広島市立大学様では、国際、情報科学、芸術の3学部ほか、広島平和研究所などが開設されています。「プロジェクターは教職員や学生だけでなく、学会などのイベントに携わる方も利用されるため、劣化が見られる設備の更新は急務でした」。事務局総務室の高村裕二様が導入の経緯をこう話されます。講堂を中心にパナソニックのDLP?方式レーザープロジェクターを導入いただきました。
同大学様には「いちだい知のトライアスロン」というプロジェクトがあります。教職員の方が本や映画、美術品を推薦し、学生さんたちが読後や鑑賞後に感想レポートを提出するという、教養や感性を養うための取組みです。「機器の更新については『メンテナンスの省力化』や『起動の速さ』などのほか『投影物の再現性の高さ』を要望していましたが、レーザー方式はまさに待ち望んでいたものでした」。
システムの紹介
照明を落とさない講演環境で理解度や集中力を高める
講堂大ホールに採用いただいたPT-RZ12KJは、12000lmの高輝度と20000:1の高コントラストを実現。そのため、ホール内を暗くすることなく、明るく精彩な画像や映像の投影が可能です。「講演などでは、手元の資料を見たり、メモをとったりできるので、理解力や集中力が高まるのではないでしょうか」。
伝えたいものが伝わる――。再現性の高さ
講義室のプロジェクターについては、更新前は、映像や芸術品など授業で投影する資料の「再現性を高めたい」という声など、さまざまな要望があったとのこと。「最近は、こうした声を聞かなくなりました。今回の更新では、学習や研究のための環境改善に役立っていると思います」。
起動の速さは省エネにも貢献
ランプ方式の場合は数十秒かかる起動が、レーザー方式の場合はわずか数秒でOK。そのため、なかなか起動しないことでスイッチが連打されるといった誤操作の予防にもなります。また、起動が遅いことから、休み時間でも通電したままにするといった使い方の防止にも。「省エネ・省コスト化に貢献できそうです」と、高村様の期待も高まります。
ランプ交換や突然のランプ切れから解放
今回のプロジェクターの更新では、講堂から講義室までの13台がランプ不要のレーザー方式になりました。「更新前は各機種のランプの備蓄が必要でしたが、製造中止のものも出始めました。また、教職員から『ランプが切れた』という連絡が入ると、代替用のポータブル機を持って駆けつける必要がありました」。こうした事務局の皆様のご苦労は、軽減されているようです。