多視点3D解剖教育システム
MeAV Anatomie 3D
PC(3D)やタブレット(2D)等を用いて、リアルな人体の構造を鮮明画像で見ることができます。皮膚から骨に至るまでの人体の各層を、解剖のエキスパートが執刀した画像によって、見たい方向から、見たい深度で、解剖を立体的に観察できます。
多視点3D解剖教育システム「MeAV Anatomie 3D」
1.多層解剖の多視点3D・高解像度撮影を実現
体内の構造を熟知した岡山大学各診療科専門医が、体表から体の奥に向けて段階的に整然かつ丁寧に解剖しています。多層解剖の進行とともに、各層を囲む球面上の多視点から4Kを超える高解像度で3D立体撮影。緯度、経度方向それぞれに視点を変えながら観察可能です。
2.実写の解剖映像だからリアルで正確な情報で学べる
観察できるのは、本物の実写解剖映像のみが持つ限りない情報量です。学習者の知識向上、経験の蓄積に応じてさらに深い知識の取得が可能。実写の持つ正確な情報で医療従事者の学びを支援します。
3.独自の3D映像技術で正しい奥行きを再現
パナソニック独自の3D映像処理技術(日米で特許取得済み)を導入。ディスプレイサイズと視聴距離の設定により、正しい奥行きを再現しています。画像の過度な飛び出しや立体感不足を解消し、正しい体内の立体構造を把握できます。
名称ラベル表示機能
血管、筋肉、骨、神経など計約2460部位(Ver.4 ※1)の名称を、吹き出しラベルとして重畳表示できます。日本語表示と英語表示の切替えが可能。新規開発の多視点3D実写映像へのCG合成技術により、視点移動に追従した正しいラベル表示を実現しています。
※1 2018年5月末リリース予定のVer.5では、ラベル総数は約2700部位になる予定です。
納入事例:岡山大学 様
“解剖をもっと理解したい”現場のニーズに応えて開発。高度な解剖知識を備えた医療人の育成に貢献しています。
岡山大学様では解剖実習室とシミュレーション室にスタンドアローン型パッケージを、手術室の電子カルテ端末(40台)にネットワーク型パッケージを導入されています。解剖実習室では実習前に解剖を擬似体験し予習することができます。シミュレーション室では解剖を解説することで、手技の理解が深まります。手術室では現在施行されている術式に応じた解剖影像をリアルタイムに確認でき、手技の要点や注意点が理解できます。このように、学習者のステージに合わせ、教育者が教育内容を深化させることができます。一般的な解剖書はイラストが使用され、立体構造の習得に必ずしも適していません。
MeAV Anatomie 3Dは、見たい方向から見たい深度で高精細な立体画像を簡単な操作で提示し、教育者と学習者のニーズに応えます。
日米で特許取得済み、パナソニック独自の3D映像処理技術
3D映像の奥行き再現と質感表現を活かし「静止物体をさまざまな角度から360°回して観察」できます。
360 °全方位から物体を高精細画質で撮影し、さまざまな角度からの観察を可能にする、独自の3D映像処理技術です。独自の高精細画像の撮影技術と、日米で特許を取得した3D映像処理技術が実現します。対象物を立体視できるだけでなく、専用タッチパネルの操作で対象物を動かすことができます。これにより視聴者の見たいアングル、大きさを選んで、歪みのない正確な立体視聴ができる、3D映像が持つ高品位な表現能力を生かしたシステムです。