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強みと特長
HDコムは、パナソニックが長年AV機器で培った高画質・高音質技術を継承しています。相手の表情や声のニュアンスまで伝わり、会議や打ち合わせをスムーズに進めることができます。

パナソニックの強み

国内メーカーとしての高い品質

1980年代からビデオ会議システムの前身となる電子会議システムの開発を手掛けてきたパナソニック。 プロの厳しい評価を得てきたカメラや音響テクノロジー、そして圧縮コーデック技術など、パナソニックの総力を結集してHDコムは生まれました。 おかげさまでさまざまな業種の皆様から、品質に高い評価をいただいています。

国内メーカーとしての高い品質

ネットワークも含めたワンストップソリューション

機器の選定はもちろん、通信・ネットワークのご提案もワンストップで対応が可能です。 営業担当者とシステムエンジニアが一体となってお客様のご要望にお応えするソリューションをご提案します。 ビデオ会議の導入・リニューアルをご検討の際は、ぜひパナソニックにご相談ください。

ネットワークも含めたワンストップソリューション

全国で安心の保守サポート

パナソニックの保守サポートは、日本国内全国に保守サポート体制を整えています。 必要があれば技術者を派遣して保守対応いたします。 システム運用の際の不具合や、万一のシステムトラブルなどの場合も迅速に対応します。

全国で安心の保守サポート

高画質の多地点ビデオ会議を実現

KX-VC2000Jは高額なMCU(多地点接続装置)を導入しなくても、本体だけで最大24地点※1の多地点ビデオ会議ができます。
リモコンを使った直感的な操作で、多地点接続も簡単です。
KX-VC1600Jは導入にかかるコストを抑えつつ最大10地点※2、KX-VC1300Jは最大4地点と双方でやり取りが可能な
多地点接続を実現します。
モバイル機器からのビデオ会議参加を可能にするアプリケーション「HDコムモバイル」と組み合わせれば、
時間や場所にしばられないビジュアルコミュニケーションが可能です。

※1 KX-VC2000Jに、アクティベーションキー(品番:KX-VCS305W)を1つ使用すると20地点、2つ使用すると24地点接続に拡張します。
※2 KX-VC1600Jに、アクティベーションキー(品番:KX-VCS304W)を使用すると10地点接続に拡張します。


多地点ビデオ会議の運用例

■柔軟な組み合わせで多地点ビデオ会議を開催可能

 

全機種本体にMCU機能を内蔵しており、どの地点からでも多地点ビデオ会議の開催が可能です。多地点ビデオ会議を開催する地点が都度変わっても、参加地点の機器だけで開催できるので、フレキシブルな運用ができます。

多地点ビデオ会議の運用例

会議のタイプに合わせて画面レイアウトが選べる

分割画面レイアウトの選択

接続する拠点数に応じて分割画面レイアウトが自動的に選択されます。レイアウトは手動で変更することも可能です。

  • 分割画面レイアウトの表示は接続している地点数までになります。
  • 画面レイアウトは全拠点同じものになります。

単画面(CP1)
単画面(CP1)
2分割(CP2)
2分割(CP2)
4分割(CP4)
4分割(CP4)
6分割(CP6)
6分割(CP6)
8分割(CP8)
8分割(CP8)
9分割(CP9)
9分割(CP9)
10分割(CP10)
10分割(CP10)
13分割(CP13)
13分割(CP13)
15分割(CP15)
15分割(CP15)
16分割(CP16)
16分割(CP16)
20分割(CP20)
20分割(CP20)
21分割(CP21)
21分割(CP21)

24分割(CP24)
24分割(CP24)
25分割(CP25)
25分割(CP25)
28分割(CP28)
28分割(CP28)

 


 

メイン表示の切り替え

分割画面レイアウトに加えて、メイン表示(上記レイアウト図の1にあたる画面)の機能を組み合わせることで、会議のタイプに合わせて柔軟に運用することができます。


拠点指定

拠点指定

指定した拠点をメイン表示に指定。

音声切替1

音声切替1

最も音量が大きい拠点をメイン表示に指定。

音声切替2

音声切替2

自拠点の映像をメイン表示に、最も音量が大きい拠点を優先順位2に指定。

表示位置指定

表示位置指定

各拠点ごとに固定の表示位置を指定。


■親拠点と子拠点で同じ分割画面の表示が可能

 

親拠点も子拠点も接続している全拠点の様子を分割画面に表示可能です。共通の画面を見て会議ができ、拠点間の意思疎通をスムーズにします。

親拠点と子拠点で同じ分割画面を表示

多地点ビデオ会議で、1対1通話ができる

拠点間を常時接続し、遠隔地であっても隣のオフィスのような感覚でコミュニケーションがとれる環境を実現することができます。さらにHDコムは、複数の拠点を常時接続しているなかで、親拠点と子拠点の間の、1対1通話を実現します。


多地点接続 多地点通話と多地点接続 1対1通話をリモコンの青色ボタンで簡単に切り替えることができます
  • 1対1通話は、親拠点と親拠点が指定した子拠点間で可能です。子拠点からの1対1通話の操作や、子拠点同士での1対1通話はできません。
  • 1対1通話の相手として指定できる拠点は子拠点として接続している、HDコム/HDコムモバイル/HDコムLive/Webハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックスです。 Webハイブリッドモードで接続しているWeb会議のパソコンは、1対1通話の相手として指定できません。
  • 1対1通話中に、コンテンツ共有することもできます。コンテンツ共有をしても、1対1通話の状態は継続します。

同時に話してもクリアに聞こえる

広帯域ステレオでの全二重音声により、クリアで広がりのある高音質を実現します。
独自のエコーキャンセラーがエコーやハウリングを防ぎ、同時に話しても音の遅延や途切れが少なく、相手がそこにいるかのような自然でスムーズな会話がおこなえます。


話している人の方向のスピーカーから声が聞こえます。相互で同時に話したり、会話がかぶっても、音の途切れがほとんどありません。
高品位ステレオのHDコム専用マイク:4つの小型マイクを内蔵し、発言者の話す方向や位置が、聞く側のスピーカーへと反映される方向認識機能を備えています。

ストレスなく会議を進行できる

帯域推定機能(AV-QoS)でパケットロスの発生を防ぎ、前方誤り訂正と自動再送制御の併用で、パケットロスの修復も可能です。通信開始後の帯域低下時も、回線状況に合わせ最適な通信を継続します。映像と音声は1地点あたり256kbpsまで保持。低帯域接続時でも映像の乱れや音声の途切れを抑え、安定した接続を実現します。

  • 前方誤り訂正(FEC)は、HDコムモバイルではサポートしていません。

帯域推定機能


帯域推定機能でネットワークの混み具合を高精度に推定し、データ転送量を制御することによりパケットロスの発生を防ぎます。利用者のトラフィックの増減により利用可能な帯域が常に変動するインターネットでも映像の乱れや音途切れを抑えます。

データ転送量の制御なしの場合、回線が混むと帯域をオーバー。制御ありの場合、込み具合に合わせて転送量を調節

混雑した回線での比較:AV-WoSなしの状態では映像の乱れが発生しやすい。AC-QoSありの場合は映像の乱れが少ない

帯域変動時の高い追従性により、安定した映像・音声を実現

HDコムは、帯域推定機能(AV-QoS)により、利用者のトラフィックの増減で常に変化する帯域にあわせ、パケット量を細かく制御し、継続的に帯域変動にあわせて追従します。パケットロスの発生を抑えることで、映像や音途切れが発生しにくい、安定した接続環境を実現します。

社外の取引先や海外拠点とも同時につながる

KX-VC2000J/KX-VC1600Jはイントラネット/VPNとインターネット回線の同時接続に対応しているため、社内と社外をつないだビデオ会議システムを構築できます。社外の取引先や海外拠点とビデオ会議をするための、高額な機材投資は必要ありません。

 

イントラネットとインターネット回線の同時接続に対応

モバイル機器を使ってビデオ会議に参加できる

Windows/iOS/Android™の端末を利用して、出張先や自宅からビデオ会議への参加が可能。時間や場所にとらわれないビジュアルコミュニケーションが実現できます。

外出先からでもパソコンやタブレット、スマートフォンを使ってビデオ会議に参加可能

■HDコムモバイル入手方法

Windowsパソコン、iOS端末およびAndroid端末を使ってビデオ会議をするにはHDコムモバイルが必要です。HDコムモバイルはこちらのページより入手できます。

  • ご利用にあたり、アクティベーションキーが必要です。
HDコムモバイルのQRコード

パソコン上の動画コンテンツを接続先と共有可能

HDMIケーブル1本でパソコン上の動画コンテンツ(映像・音声)を多地点と簡単に共有することが可能です。資料に加えて、動画コンテンツを活用することで理解度の高い会議や研修などを効率的におこなえます。


HDMIケーブル1本でパソコン上の動画コンテンツ(映像・音声)を多地点と簡単に共有

※PC端子(HDMI)にパソコンを接続。動画コンテンツを共有する拠点でもHDコムを通じて動画コンテンツ(映像・音声)の視聴が可能です。

  • 動画コンテンツの共有はシングルストリーム方式の運用を推奨します。なお、低帯域の運用では、動画コンテンツをスムーズに再生できません。
  • 著作権保護コンテンツは共有できません。(HDコムは、著作権保護HDCPをサポートしていません。)

起動・シャットダウンの待ち時間を短縮

電源を入れてからのシステム起動時間が短いため、速やかにビデオ会議を開始できます。
また、電源を切ってからの待ち時間がなく、効率的な会議運用を実現します。

写真:電源タップ

起動時間比較

起動時間の比較:KX-VC1600Jは45秒で起動可能

電源を入れ、画面が表示されて発信操作が可能になるまでの時間を測定。(各社HD機種で比較)

  • KX-VC2000Jは約60秒、KX-VC1300Jは約42秒になります。

終了時間比較

終了時間比較

HDコムに接続時、集中電源スイッチ付きテーブルタップの電源スイッチで切ってから電源ランプが消えるまでの時間を測定。 (他社機については、電源を切ってからの時間、またはシャットダウンを選択してからの時間。各社HD機種で比較)

アドレス帳の一元管理が可能

特定の拠点のHDコムのアドレス帳を、ネットワークを通じて他の拠点のHDコムに転送して使用できます。HDコム本体のアドレス帳の一元管理が可能となり、運用管理の効率化を実現します。

  • イントラネット/VPNにおいて有効です。
  • アドレス帳の更新は差分更新ではなく、全件の上書き更新です。

HDコムのアドレス帳を、ネットワークを通じて他の拠点のHDコムに転送して使用することでアドレス帳の一元管理が可能

自動で電源を制御できる

HDコム本体の電源ON/OFFは本体の電源ボタンやリモコン操作だけでなく、HDコム本体の設定により自動で行うことができます。夜間の自動電源OFFや、平日のみ自動電源ON等の運用が可能です。また、シリアルインターフェイス(RS-232C端子)を通じて外部から制御することも可能です。

  • HDコム本体が通信中や録画中などの時には、自動電源OFFは作動しません。

■運用例


1. 就業時間運用

就業時間運用の使用例:毎朝9時に自動で電源がONになり、毎夜19時には自動的に電源がOFFになる設定

毎朝9時に自動で電源がONになり、毎夜19時には自動的に電源がOFFになる設定。

2. 平日運用

平日運用の使用例:毎週月曜日の6時に自動で電源がONになり、毎週土曜日の0時には自動的に電源がOFFになる設定

毎週月曜日の6時に自動で電源がONになり、毎週土曜日の0時には自動的に電源がOFFになる設定。


■電源の状態確認位置


HDコム本体の電源ランプ、状態ランプの位置
  • 電源がHDコム本体にACアダプターから供給された時点で、待機状態になります。

電源ランプ、状態ランプの状態

簡単・スムーズに多地点ビデオ会議を開始

プロファイルを登録


毎回接続先が決まっている定例会議や朝会・研修などの接続先番号を予め登録することができ、リモコンを使って素早く・簡単に開始することができます。接続先だけでなく、画面レイアウトや入室制限、接続先の音声といった運用に合わせた設定を事前に登録しておくこともできます。
プロファイルは、20件まで登録可能です。

設定項目

  • 会議名
  • 入室制限の有無
  • 拠点名表示の有無
  • 接続先
  • 接続先の音声(合成(自動選択)/合成(固定拠点)/全ミュート)
  • MCU動作モード(ディスカッションモード/プレゼンテーションモード)
  • レイアウト(ディスカッション)
  • レイアウト(プレゼンテーション)
  • メイン表示(ディスカッション)
  • メイン表示(プレゼンテーション)
  • 自映像の表示位置
  • 表示位置の設定

HDコムのプロファイル設定画面

■プロファイル機能例


入室制限機能

プロファイル機能をつかった接続先の入室制限

重要なビデオ会議に誤って関係のない拠点が参加することを防げます。

接続先の音声制御機能

プロファイル機能を使った接続先の音声制御

朝会や研修会などで、全ての視聴拠点側ごとに音声ミュート操作をしなくても、親拠点からの音声のみにできます。


 



リモコンで簡単発信


接続頻度の高いアドレスやプロファイルは、ワンタッチダイヤル(最大5ヶ所)に登録できます。ワンタッチダイヤルを使うことで、リモコンで素早く・簡単にビデオ会議を開始することができます。

HDコムのビデオ会議画面。ワンタッチダイヤル1~5はホーム画面下部に表示されます

■リモコンから簡単発信

 

付属のリモコンで簡単に発信ができます。操作は、最初にワンタッチダイヤル(1~5)を押し、次に「開始」を押すだけなので簡単です。

リモコンのワンタッチダイヤル操作で簡単発信



利用シーンに応じた運用が可能


HDコムに関する各種設定を、基本設定に加えて最大9つのパターンとして登録しておくことができます。リモコンの操作でパターンを選択するだけで、かんたんに異なる運用を実現することができます。たとえばHDコムを複数の会議室で使う場合に、会議室にあわせてIPアドレスやHDコムに接続するディスプレイの数など都度設定変更するといったことをすることなく、運用を変更できます。

1台のHDコムを 複数の会議室で 使いたい

  • パターンを選択後、HDコムは自動的に再起動します。
  • アドレス帳とプロファイルは基本設定および9つのパターンで共通です。
HDコムのアドレス帳画面

正確なコミュニケーションを可能に

自拠点映像とパソコン資料の同時送信や、相手側映像とパソコン資料を同時受信できるH.239/BFCPデュアルストリームに対応します。さらに、KX-VC2000J/KX-VC1600Jはパソコン資料・相手側映像・自拠点映像を3台のモニターそれぞれに映しだすトリプルモニター機能を内蔵します。パソコン資料も大画面に表示することができるので、わかりやすく理解度の高いビジュアルコミュニケーションができます。

※KX-VC1300Jはデュアルモニターに対応します。

写真:大学での使用例

KX-VC2000J/KX-VC1600Jはパソコン資料・相手側映像・自拠点映像を3台のモニターそれぞれに映しだすトリプルモニター機能を内蔵。KX-VC1300Jはデュアルモニターに対応

効果的な遠隔講義や研修環境をスムーズに構築

講師が受講者を確認しながら講義・研修を進行できる「プレゼンテーションモード」と、質疑応答や意見交換がスムーズにできる「ディスカッションモード」の切り替えで、進行状況に応じた効率的な遠隔講義や研修を実現します。


リモコンで講師が受講者を確認しながら講義・研修を進行できる「プレゼンテーションモード」と、質疑応答や意見交換がスムーズにできる「ディスカッションモード」の切り替えが可能

直感的な操作ができる

まるでテレビのリモコンのようなユーザーフレンドリーなボタン配置で、直感的な操作が可能です。パソコンやサブカメラの切り替えも、ワンタッチで簡単です。また、HDコムのリモコンで、自拠点と相手拠点のHDコム専用カメラのパン、チルト、ズーム操作も可能です。なお、HDコム専用カメラをサブカメラとして接続時、シングルストリーム通信でサブカメラ共有をおこなった際に、カメラを操作できます。


■カメラ操作

カメラ操作

 

カメラのパン、チルト、ズーム機能

■PC共有操作

PC共有操作

■レイアウト操作

リモコンの操作ボタンによるレイアウト操作

製品や部品を細やかにチェック

製品や部品やサンプルなど、もう1台のサブカメラで撮った映像を相手に見せながら打ち合わせができます。
素材の質感など、肉眼では見えにくい細かな部分も鮮明に表示できます。


製品や部品やサンプルなど、もう1台のサブカメラで撮った映像を相手に見せながら打ち合わせができます

通信環境にあわせた映像を送受信

異速度伝送

HDコムとHDコムモバイル(Windows/iOS/Android)の接続時、接続する端末の通信帯域や性能に合わせて最適画質で運用する「異速度伝送」に対応しています。
接続端末に応じた設定を事前にすることで、最も通信速度が遅い端末の通信帯域に接続している全ての端末が影響されることなく、各端末の通信環境に合わせてHD画質、SD画質混在での接続を実現します。


通信環境にあわせた映像を送受信

 



通信状況確認

ビデオ会議運用中の送受信帯域やパケットロス率などの通信状況がリモコン操作で簡単に確認できます。

■機器情報表示/相手拠点画面

接続拠点の状況をリアルタイムに確認


機器情報表示/相手拠点画面

ビデオ会議通信の安全性を守る

暗号通信


●対応するモード:標準モード(SIP)、つながるねっとサービスモード

HDコムおよびHDコムモバイルは、暗号鍵の設定をすることでパケットを暗号処理し、ビデオ会議の内容の盗聴や改ざんを防止することができます。また、暗号鍵が一致しないと接続できないため、誤った接続や不正着信を防ぐこともできます。

暗号鍵が一致しないと接続できないため、誤った接続や不正着信を防ぐこともできます

 



LANジャックを分離


●対応するモード:標準モード(SIP、H.323)、つながるねっとサービスモード

デュアルネットワーク機能をサポートするKX-VC2000J/KX-VC1600Jは、LANジャックが2つあり、LAN1とLAN2の間ではパケットが転送されないため、通信の安全性を保つことができます。


LAN1とLAN2の間ではパケットが転送されないため、通信の安全性を保つことができます。

 



アドレス帳にない接続先を拒否

●対応するモード:標準モード(SIP、H.323)、つながるねっとサービスモード

暗号機能に加えて、アドレス帳に登録がない拠点からの着信を拒否することも可能です。
インターネットを通じて社外接続する場合、外部からの誤った接続や不正接続の防止に有効です。
また、不正接続のセキュリティー対策として、認証番号による着信許可機能を併用することもできます。
認証番号による着信許可機能は標準モード(SIP、H.323)で動作します。


悪意を持った攻撃者などアドレス帳にない登録先を拒否

会議の様子を録画・共有

USB メモリーを使った簡単録画

ビデオ会議の様子をHDコムに接続したUSBメモリーに録画することができます。
相手拠点はもちろん、自拠点の映像も音声つきで録画することができ、録画開始もリモコンで簡単にできます。
録画したデータはパソコン上で再生することができ、HDコムを通じて複数の拠点と簡単に共有することも可能です。
また、録画は、相手拠点とビデオ会議を開催していないときでも可能です。打ち合わせ内容を映像議事録としても活用できます。


USB メモリーを使い録画したデータはパソコン上で再生することができます。研修や公演、発表会の映像ライブラリー作成や映像議事録作成などで利用可能

■主な特長

  • 最大720/30pのHD録画
  • 選べる録画モード(長時間・標準・高画質)
  • リモコンで簡単録画

 
映像 記録方式 H.264 Highプロファイル
解像度 720p(固定) 最大30フレーム/秒
映像レート 約512kbps:長時間モード/約1Mbps:標準モード(初期値)/約2Mbps:高画質モード
音声 MPEG-4 AAC-LC 64kbps(モノラル)
ファイル 形式 mp4 Version 1.0 (Windows Media Player、QuickTime application programで再生可能)
サイズ 1ファイル:最大4時間(長時間モード/標準モード)、最大2時間(高画質モード)
(容量の目安 512kbps:約1.1GB、1Mbps/2Mbps:約2GB) ※最大時間経過後は、別ファイルで録画継続
ファイル名 vc_開始日(年月日)_開始時刻(時分秒).mp4(保存先はルートフォルダ)
USBメモリー USB2.0サポート、SDカードClass10規格相当以上の書き込み速度
FAT32フォーマット

 



デジタルレコーダーを使ったしっかり録画

より高い画質でビデオ会議を録画、共有したい方にはデジタルレコーダー録画をお勧めします。
フルHDで長時間の議事録の保存ができ、配布用のディスクの作成や、パソコンを使用して複数の拠点で録画データの共有が可能です。


■会議録画の機器構成例

  • DMR-T4000Rの例

KX-VC2000J/KX-VC1600JはHDMIケーブルをHDMI3端子に接続することで、録画ができます。KX-VC1300Jは接続方法が異なります。詳しくは販売店にご相談ください。

●デジタル入力レコーダー DMR-T4000R

デジタル入力レコーダー DMR-T4000R
  • 会議記録モードで他拠点音声も記録
  • BDダイレクト記録で、会議終了と同時にディスク完成
  • BDXL対応、1TB HDD搭載で長時間のビデオ会議記録も安心

●デジタル入力レコーダー DMR-MC500

デジタル入力レコーダー DMR-MC500
  • タイムスタンプ機能で、記録日時を映像へ焼き付け記録
  • タイトル自動付与で、日時での検索性向上
  • 汎用ファイルシステム(exFAT/FAT32)の外付けHDDへダビングでき、パソコンで編集が可能

朝会・方針発表・研修会に便利な映像配信

最大30地点への片方向映像配信

KX-VC2000J/KX-VC1600J/KX-VC1300Jを映像送信元の端末にすると、高額な管理サーバーやMCUを使用せずに、最大30地点までの片方向の多地点配信が可能です。
朝礼やセミナーなど目的に応じて手軽に映像を配信できます。
カメラ映像を順々に配信することで、映像送信地点へのアクセス集中を防ぎ、快適な回線環境で多地点配信をおこなえます。


最大30地点までの片方向の多地点配信
  • 映像送信元および受信地点の全てのHDコムにアクティベーションキー(品番:KX-VCS302W)が必要です。
  • 映像送信元の端末として、KX-VC2000J/KX-VC1600J/KX-VC1300J/KX-VC600/KX-VC300が使用できます。ただし、KX-VC600/KX-VC300を映像送信元の端末として使用する場合、別途サーバーが必要です。
  • 受信地点の端末として、KX-VC2000J/KX-VC1600J/KX-VC1300J/KX-VC600/KX-VC300が使用できます。HDコムモバイルは使用できません。
  • HDコムの接続モードは標準モードで対応します。つながるねっとサービスモードでは使用できません。
  • 片方向配信には、メッシュ型のネットワークが必要です。

 



最大68地点へ片方向映像配信

KX-VC2000Jのカスケード接続機能と多地点接続機能により、最大68地点への片方向の映像配信が可能です。
質疑応答ができる音声双方向通信やHDコムモバイル、つながるねっと接続にも対応しています。


KX-VC2000Jカスケード接続(3拠点)の運用イメージ
  • カスケード接続機能はKX-VC2000Jのみの機能です。カスケード先拠点およびカスケード拠点の端末として、KX-VC2000Jが使用できます。
  • カスケード子拠点の端末として、KX-VC2000J/KX-VC1600J/KX-VC1300J/KX-VC600/KX-VC300/HDコムモバイルが使用できます。
  • カスケード接続の運用をおこなう際、話者以外は常にマイクのミュートが必要です。また、コンテンツ共有はシングルストリーム方式で動作します。
  • カスケード接続の運用時、カスケード拠点とカスケード子拠点において異速度通信機能は利用することができません。
  • AV-QoSは、親機~子機間内で独立して動作します。カスケード先拠点/カスケード拠点/カスケード子拠点の全ての端末間でのAV-QoSのやり取りができないため、映像の乱れが発生する場合があります。

Web会議サービスとの連携

ビデオ会議とWeb会議の混在利用が可能に!


ビデオ会議HDコムとWeb会議の連携で、社内と社外を同時につないだ会議が可能です。
Web会議を使って自宅や出張先から社内のHDコムの会議に参加できるため、社内外のコミュニケーションを活性化し、「働き方改革」の実現に貢献します。

  • Web会議の例:Zoom、Microsoft Teams、Cisco WebExなど。

使用シーン:出張者との会議や在宅勤務者との会議、Web会議利用の顧客との会議、支店からの一人で会議参加
Webハイブリッドモード拡張キットによるHDコムとWeb会議の連携運用イメージ



■Webハイブリッドモード拡張キット(双方向音声コミュニケーション)

HDコムにWebハイブリッドモード拡張キットを導入するだけで、HDコムとWeb会議を連携させた会議を、簡単に実現できます。
HDコムとWeb会議用のパソコンをHDMI/USBケーブルで接続することで、双方向音声コミュニケーションが可能になります。※1
また、HDコムからPC共有操作をおこなうことでWeb会議参加者の映像をHDコムで共有できます。さらにWeb会議の資料共有で、 HDコムとWeb会議の参加者全員が同じ資料を確認しながら、会議ができます。※2

※1 Web会議用のパソコン上で、マイク・スピーカーデバイスに関する設定が必要です。
※2 HDコムの参加者の映像や資料をWeb会議用のパソコンに表示することはできません。


簡単接続

HDコムとWeb会議用のパソコンをケーブルでつなぐだけでOK

スムーズなやり取り

Web会議との音声双方向コミュニケーションと資料共有が可能

広がる選択肢

既にご利用している、または導入予定のWeb会議サービスとの連携可能


運用例: 本社のWeb会議用のパソコン上で、Web会議の資料共有をおこなった場合の運用イメージ


運用例:HDコムとWeb会議のパソコンで、お互いの参加者の映像を共有している場合の運用イメージ
  • Web会議用のパソコンを接続するHDコムには、Webハイブリッドモード拡張キット(品番:KX-VCZ502)が必要です。
  • Webハイブリッドモード拡張キット(品番:KX-VCZ502)同梱の専用USB変換ケーブル(30cm)、および市販のUSBケーブル(A-Bタイプ)でHDコムとパソコンを接続します。
  • パソコンにUSBケーブルを接続するだけで、ドライバーをインストールすることなくご利用いただけます。
  • HDコムの参加者の映像や資料をWeb会議用のパソコンに表示することはできません。

※ Webハイブリッドモード拡張キット(品番:KX-VCZ502)の仕様については、こちらをご覧ください。


 



■Webハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックス(双方向映像・音声コミュニケーション)

Webハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックスを介してWeb会議をHDコムの1拠点として接続することで、HDコムとWeb会議を連携させた会議を実現できます。
Webハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックスとWeb会議用のパソコンをHDMI/USBケーブルで接続することで、双方向映像・音声コミュニケーションが可能になります。※1※2
HDコムとWeb会議で、お互いの参加者の映像や資料を確認しながら、会議ができます。

※1 Web会議用のパソコン上で、カメラ・マイク・スピーカーデバイスに関する設定が必要です。
※2 Web会議に必要な機能があります。

  • Webハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックスに接続するWeb会議パソコンで自映像(HDコムの映像)を非表示にする機能
  • Web会議パソコンで指定した拠点の映像(HDコムの映像)を拡大表示する機能

運用例:HDコムとWeb会議のパソコンで、お互いの参加者の映像を共有している場合の運用イメージ


運用例:HDコムとWeb会議のパソコンで、お互いの参加者の映像を共有している場合の運用イメージ
  • Webハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックス(品番:KX-VCG100J)同梱の専用USB変換ケーブル(30cm)および市販のUSBケーブル(A-Bタイプ)でWebハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックスとパソコンを接続します。
  • パソコンにUSBケーブルを接続するだけで、ドライバーをインストールすることなくご利用いただけます。
  • Webハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックスは、HDコムに隣接設置して運用します。なお、HDコムに同時接続できるWebハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックスは、1台です。

※ Webハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックス(品番:KX-VCG100J)の仕様については、こちらをご覧ください。


 



HDコム周辺機器を使い、Web会議が快適に! ~Web会議をお使いのお客様へ~

■USBデバイスモード

HDコムにUSBデバイスモード拡張キットを導入することで、HDコムの周辺機器(専用カメラ/専用マイク/外部ディスプレイ/外部スピーカー)をWeb会議用パソコンの周辺機器として活用できます※1。複数人参加のWeb会議が快適に運用できます※2


ヘッドセットマイクの替わりに、HDコムのマイクを使用すると、複数人の参加者が席に座っている状態で集音できます。また、外部スピーカー※3を使用すると、相手の声がよりはっきり聞こえます。さらに、カメラの画角が広いため、多くの参加者を映すことができます。資料共有や、接続先の相手の様子も画面の大きい外部ディスプレイを使うと見やすくなります。
社外や海外など、ビデオ会議専用のネットワークがなくビデオ会議ができない場合でも、Web会議は比較的手軽にインターネットを使って開催できます。

USBデバイスモード

複数人参加の会議が快適に

イントラネットを使ったビデオ会議の替わりに

社外との接続にも使える


構成イメージ


構成イメージ

  • HDコムをインターネットに直接接続して、Web会議を開催することはできません。

※1 HDコムにUSBデバイスモード拡張キット(品番:KX-VCZ501)が必要です。
※2 映像や音声の品質は、インターネット接続状況に応じて変化します。
※3 室内環境やディスプレイ内蔵スピーカーによっては、相手の音が聞き取りにくい場合があります。最適な音質でビデオ会議をするために、外部スピーカーのご利用をお勧めいたします。詳しくは販売店にご相談ください。
※4 USBデバイスモード拡張キット(品番:KX-VCZ501)同梱の専用USB変換ケーブル(30cm)、および市販のUSBケーブル(A-Bタイプ)でHDコムとパソコンを接続できます


仕様


 
OS Windows 8.1、10
USBポート USB2.0以降
映像 映像方式 Motion JPEG
解像度 640×480 最大30フレーム/秒
1280×720 最大15フレーム/秒
音声 音声方式 PCM・16bits・32kbps

※ パソコンにUSBケーブルを接続するだけで、ドライバーをインストールすることなくご利用いただけます。



パナソニック ビデオ会議システム ご相談センター
製品に関するご相談は、下記よりお問い合わせください。
受付時間/9:00~17:30(土日祝・年末年始・当社休業日は除く)
※携帯電話からもご利用になれます。
製品サポート・レジストレーションキーの取得・ダウンロード
  • 保守サービス/保証内容をご確認いただけます。
  • HDコムの機能拡張時に必要となるレジストレーションキー(KMS)、つながるねっとサービス用レジストレーションキーを取得いただけます。
  • カタログやファームウェア、取扱説明書、製品写真などをダウンロードいただけます。