テクノロジー
さらなる高密度記録で、
エンタープライズ用途に進化
特長
光ディスクのアドバンテージ
長寿命
- 100年以上のデータ保存に対応
- 過去のメディアも読み取り可能な下位互換性を担保
- システムのライフタイムにわたり、データ移行不要
高信頼性
- 非接触型メディアのため、繰り返しの読み書きでもメディアの傷付きやデータ損失なし
- 湿度や光、温度の影響を受けにくく、経年変化に強い
- 物理的に上書きできない追記型(WORM)構造により、データの真正性を担保
- RAID技術を適用し、不測の障害からデータを保護
総保有コストの低さ
- 消費電力が低く、空調管理は不要
- 長寿命・高信頼性・低コスト設計により、トータル運用コストの削減に寄与
- 大容量化の継続により、ビットあたりコストを低減
記録メディアの特性比較
パナソニックのソリューション
パナソニックは、光ディスクメディアの特長に以下のような革新的技術を組み合わせることで、大容量で信頼性の高いデータアーカイブシステムを実現しています。
耐久性
12枚の光ディスクをシェルに格納することで、埃や指紋の付着、傷付きからディスクを保護。
高速データ転送性能
録再ユニットを2ユニット搭載した場合、記録時:最大 432 MB/s、再生時:最大 648 MB/s(RAID 0適用時)の高速データ転送を実現。ユニットの追加搭載によるさらなる高速化も可能。
拡張性
データの増大にスケーラブルに対応するモジュール拡張構成(19インチラックあたり、1台から最大7台)
今後のロードマップ
パナソニックとソニーは、デジタルデータを長期保存するアーカイブ事業の拡大に向けて、業務用次世代光ディスク規格Archival Disc(アーカイバル・ディスク)を策定。Blu-rayディスクフォーマットの技術開発で実績のある両社が、業務用領域において次世代の大容量光ディスク規格も積極的に推進することで、今後拡大が期待されるアーカイブ市場に対応していきます。
関連ニュース:
2020年1月 業務用次世代光ディスク規格「アーカイバル・ディスク」に関するホワイトペーパー第2版を発表
2015年7月3日 業務用次世代光ディスク規格「アーカイバル・ディスク」に関するホワイトペーパーを発表
2014年3月10日 業務用次世代光ディスク規格Archival Disc(アーカイバル・ディスク)を策定
開発の歴史
光ディスク開発の道のり
2002年にブルーレイディスク規格が公表されて以来、パナソニックは一貫して規格化を主導。民生用ディスクの量産化及びレコーダーなどの関連機器開発において、常に業界をけん引してまいりました。
2014年には、ソニーと共同で、業務用次世代光ディスク規格「アーカイバル・ディスク」の策定を発表。長い歴史の中で積み重ねてきた記録メディアの開発実績をもとに、業務用領域においても次世代の大容量光ディスク規格も積極的に推進することで、貴重なデータを次世代に繋ぐソリューションをご提案してまいります。
品質管理
一貫生産体制
パナソニックのアーカイバル・ディスクは、材料開発から生産の最終工程まで、自社工場で一貫生産。厳しい品質管理の下、信頼性の高い製品を提供しています。
全数ドライブ検査
以下のアーカイブ性能に関する品質検査を実施することにより、厳しい品質基準に合格したディスクのみを出荷しています。
AI活用した画像検査工程
アーカイバルディスク生産では、ディスクを製造する各プロセスの検査項目にAIを活用した画像検査を導入しディスク品質を保ち、お客様に安心して使っていただける長期信頼性を確保しています。
ドライブ録再検査工程
全てのディスクは専用検査ドライブを用いて記録再生検査を実施しています。この膨大な検査データは、ディスク毎に保存し、トレーサビリティを担保すると同時に、統計的な分析によりディスク品質の安定にも活用しています。