日本空港ビルデング株式会社様

HD映像コミュニケーションシステム
ターミナル間の移動を無くすことで会議に掛かる時間を短縮。有事の際にもリアルタイムで情報交換をすることができ、素早い意思決定が可能になりました。

概要

離れたターミナル間での安全性向上に活用。リアルタイムな情報共有で、素早い意思決定が可能に。

導入パターン:多地点接続

写真:緊急対策室での会議の様子
緊急対策室での会議の様子。
写真:安定した映像・音声で緊急対策室と防災センターを接続
安定した映像・音声で緊急対策室と防災センターを接続。
写真:専用ラックに設置されている機器(KX-VC600)
専用ラックに設置されている機器(KX-VC600)。
写真:モニター上にカメラを設置し、会議室の全体を撮影。
モニター上にカメラを設置し、会議室の全体を撮影。

事例サマリ

課題

  • 時間削減・判断スピード化

解決策

会議の移動時間を短縮でき、円滑なコミュニケーションと情報共有のリアルタイム化で、より早い意思決定と確実な状況の把握が可能に。


導入の背景

第1旅客ターミナル、第2旅客ターミナル合わせて、1日約18万人が行き交う羽田空港の旅客ターミナル。この公共性の高いターミナルにおける絶対安全の確立を徹底するため、防災センターでは、毎日の両ターミナル合同連絡会や、各種会合が実施されていますが、会合のたびにターミナル間を移動する必要があり、移動に伴う時間のロスや、有事の際の即応性が課題となっていました。また、災害発生時や特別警戒事案の際は、より頻繁に情報共有、意見交換等を行う必要があるため、より正確で速い判断の実現のためにも、この課題の早期解決が求められていました。


導入のポイント

  • 高画質
  • 高音質
  • 操作の容易性
  • 保守サポート

課題解決の候補として、ビデオ会議システムの導入を検討していた折、グループ会社である日本空港テクノ株式会社様に既に導入されていたHDコムをご覧になり、高画質なところはもちろんのこと、まるで実際に会って話しているかのように遅れの無い音声を体感できたことが採用のポイントとなりました。また、普段テレビを見るときと同じようにリモコンで簡単に操作できた点では、機械が苦手な職員の方にも安心であることを実感していただきました。空港の業務では、機械のトラブルで長時間使用できないという事はあってはならないため、保守サポートがしっかりしている点についても、HDコム導入を決定された大きな要素となりました。


導入後のメリット

改善ポイント

  • 会議のたびに移動していた時間を短縮。
  • 円滑なコミュニケーションで早急な意思決定が可能に。
  • リアルタイムな情報共有でより確実な状況把握を実現。

会議の度に2つのターミナル間を移動していた時間を短縮できたことはもちろん、会合出席者が自分の担当ターミナルにいながら会議が行えるため、会議時間中に万一何かが起こったとしても、即時に対応にあたれるようになったことが、とても大きな効果でした。また、これまでは電話や無線などで情報伝達を行っていましたが、HDコムでの会議に変えて円滑なコミュニケーションが取れるようになり、より早急な意思決定が可能になりました。先日国賓が来日した際には、刻々と変わる状況の中、第1旅客ターミナルと第2旅客ターミナルの両防災センター間での報告や、情報共有がリアルタイムに行われたことで、より確実に状況の把握ができました。今後も、発着枠の拡大や、東京オリンピックに向けたセキュリティーレベルの向上にむけ、接続部門を追加するなど、一層の有効利用をしていきたいと考えられています。


導入システム

  • HD映像コミュニケーションユニット KX-VC600 ×3台
  • 専用マイク(デジタル) ×3台
  • 専用カメラ GP-VD150  ×3台

システム概要

システム概要図

お客様情報

日本空港ビルデング株式会社様

「訪れる人に安らぎを、去り行く人にしあわせを」
~すべてのお客様に「安らぎ」と「しあわせ」を~
日本空港ビルデング株式会社様は、1953年設立、羽田空港の供用開始以来、現在に至るまで、純民間資本による旅客ターミナル運営会社として、「公共性と企業性の調和」を基本理念に、「旅客ターミナルにおける絶対安全の確立」「お客様本位の旅客ターミナル運営」を徹底し、安全でより魅力ある羽田空港の発展のため、日々貢献しています。

写真:羽田空港
写真:日本空港ビルデング株式会社 執行役員 運営本部 防災安全部長 徳武 大介 様
日本空港ビルデング株式会社 執行役員 運営本部 防災安全部長
徳武 大介 様