北陸電力株式会社様

HD映像コミュニケーションシステム
高画質で多くの拠点と会議ができるHDコムで円滑な緊急会議の開催を実現。周辺機器を活用し、会議映像の保存など正確な情報保存が可能になりました。

概要

フルHDの高解像度映像で情報を共有。素早く、正確に、多くの拠点との遠隔会議を実現。

導入パターン:多地点接続

写真:サブモニターで資料を確認しながら会議を実施
サブモニターで資料を確認しながら会議を実施。
写真:専用ラックを使ってディスプレイの上にカメラを設置
専用ラックを使ってディスプレイの上にカメラを設置。
写真:HDコム本体とデジタル入力レコーダーをつないで会議収録が可能
HDコム本体とデジタル入力レコーダーをつないで会議収録が可能。

事例サマリ

課題

  • 教育・研修効率化

解決策

すぐに、高画質に、最大75台の多くの拠点と、円滑な緊急会議や研修の開催を実現。周辺機器との組み合わせで正確な情報保存も可能に。


導入の背景

北陸地方全域に電力を供給する北陸電力株式会社様は、富山県、石川県、福井県、岐阜県の4県に東京都を入れて、70拠点以上の事業所を構えています。また、火力や水力、原子力、太陽光、風力など、各所にさまざまな発電所を設置し、安定した供給により人々の暮らしを支えています。拠点数の多い電力会社の業務では、遠隔地とのスムーズな会議が不可欠ですが、発電所の多くは市内から離れているため、北陸電力様では以前からビデオ会議システムを活用しておりました。しかし、これまでのシステムでは会議の際に資料をモニターに映すと見づらく、情報を正確に確認するためには双方で事前に資料を用意する必要があるなど、画質の面で大きな課題を抱えていました。そのため、ビデオ会議システムの高画質化を目指し、HD映像コミュニケーションユニット(HDコム)の導入を決定されました。


導入のポイント

  • 高画質
  • 接続性の高さ
  • 保守サポート

各拠点のビデオ会議室には、会議中の映像を映すメインディスプレイの他に、会議参加者が手元のモニターで資料を確認できるようサブモニターを複数台配置しています。映し出す資料は文字ベースのものだけでなく、発電所の映像や画像も多く、高精細でなければ議題の箇所を確認することができません。そのため、HDMI端子でパソコンとつなぎ、高解像度な情報を瞬時に確認できるHDコムは、スムーズな会議進行に大きく貢献すると考えられました。また、従来から使われていた既存のMCU(多地点接続装置)に全拠点のHDコムをつなぐというご要望に対しても問題なく対応でき、HDコムの接続性の高さを実感されました。北陸電力様では、ビデオ会議室が1日中埋まることもあるほど、遠隔会議は日常の業務に欠かせないものとなっています。ビデオ会議が停止すると業務に大きな支障をきたすため、保守サービスなどの高いサポート力も、システム選定における大きなポイントとなりました。


導入後のメリット

改善ポイント

  1. “すぐに、高画質に、多くの拠点と”会議ができるHDコムで円滑な緊急会議の開催を実現。
  2. 会議映像のフルHD画質での保存や日時情報の書き込み機能などの周辺機器の活用で正確な情報保存が可能に。
  3. 最大75台の同時接続で1ヵ所から多くの拠点へ社内方針発表や研修が可能に。

北陸電力様では、支店間、部署間などの会議で日常的にHDコムを活用されています。また、“すぐに、高画質に、多くの拠点と”会議ができるHDコムは、台風などの不測の事態でも、円滑な緊急会議の開催を実現しています。専用リモコンは、ボタンを押すだけですぐに映像や資料を切り替えられ、パン・チルトボタンで発言者のアップ映像から全体映像への切り替えも簡単で、急を要する会議がスムーズに進行できると好評いただいています。こういった重要な会議の際には、後で見返して内容を確認することも必要となるため、レコーダーを導入し、必要に応じて会議映像の録画も行っています。HDコムにダイレクトに接続できるデジタル入力レコーダーは、フルHD画質のまま高画質に保存することができます。さらに、日時情報を映像信号に焼き込む機能を搭載したレコーダーも活用し、正確な収録日時が見える後日確認を可能にしました。このほか、北陸電力様では、最大で75台のHDコムを同時接続できるため、社内の方針発表や研修など、1ヵ所から多くの拠点に向けて発信する使い方もHDコムの効果的な活用方法だと考えられています。本店の大会議室に全拠点から集まることなく、社員が分かるまでしっかりと伝えていくことができ、活用の幅が広がっています。今後も、HDコムの特性を活かしたさまざまな使い方によって、さらなる効果が得られると期待されています。


導入システム

製品写真:HD映像コミュニケーションユニット KX-VC1300J

HD映像コミュニケーションユニット KX-VC1300J×75台

製品写真:HDコム専用マイク バウンダリーマイクロホン(デジタル) KX-VCA001

HDコム専用マイク(デジタル) KX-VCA001×284台

HDコム専用カメラ GP-VD151J×71台


 

デジタル入力レコーダー DMR-T4000R×59台

デジタル入力レコーダー DMR-MC500 ×3台


システム概要

システム概要図

お客様情報

北陸電力株式会社 様
1951年に設立された北陸電力株式会社様は、「常にお客様の立場や気持ちに立って考える“マーケット・イン”」を原点に、低コスト、良質、クリーンなエネルギーを供給することで地域社会の発展に貢献されています。安全最優先を前提とした電力の安定供給と、地域のニーズを踏まえた営業活動を目指し、60年以上にわたり北陸地方の人々の暮らしを支えています。

北陸電力株式会社 情報通信部の皆さま

部 長 德光吉成 様 (左から3番目)
副部長 坂井昭治 様 (左から2番目)
統括(課長) 熊田俊則 様 (左から4番目)
副課長 恒川信裕 様 (左から1番目)
ご担当 歸山 薫 様 (左から5番目)

写真:北陸電力株式会社 様
写真:北陸電力株式会社 情報通信部の皆さま
北陸電力株式会社 情報通信部の皆さま