パルコ様
コルトレイク市では、ベルギーの多くの都市と同様、街の駐車スペースが不足しつつあります。コルトレイク市の駐車スペースを管理しているパルコ様は、利用可能なスペースを確実かつ最適に活用する方法を考案しました。パルコ様は、パナソニックとプロバイダー運営会社であるトラデレック社様と共同で、タフパッド FZ-X1を使った革新的なプラットフォームを開発しました。このプラットフォームにより、ベルギー初の駐車スペース巡回業務の完全デジタル化が実現しました。
パルコ様は、コルトレイク市の駐車スペースおよび駐車関連のインフラの拡大、維持、管理に力を入れています。パルコ様の駐車取締官は、毎日市内を巡回し、駐車の規制が守られているかどうかを確認しています。2015年初め、新しいプラットフォームが導入され、駐車取締官が行っていた巡回業務はすべてデジタル化されています。
導入の背景
プロセスをシンプルにして、サービスを向上させる
長年、駐車スペースの管理と駐車政策を専門に取り扱ってきたパルコ様は、コルトレイク市における駐車政策のデジタル化に取り組んでいます。その重要な革新の一つが、短時間駐車への取り組みです。パルコ様は、短時間駐車が許可されている駐車場ごとにセンサーを配備しています。ドライバーが車を短時間駐車用スペースに停めると、センサーが作動し、タイマーが起動します。30分の最長駐車時間を過ぎると、その駐車スペースから一番近くを巡回している駐車取締官に自動的に通知されるため、すぐに対応することができます。 またパルコ様のスマートフォン専用アプリでは、ドライバーに空いている駐車スペースをリアルタイムで通知する機能があり、ドライバーは最寄りの空いている駐車スペースを検索することができます。また、このアプリを使えば、駐車料金も支払ことができるため、ドライバーは料金支払所を探す必要もありません。
導入のメリット
アプリの導入で業務時間の大幅短縮
パルコ様はトラデレック社様と協力し、新しいプラットフォームを最大限活用できる適切なハードウェアを探し始め、すぐにパナソニックのタフパッド FZ-X1がふさわしいとの結論に至りました。タフパッド FZ-X1は高性能CPU、バッテリーの稼働時間、雨の中でも手袋をはめた状態でも操作できるタッチスクリーン、GPS、スマートフォンとしても使えるタブレットと、パルコ様が求めている機能をすべて兼ね備えていました。
トラデレック社様のセールス・マネージャー、ダニエル・フレデリクス氏は、タフパッド FZ-X1であれば、駐車取締官が常に誤作動や故障のリスクなく、このプラットフォームを素早く簡単に使うことができると確信したそうです。タフパッッド FZ-X1は落下への耐性があり非常に頑丈なことに加え、3Gや4G通信で事務処理システムと即座に同期することもできるため、駐車取締官の巡回業務にぴったりだと感じたからです。
パルコ様とトラデレック社様は、タフパッド FZ-X1が巡回業務にどのくらい適しているのか、限界までテストするため、1年間で最も忙しい12月に導入テストを行うことにしました。その結果、テストは非常にうまくいき、テスト翌月の2015年1月には、駐車取締官の巡回業務にタフパッド FZ-X1が導入され始めました。
タフパッドを活用したこれからの展望
事務処理の無駄をなくし、革新的な巡回業務に従事
パルコ様では、タフパッド FZ-X1を昨年から使い始めたばかりですが、駐車取締官からも非常に使いやすいと好評のため、タフパッド FZ-X1へ電子カードリーダーを搭載し、駐車料金の支払い方法を増やしたいと考えています。タフパッド FZ-X1を使えば、駐車取締官は現場で即座に駐車許可証を発行・更新することができるため、事務処理の無駄を省けるようになります。一方で、駐車違反者は、タフパッド FZ-X1を使って、すぐに罰金を支払うことができます。現在はコルトレイク市を中心に事業を展開されているパルコ様ですが、今後は他の都市への事業展開も視野に入れ、タフパッド FZ-X1を用いた革新的な巡回業務を積極的に取り入れていきたいと考えています。