パラマウントベッド 株式会社様
概要
商談現場との距離をなくしたツール=HDコム。
全国どこででも「現場にとびだすショールーム」を実現。
導入パターン:2地点接続
事例サマリ
課題
- 教育・研修効率化
- 時間削減・判断スピード化
解決策
営業マンが現場でショールーム機器の説明を行い、病院を離れることができない専門医にも機器の高音質・高画質のデモを行うことが可能に。
導入の背景
病院のICU(集中治療室)で使用する設備・機器の選定は、症例毎の対処方法を実際の動線や使い勝手を想定して十分にシミュレーションすることが必須です。そこでパラマウントベッド株式会社様では2011年、様々な医療現場の要求に対応した空間シミュレーションが可能な場として東京都本郷に「メディカルデザインスタジオ」を設立。遠隔地の病院まで含めたスタジオの有効活用ができないか検討を進めていましたが、ICUなどクリティカルケア関連の設備、機器は大規模で複雑なため移動が困難であること、商談プロセスに必要な関係者(医師、看護師、設備担当等)のスケジュール確保が難しいこと、教育セミナーの講師確保が大変なことなどの課題をクリアする必要がありました。このような状況で、できるだけ移動や拘束による負担をかけることなく、多くの関係者に検討段階から関わって頂けるような、効果的なスタジオの活用が急務となっていました。
導入のポイント
- 価格の安さ
- 簡単なシステム
- 高精細画質
- フレキシブルな接続サービス
はじめは他社の医療向けシステム(手術映像伝送)を検討されていましたが、価格が高く、システムとして大がかりであるため決めかねていました。また他のシステムでは解像度が低く、接続が不安定のため断念。そんな中、今年7月に九州で開催された「アジアメディカルショウ」の会場で初めてHDコムをご覧になり、価格が安く、システムはシンプルで簡単、そのうえ実際の映像がフルHDテレビと同様で驚くほどきれいであったため、実際に採用いただくことになりました。また、HDコムがモバイル対応も視野に入れていることや、「つながるねっと」によるフレキシブルな接続サービスも採用の決め手となりました。
導入後のメリット
改善ポイント
- 病院を離れられない専門医にもショールームにある機器のデモなど説明が可能に。
- 機器を移動する手間が省けることで、業務の効率化を実現。
- 音声遅延もなく画質も鮮明。
商談の現場である病院とショールームをHDコムで接続することにより、メディカルデザインスタジオに設置してある機器のデモを離れた場所に対しても行うことができるようになりました。病院にいる営業マンが現場でショールーム機器の説明を行うことで、病院を離れることができない専門医にも説明が可能になりました。まさに、「現場にとびだすショールーム」の実現で、業務効率化を実現しています。他にも医療機器業界展「HOSPEX」で会場ブースとHDコムで接続しましたが、音声遅延もなく、画質も鮮明。今後開催される「集中治療学会」についても同様の活用を予定いただいております。
導入システム
- HD映像コミュニケーションユニット KX-VC600×2台
- HD ビデオカメラ HDC-TM25×2台
- 37インチ プラズマディスプレイ×2台
システム概要
お客様情報
パラマウントベッド 株式会社様
医療・介護用機器メーカーの大手で、東京本社に加え、全国に9つの支店と、2つの工場を有します。2011年11月より戦略的なショールーム活用のため、東京都本郷に「メディカルデザインスタジオ」を設立。ICUを中心とする急性期医療の機器、設備、情報端末などのソリューション提案の場として活用を開始されています。従来型のショールームではなく、「現場にとびだすショールーム」のコンセプトのもと、商談現場との距離をなくしたツールとして使用するために、HDコムをご活用いただいています。
クリティカルケアチーム 課長
水上 様