パナソニックミュージアム
概要・特長
創業100周年にあたる2018年3月7日、「松下幸之助歴史館」「ものづくりイズム館」「さくら広場」からなるパナソニックミュージアム(大阪府門真市)がオープンしました。経営理念やお客様との信頼を未来につなぐ為の「資産の継承」のひとつとして創業100周年に向けて一般公開しました。
館内には数々の展示を支える映像機器や新しいシステムが導入されています。
【松下幸之助歴史館】
1933年竣工の第三次本店があったその場所に、当時の諏を忠実に再現した建物を新築復元しました。新歴史館のコンセプトは「松下幸之助に出逢える場所」。創業者94年の生涯を7つの章からなる「道」にたとえ、それを巡りつつ、経営観や人生観を学ぶ展示構成となっています。
<主な納入システム>
入口のホワイエには49型のディスプレイを設置。重点トピックスにはスペースプレーヤーが27か所、LinkRayが29か所設置され、7つの章の紹介をしています。LinkRayでは多言語対応(※1)を実施し、来場者はスマートフォンのLinkRayアプリをダウンロードすれば、そのスマートフォンの設定言語で展示情報を確認することができるため、海外からのお客様に好評を得ています。
(※1)中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語、インドネシア語、ベトナム語、スペイン語、英語、日本語
「学びの杜」では9400lmのプロジェクター3台とズームレンズによるプロジェクションマッピングで印象的な展示を実施しています。また84型4Kディスプレイを休憩席を兼ねたミニシアターに設置しました。
「創業の家」にはスペースプレーヤー3台とWebカメラによる人感センサーを設置。人を感知して映像を再生しています。
創業者の著書や関連書籍を紹介しているライブラリの書籍ウォールでは9400lmのプロジェクターによるプロジェクションマッピングを行っています。またPCが設置されたデスクでは、各コーナーに置かれた創業者の”ことばカード”のバーコードを読み込むことにより、関連映像の再生や、アーカイブ映像を視聴することができます。また昔の社歌をタッチ画面の再生により聴くことができます。
セミナーなども実施できる会議室には、プロジェクターや音響設備、HDコム、AV制御システムが設置されました。
【 ものづくりイズム館】
旧歴史館をリニューアルし「パナソニックの、ものづくりのDNAに触れられる場所」をコンセプトとしています。
<主な納入システム>
エントランスには配線器具、テレビ、洗濯機、冷蔵庫などの当社1号機を展示。その奥の「収蔵庫」には約400点の歴史的商品を保管・展示しています。ここにもLinkRayを設置。
「コンセプトシアター」では50年前と現在の暮らしの違いを透明スクリーンにより映像やジオラマで紹介しています。
「マスターピースギャラリー」は人々のくらしを豊かにした、製品約150点が展示されており、LinkRayやスペースプレーヤーが使用されています。
一番奥にある「ヒストリーウォール」は、社会背景や時代ニーズに呼応したパナソニックのモノづくりの取り組みを636インチの8Kプロジェクション映像で紹介しています。