株式会社オプテージ様
課題
災害対策本部と地域の保守拠点をつなぐ際にビデオ会議のみでは各拠点に社員が集まる必要があるので、どこからでも参加できる柔軟なシステムを構築したい。
解決策
ビデオ会議とWeb会議を連携することで自宅からでもWeb会議で災害対策本部のビデオ会議に参加可能に。
多くの社員が在宅勤務に切り替わる中、ビデオ会議とWeb会議をつなぐWebハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックスのおかげで、スムーズに災害対策本部と保守拠点間の連携を構築することができました。
背景
ビデオ会議で災害対策本部と保守拠点の遠隔コミュニケーションを構築
株式会社オプテージ様は関西地域を中心に、独自の光ファイバーネットワークによる高速・高品質な情報通信サービスを提供。個人・法人企業向けの情報通信インフラに加え、企業・自治体向けの情報システム基盤開発など、幅広いサービスを提供しています。そのため、現代社会に必要不可欠な情報通信インフラを担う事業者として本社に災害対策本部を設置し、災害やシステム障害発生時に地域の保守拠点と連携する万全の保守体制を整えています。これまで社内の災害対策本部と保守拠点のやりとりは高品質な遠隔コミュニケーションが可能なビデオ会議を利用、社外のパートナー会社様とのやりとりは手軽に使えるWeb会議を利用と、ツールを使い分けていました。しかし、ビデオ会議は拠点の会議室に社員が集まる必要があり、災害発生時など緊急性の高い会議もその都度社員が拠点に出向かなければならないという課題があり、遠隔コミュニケーションの方法を模索していました。
導入理由
ビデオ会議とWeb会議を連携することでBCP対策を強化
以前は災害対策本部と保守拠点の遠隔コミュニケーションツールに他社製ビデオ会議システムを使用していましたが、高価なMCUを使用せずに本体だけで最大24拠点の多地点接続が可能なビデオ会議システム「HDコム」を評価され、2018年度に旧システムからHDコムにリプレイスを行いました。その中で、既に社内で使用しているWeb会議サービスとHDコムを接続できないかとの要望があり、そのニーズに適合したのが、ビデオ会議HDコムとWeb会議を接続し、映像・音声の双方向通信を可能にするWebハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックスでした。Web会議であれば自宅や外出先からでも利用することができるため、災害発生時のBCP対策としても効果があると判断し、Webハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックスを採用いただきました。
導入後の効果
自宅からでも本社の災害対策本部のビデオ会議に参加可能に
2020年2月、Webハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックスの導入と同時期に国内で新型コロナウイルス感染症が拡大。株式会社オプテージ様では感染症拡大の予防対策として、多くの社員が在宅勤務体制に移行しました。拠点に集まる必要があった災害対策本部と保守拠点間のビデオ会議は、Webハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックスを活用することで、自宅からでもWeb会議を利用して参加することが可能になりました。多くの社員が出社できない状況下でも、欠かすことのできない保守拠点の連携体制を構築しています。経営本部 コーポレートIT統括部の髙木博文様は「新型コロナウイルス感染症の拡大を受け導入を急いでいましたが、本体とWeb会議用PCをUSBとHDMIでつなげるだけの簡単かつ短期間で導入できることがよかった。多くの社員が在宅勤務に切り替わる中、Webハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックスのおかげで、スムーズに保守拠点間の連携を構築することができました」と語ります。
24時間365日、状況を問わず迅速な意思決定が可能に
地域のインフラを担う事業者である株式会社オプテージ様は、台風や地震などの大規模災害でシステムに障害発生した際は24時間365日、復旧に迅速な対応が求められます。これまで災害対策本部と地域の保守拠点をつないで開かれる復旧計画会議などでは、参加者が拠点に集まり意思決定をおこなうため、移動の必要がありタイムラグが発生していました。しかし、Web会議で参加できるようになったことで時間を選ばず夜間でも、災害により交通手段が寸断され参集できない場合でも、状況を問わず参加が可能です。それにより災害対策の意思決定が迅速化されることを期待されています。
災害対策本部と保守拠点をつないだ多地点接続の様子
Web会議用PCに接続したWebハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックス
保守拠点に設置されたHDコムKX-VC1300JとHDコム専用カメラGP-VD131J
システム構成図
納入機器
【新規導入】
- HD映像コミュニケーションユニット:KX-VC1300J×1台
- Webハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックス:KX-VCG100J×1台
- HDコム専用カメラ:GP-VD131J×1台
- HDコム専用マイク:KX-VCA001×1台
【既存設備】
- HD映像コミュニケーションユニット:KX-VC2000J×5台
- HD映像コミュニケーションユニット:KX-VC1300J×22台
- HDコム専用カメラ:GP-VD131J×27台
- HDコム専用マイク:KX-VCA001×27台
- 4拠点接続拡張アクティベーションキー:KX-VCS305W×10式
お客様の声
ビデオ会議とWeb会議の双方の利便性をさらに活かし質の高いサービスを提供したい
Web会議は便利ですが、やはりビデオ会議HDコムには高い品質と安定性があります。双方の利便性を上手く活用し、今後は保守拠点だけではなくさまざまな拠点間で連携を行い、より質の高いサービスをお客様に提供できるようになればと考えています。例えば、機器故障やメンテナンスの際、現場状況をWebカメラでWebハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックスにつなぎ、ビデオ会議と共有するなどいろいろな使い方ができると期待しています。
(左から)
経営本部 コーポレートIT統括部 コーポレートITインフラチーム 太田 弘様
経営本部 コーポレートIT統括部 コーポレートITインフラチーム 髙木 博文様
経営本部 コーポレートIT統括部 コーポレートITインフラチーム マネージャー 柳生 英樹様
経営本部 コーポレートIT統括部 コーポレートITインフラチーム チームマネージャー 鎌田 祥史様
※所属は納入時のものです。
株式会社学研ココファン様
パナソニック ホームズ株式会社
「Suita SST」
見守りAI画像解析システム
多世代が共に生きる次世代型スマートタウンに、安心・安全をもたらすAI画像解析システムを導入。
パナソニック コネクト株式会社 本社
360度カメラスピーカーフォンPressIT360(プレスイット サンロクマル)
360度カメラスピーカーフォンPressIT360によりハイブリッド会議のリモート参加者が会議室の空気感を共有。
三菱地所株式会社様
ワイヤレスプレゼンテーションシステムPressIT・360度カメラスピーカーフォンPressIT360
リアルな会議では簡単・スムーズに資料を投影。リモート先には会議室の臨場感を共有。
株式会社仙台放送様
映像制作ソリューション「KAIROS クラウドサービス」
KAIROS クラウドサービスを用いて、第53回仙台七夕花火祭のLIVE配信を実施。3拠点からのカメラ映像を少ないリソースでスイッチング・編集することができ、今までにないコンテンツの配信を実現した。
株式会社読売新聞東京本社様
株式会社読売巨人軍様
株式会社東京ドーム様
顔認証クラウドサービス「KPASクラウド」
(入場管理機能/決済連携機能)
KPASクラウドを活用した顔認証システムで入り口での手ぶら入場と売店での手ぶら決済を実現。
パナソニック コネクト株式会社 神戸工場
モジュラーマウンターNPM-WX、実装ライン用システム APC-5M
実装ライン用システムAPC-5Mを用いて設備コンディションを見える化。不具合の予兆を事前につかむことで、隙間時間を利用したメンテナンスが可能になり、生産性の向上を実現。
株式会社ジェイ・スポーツ様
映像制作ソリューション「KAIROS クラウドサービス」
KAIROS クラウドサービスを用いて、24時間耐久レースのLIVE中継を実施。業務効率化によるコスト削減に寄与し、かつ視聴者が満足できるクオリティの放送・配信を実現した。