写真:ビデオ会議の様子
写真:ビデオ会議の様子

株式会社源吉兆庵ホールディングス様

HD映像コミュニケーションシステム(Web会議連携)
既存他社製ビデオ会議システムを活用したままHDコムで多地点接続を実現。ビデオ会議とWeb会議を連携することで社内連携が円滑化。

課題

既存の他社製ビデオ会議システムでは同時接続地点数が不足している。また、既存ビデオ会議システムとWeb会議サービス間で映像・音声の双方向通信をおこないたい。

解決策

本体だけで最大24地点の接続が可能なHDコムKX-VC2000Jを導入し、既存の他社製ビデオ会議システムと接続。ビデオ会議システムとWeb会議サービスの連携が可能なWebハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックスも導入。

弊社が抱えていた課題がすべて解決される機能がHDコムに備わっていました。ビデオ会議システムとWeb会議サービス間の連携が可能になったことで、社内の意識共有がさらに進むことに期待しています。

株式会社 源吉兆庵ホールディングス 経営管理部 コンピューター室
テクニカルリーダー 田淵 伸二郎様
主任 中村 康之様

背景

事業拡大にともない既存ビデオ会議システムでは拠点の同時接続数が不足

和菓子や洋菓子、米菓の製造・物流・販売を一貫して手掛ける株式会社 源吉兆庵ホールディングス様は、拠点同士のスムーズな情報共有が必要不可欠であり、これまでも離れた拠点同士の会議に他社製ビデオ会議システムを活用されていました。しかし、事業拡大のため2016年に鳥取工場、2018年に愛媛宇和島工場を竣工、さらに人員増加にともない拠点数も増加し、既存のビデオ会議システムでは同時に接続できる拠点数が不足するようになっていました。接続上限で参加できない拠点やビデオ会議システムが設置されていない拠点はWeb会議サービスを利用して音声のみで会議に参加しなければならないなど、拠点間のスムーズなやりとりが困難な状況に直面していました。


導入理由

ビデオ会議とWeb会議の連携が可能なHDコムに注目

遠隔会議システムのリプレイスを検討されていた中、展示会場でHDコムの実演を体験。ビデオ会議システムとWeb会議サービスの映像・音声双方向コミュニケーションを可能にするWebハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックスと、本体だけで最大24地点の接続が可能なHDコムKX-VC2000Jが注目されました。経営管理部の田淵様は「弊社が抱えていた課題がすべて解決される機能がHDコムに備わっていました」と語ります。また、HDコムは既存の他社製ビデオ会議システムとの互換性も優れており、既存システムをリプレイスすることなく、そのまま使い続けることができるため、導入コストが大幅に削減できたことも導入の大きなポイントになりました。


導入後の効果

同時接続地点数の増加により、ビデオ会議の質が向上、拠点間のスムーズな連携を実現

本社に設置したHDコムKX-VC2000Jを親機として使い、役員が常駐する国内主要20拠点を他社製の既存ビデオ会議システムで接続。最大接続地点数が24まで増加したことにより、経営会議などの重要な会議はすべての主要拠点がビデオ会議で参加できるようになりました。また、これまでは一部にWeb会議サービスを使用していた影響で、発言が聞きとりづらいことや、発言者以外の人物が話すと、音が途切れてしまい会議の進行が遮られてしまうことがありました。しかし、ビデオ会議システム同士の接続により音声品質が飛躍的に向上し、スムーズな会議進行を実現。今後は主要拠点の既存ビデオ会議システムをHDコムに順次リプレイスすることも検討されており、HDコム同士の接続になることで、より高品質な映像・音声でビデオ会議ができると期待されています。

Web会議サービスとの連携が可能になり、少人数の拠点や店舗からもビデオ会議にスムーズに参加可能

ビデオ会議システムを設置していない少人数の拠点や店舗などではWeb会議サービスを利用して、拠点間の連携をおこなっています。これまでもWeb会議サービスで主要拠点とのビデオ会議に参加することはありましたが、音声で会議の内容を一方的に聞くのみの“配信”にとどまっていました。HDコム導入後は、本社のパソコンとWebハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックスをHDMI/USBケーブルで接続するだけで、ビデオ会議システムとWeb会議サービスの映像と音声による双方向通信を実現。Web会議の拠点がビデオ会議の1拠点として参加でき、これまでにないスムーズな社内連携が可能になりました。お互いの表情を確認しながら発言できるため、言葉の細やかなニュアンスなどが伝わりやすく、社内の意識共有が進むとWeb会議連携を高く評価されています。


写真:KX-VC2000JとKX-VCG100J

会議室に設置されたHDコムKX-VC2000JとWebハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックスKX-VCG100J

写真:HDコム専用カメラKX-VD170J

本社に設置されたHDコム専用カメラKX-VD170J

写真:Webハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックスと接続したWeb会議PC

Webハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックスと接続したWeb会議PC


システム構成図

システム構成図

納入機器

  • HD映像コミュニケーションユニット:KX-VC2000J×1台
  • Webハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックス:KX-VCG100J×1台
  • HDコム専用カメラ:KX-VD170J×1台
  • HDコム専用マイク:KX-VCA001×1台
  • 4地点接続拡張アクティベーションキー:KX-VCS305W×2式

お客様の声

今後は会議だけでなくさまざまなシーンでHDコムを活用していきたい

質の高い“季節の和菓子“を追求するために培ってきたさまざまな独自技術があるのですが、それを習得している職人の人数は限られています。製造工場が岡山県内に収まっていたこれまでは、品質を保つために職人が往来して指導していましたが、近年の事業展開により製造工場も鳥取県や愛媛県に展開するようになり、職人の移動にかかる時間やコストが課題になってきました。そこで、高品質な映像と音声のやりとりができるHDコムを利用し、商品の焼き色やムラなどの映像を職人が確認してリアルタイムで指導することを検討しはじめています。コミュニケーションの手法も変化していく中で、将来は現状の会議だけでなくさまざまなシーンで情報・技術共有ができるようにHDコムを活用していきたいと考えています。


写真:田淵 伸二郎様

株式会社 源吉兆庵ホールディングス 経営管理部 コンピューター室
テクニカルリーダー 田淵 伸二郎様
※所属は納入時のものです。

写真:中村 康之様

株式会社 源吉兆庵ホールディングス 経営管理部 コンピューター室
主任 中村 康之様
※所属は納入時のものです。


お客様紹介

「和菓子の心を世界へ」ワールドワイドに事業を展開

岡山県岡山市に本社を置く株式会社 源吉兆庵ホールディングス様は和菓子の商品開発から製造、販売に至るまで一貫して手掛けています。創業は1946年。「お届けしたい四季の和菓子」「和菓子の心を世界へ」をモットーに、和菓子の伝統を守りながら新しい発想を取り入れ、国内外にワールドワイドに事業を展開されています。

写真:源吉兆庵ホールディングス様 本社
岡山県岡山市の株式会社 源吉兆庵ホールディングス様 本社

関連機器・サービス

製品写真:KX-VC2000J

HD映像コミュニケーションユニットKX-VC2000J


製品写真:KX-VCG100J

Webハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックスKX-VCG100J


製品写真:KX-VD170J

HDコム専用カメラKX-VD170J


製品写真:HDコム専用マイクKX-VCA001

HDコム専用マイクKX-VCA001


製品画像はありません

4拠点接続拡張アクティベーションキーKX-VCS305W