株式会社 常陽銀行様
概要
HDコム一体型モデルを活用した新形態の出張所を開設。
サービスの質や利便性を維持したまま省人化を実現。
導入パターン:多地点接続
事例サマリ
課題
- 多地点対応
- TCO削減
解決策
サブモニターにパンフレットなどを表示しながら、メインモニターで互いの表情を映すなど、有人窓口と同水準の応対ができるシステムをHDコムで構築。
導入の背景
茨城県水戸市に本店を構える株式会社常陽銀行様は同県を中心に国内183店舗、海外4駐在事務所を展開する大手地方銀行です。店舗改革のひとつとして有人出張所の省人化を推進する中、2017年9月に新形態の店舗として常陸大宮野口出張所を開設。同出張所には高機能で拡張性の高い遠隔対面システムを実証実験として導入、出張所の端末から母店(大宮支店)の行員との遠隔コミュニケーションを可能とするシステムを構築されました。この実証実験での知見を活かし、その後、既存店舗を少人数運営のクイックステーションに変更するにあたり、コストパフォーマンスに優れ、かつ質の高い遠隔コミュニケーションが可能なシステムとして、専用ディスプレイスタンドにHDコム本体とディスプレイ、マイク、カメラを搭載したHDコム一体型モデルが注目されました。
導入のポイント
- 高画質
- 拡張性
HDコムの導入をご検討いただいた際、求められた条件は有人窓口と同水準の応対ができるシステムでした。そこでHDコムの拡張性を活かし、母店(支店)側には書画カメラを、クイックステーション側には書画カメラ用のサブモニターを追加装備。サブモニターにパンフレットなどを表示しながら、メインモニターで互いの表情を映して相談できるシステムを構築しました。また、HDコムの高精細映像も採用された大きなポイントで、顧客の細やかな表情の変化や書類を追う目線まで読み取ることができるため、理解の状況やご相談の意図も支店側から把握しやすいと高評価をいただきました。その結果、クイックステーションの端末として十分に水準を満たしていることを判断され、導入に至りました。
導入後のメリット
改善ポイント
- 6~8名体制の出張所をHDコムの導入で2名前後に省人化を実現。
- 少人数にも関わらず従来のサービスの質や利便性を維持。
- 混雑時はHDコムを一時的に一般相談窓口として活用可能。
従来の有人出張所は6~8名体制で運営されていましたが、HDコムを導入したクイックステーションは行員2名前後の運営体制となり、大幅な省人化を実現しました。クイックステーションはこれまでに茨城県内8店舗開設され、HDコムは各クイックステーション内に“テレビ電話コーナー”として設置。それぞれの母店(支店)とHDコムで接続されています。専門知識が必要な投資信託やローンなど、少人数の出張所では対応が難しい内容も、母店のスタッフが応じられるため、少人数にも関わらず従来のサービスの質や利便性を維持したままの相談業務が可能になりました。また、専門性が求められる窓口としてはもちろん、混雑時にはHDコムを活用して一時的に一般相談窓口として増設することもできるなど、柔軟な対応も可能にしています。今後さらなるクイックステーションの開設を進めるとともに、一層多様な活用を期待されています。
導入システム
HD映像コミュニケーションユニット KX-VC1300J×14台
HDコム専用カメラ GP-VD131J×14台
HDコム専用マイク(アナログ) KX-VCA002×14台
システム概要
お客様情報
株式会社 常陽銀行 様
株式会社常陽銀行様は1935年7月30日に創立。「健全、協創、地域と共に」という経営理念のもと、堅実な営業、健全な経営を行い、地域のお客様に質の高い総合金融サービスを円滑にご提供することによって、地域社会・地域経済の発展に貢献しています。
金子 弘文 様 (左)
玉戸出張所
廣瀬 弘美 様 (中)
営業統括部 主任調査役
風間 健太郎 様 (右)