町田市教育委員会様
概要
自治体・大学・小学校が進める国際交流プロジェクト、異文化交流体験ツールとして期待されるHDコム。
導入パターン:2地点接続
事例サマリ
課題
- 教育・研修効率化
解決策
教室の児童全員が一度に国際交流授業に参加でき、お互いの顔を見て反応がリアルタイムで分かることで授業の「質」が劇的に向上。将来的な拡張も検討。
導入の背景
日本の小学校では学習指導要領が改定され、小学校5・6年生に対して「国際理解/外国語活動」が必修となりました。しかし、日常生活では英語を使ったり異文化に接する機会が少ないのが現実です。そこで町田市教育委員会様は、体験的に異文化への理解を深めることができるプログラムづくりを玉川大学様に委託。地域の教育委員会・大学・小学校が一体となったプロジェクトとして準備が始まり、それに活用できる機器・システムを検討されていました。そんなとき、玉川大学の佐藤教授がHDコムのデモをご覧になり、「これなら使える」と確信を得て、町田市教育委員会様に提案・導入に至りました。
導入のポイント
- 高画質
- 高音質
- 臨場感
- 安定した通信
町田市教育委員会様は、2007年よりWebカメラとメールを活用した国際交流授業をオーストラリアの間で実施していましたが、パソコンの画面は小さいため2~3名単位で交代での会話に限定されていました。さらに接続が不安定なため授業が途切れがちで、先生もテンポ良く授業を進めることができず、児童の集中が途切れてしまうなど、効果的な交流授業ではありませんでした。佐藤教授によると、国際理解の授業に一番求められることは、「体験」をすることで、教室の児童全員が参加、交流できる機器を探されていました。HDコムはそのような要望に対して“交流授業に最適なシステム”と高い評価をいただきました。大画面なので児童全員が参加でき、教室の空気感まで伝わる臨場感がある。映像・音声がきれいで相手の表情やニュアンスまで伝わる。安定した通信により途中で途切れることなくテンポの良い授業ができるという、三拍子そろったHDコムが選定の決め手となりました。
導入後のメリット
改善ポイント
- 相手の反応がリアルタイムでわかる国際交流授業を実現。
- テンポの良いやり取りで、交流事業の質が劇的に向上。
- 将来的に市内の全学校間で、フレキシブルに設備を移動して授業をを行うワイヤレス化も検討。
玉川大学リベラルアーツ学部様のアドバイスのもと、HDコムで町田市-台北市の小学校を接続した国際交流授業を始めました。教室の児童全員が一度に参加できるようになったことで、活発な授業ができるようになりました。また、お互いに相手の顔を見て話すことで、反応がリアルタイムにわかるようになり、テンポの良いやり取りにつながっています。HDコム導入により交流授業の「質」が劇的に向上し、子供たちにとっても興味のある楽しい授業となりました。今回は南大谷小学校様をモデル校としてプロジェクトをスタートされましたが、将来的には市内の全小学校に拡張の計画もあり、学校間でフレキシブルに設備を移動して授業ができるよう、ワイヤレス化も検討されています。
導入システム
- HD映像コミュニケーションユニット KX-VC300×1台
- HD映像コミュニケーションユニット KX-VC500×2台
- 50インチ プラズマディスプレイ×2台
システム概要
お客様情報
町田市教育委員会様
東京都町田市は、早い時期から教育のICT化の取り組みに熱心な地域です。今回は町田市教育委員会様より玉川大学リベラルアーツ学部様が委託を受け、2011年11月より町田市立南大谷小学校様と台北市立教育大学附属実験国民小学校様をHDコムで接続したオンラインによる国際交流授業を実施しました。児童の異文化に対する興味や理解の親交を目的とした遠隔コミュニケーションが行われています。
町田市立南大谷小学校 西岡 校長 (写真中央)
玉川大学 リベラルアーツ学部 佐藤 教授 (写真右)