サケのふるさと 千歳水族館様
概要と特長
新千歳空港から車で約10分の好立地にあるサケのふるさと 千歳水族館様は、1994年の開館以来、千歳市の重要な観光資源となっています。2015年のリニューアルに伴い、外国語の説明パネルが減り、またツアーガイド説明が少なくなったことなどもあり、外国人のお客様へのサービスが課題となっていました。
館内の案内については、当初はビーコン発信機を使ったスマートフォン案内表示も検討されていましたが安定度の面で導入が見送りとなっていました。そのような状況の中、札幌「大通すわろうテラス」でパナソニックがおこなった光IDソリューション LinkRayシステムの実証実験をご覧になられ今回の導入を決定されました。
サケのふるさと 千歳水族館様では館内のサーモンゾーン、支笏湖ゾーン、カイツブリ水槽、千歳川ロード、世界の淡水魚ゾーン、千歳川水中観察ゾーンの計6箇所に、LinkRay固定ID変調機が設置され、多言語による情報提供を実施しています。パナソニックのLinkRay標準アプリケーションを来館者のスマートフォンにダウンロードし、各エリアの壁面に設置された内照式パネルにかざすと詳細説明を閲覧することができます。案内ガイドのコンテンツは、日本語・英語・中国語(簡体・繁体)といった多言語に対応しており、自身のスマートフォンに設定されている言語のコンテンツを判別してその言語にあった案内が自動表示されます。
既設活用〜LinkRay固定ID変調機
今回の導入に際しては、LinkRayシステムの大きな特長である既存設備を有効利用することで設備投資を小さく抑えられる利点を生かし、既設の内照式看板を利用しLinkRay固定ID変調機を接続しています。
水族館におけるターゲット利用者層
サケのふるさと 千歳水族館様のLinkRayは、更に詳しい情報を知りたいという「大人の来館者」を主なターゲットとしています。水槽を目立たせるというリニューアル方針によって、千歳川の近況や研究成果等のパネルを壁面に掲げて展示することは避けるようになりましたが、LinkRayを使って来館者のスマートフォン端末へ詳細な情報提供をすることが可能となり、より専門的な情報を得たい方へのサービスアップを図ることができるようになりました。
また外国人観光客向けには、サケのふるさとである千歳川の生態を楽しく知ってもらうためフレンドリーでわかりやすいコンテンツを検討中です。LinkRayは最大30ヶ国語まで対応可能なので、ニーズの多い言語から対応を進める予定です。
■サケのふるさと 千歳水族館HP(http://chitose-aq.jp/)
■LinkRayサイト(https://panasonic.biz/cns/LinkRay/
お客様の声
サケのふるさと 千歳水族館
館長 菊池基弘様
サケのふるさと 千歳水族館は、清流・千歳川の様子を水中観察窓から見ることができる、日本最大級の淡水魚水族館で、秋には迫力あるサケの遡上を水中観察することができます。
2015年にリニューアルを行い来場者数は増えているものの、リニューアル前と比べると中国を中心とした海外からの来館者数が減ってしまっています。以前は館内に多くの多言語説明パネルを設置していましたが、リニューアルによりそれらを無くしたことも原因かもしれません。
札幌大通り(すわろうテラス)での実演デモを見て「これだ!」と感じ、LinkRayの導入を決めました。
多言語対応が可能なので、海外からのお客様に対応すると同時に、今後は全国から集まるサケ愛好家や研究者の方のためのコンテンツも充実させていきたいと思っています。
館長 菊池基弘様
主な納入機器 ソリューション
LinkRay固定ID変調機×6台
関連商材(サービス・ソリューション)
LinkRay 光IDソリューション