Blue Yonderと目指すオートノマスサプライチェーンの実現に向けて
Blue Yonderと目指すオートノマスサプライチェーンの実現に向けて
両社が目指す姿
パナソニックの「現場プロセス事業」とBlue Yonderの「世界トップクラスSCMソリューション」を融合させ、お客様のサプライチェーンに貢献する新しいソリューションを提供してまいります。パナソニックのセンシング技術を活用した多彩なエッジデバイス群で、これまでアナログであった現場の各種情報をデジタルで見える化し、そのデータ活用でプロセスを自動化し最適化された現場により生産性を向上させます。さらに、Blue Yonderの最先端SCMソリューションを活用することで、企業内だけではなく、企業間をまたぐサプライチェーン全体の最適化、高度化を目指して社会に貢献いたします。
オートノマス(自律的な)サプライチェーンの実現
パナソニックの強みであるデバイス・センシング・ロボティクスなどで現場の重要なデータを吸い上げ、お取引先やサードパーティーの外部データとも掛け合わせて、最終的にBlue Yonderのアプリケーションレイヤーで、機械学習を応用して状況変化をリアルタイムに分析し、その状況に基づいた適切な判断を現場にフィードバックすることで、プロセスの自動化・自律化を推進します。これを「オートノマス(自律的な)サプライチェーン」と定義し、パナソニックとBlue Yonder は、戦略的なパートナーシップを拡大することにより、この「オートノマス(自律的な)サプライチェーン」の実現を加速し、社会課題やお客様の経営課題解決に貢献してまいります。
Blue Yonder社とは
デジタル・サプライチェーンとオムニチャネル・コマース・フルフィルメントの世界的リーダーです。製造、物流、流通業の多くの大手企業様にエンドツーエンドのプラットフォーム/ソリューションをご提供し、ビジネスの変革や成長、顧客体験の向上を支援しています。
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1.この数字は、ガートナー社のプレスリリース「Gartner Announces Rankings of the 2023 Supply Chain Top 25」(2023年5月24日) に記載の、The Gartner Supply Chain Top 25 for 2023のリストをBlue Yonderが独自に分析したものです。
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2.ガートナー社、「Magic Quadrant for Supply Chain Planning Solutions」 Pia OrupLund、Amber Salleym、Tim Payne、Janet Suleski、Joe Graham、Caleb Thomson(2023年5月2日)、「Magic Quadrant for Transportation Management Systems」Brock Johns、Oscar Sanchez Duran、Carly West(2023年3月28日)、「Magic Quadrant for Warehouse Management Systems」 Simon Tunstall、Dwight Klappich、Rishabh Narang、Federica Stufano(2023年5月8日)
ガートナーは、リサーチ出版物で取り上げた特定のベンダー、製品またはサービスを推奨するものではありません。また、テクノロジー・ユーザーに対して、最も高い評価を獲得したベンダーのみを選択するよう、技術を利用する立場にあるユーザに助言するものではありません。
ガートナーのリサーチ出版物は、ガートナーの調査組織による意見で構成されており、事実の記述として解釈しないようご注意ください。 ガートナーは、明示的または黙示的を問わず、本リサーチの商品性や特定目的への適合性を含め、一切の保証を行うものではありません。 GARTNERは、Gartner, Inc.および/またはその関連会社の米国および国際的な登録商標およびサービスマークであり、ここでは許可を得て使用しています。無断転載禁止。
Blue Yonder社(旧JDA Software社)の歴史
創業以来35年以上にわたって、サプライチェーン関連のプロバイダを統合しながら、ソリューション・ポートフォリオや対象業種を拡張してきました。豊富な経験やノウハウを蓄積しつつ、常に革新を続けるサプライチェーン・ソリューションの専門家集団です。
デジタルサプライチェーン改革を支える、Blue Yonderの強み
サプライチェーン
全体最適化
エンドツーエンドの可視化、社内外とのコラボレーション/オーケストレーション、統合された幅広いソリューション・ポートフォリオ(計画系から実行系まで)
AI・機械学習活用による 自動化・自律化
膨大なトランザクションを迅速に処理・自動化、オートノマス・サプライチェーンの実現を強力に支援
データマネジメント
企業全体にわたって、より効果的にリアルタイムデータを取り込み、管理、活用
強固なプラットフォーム、優れたUX
Microsoft Azureベースの信頼できるSaaS環境と、適応性と応答性に優れたUXの提供
Blue Yonderのコアソリューションとデジタル・フルフィルメント・プラットフォーム
AI・機械学習を活用したインテリジェントなソリューション、プラットフォームによって、データに基づいた収益性の高いビジネス上の意思決定を自律的に行うことができるようになります。また、今後起こり得る問題を未然に予測・検知・予防すると共に、起こってしまった問題にも迅速、柔軟に対処できるレジリエント(回復力の高い)なサプライチェーンの構築を支援しています。
計画系ソリューション
業界におけるパワフルでインテリジェントなエンドツーエンドのサプライチェーンソリューション
全体最適化 需要予測 S&OP 可視化
サプライチェーンは不確実の増す新たな時代に直面しています。計画系ソリューションは、強力なデジタルツイン基盤を活用して、潜在的な問題や事業機会をインテリジェントに予測し、機械学習によってアクションに対する選択肢や、リスクを最小限に抑えながらの生産・在庫・労働力の計画変更を実現します。
流通向けソリューション
顧客起点のサプライチェーンで顧客体験を変革
リアルタイムデータ連携 AI・機械学習活用 需給バランスの最適化
流通向けソリューションは、AI・機械学習によって得られるインサイトと予測モデルを活用し、事業計画とオペレーションの統合や在庫の可視化とオーケストレーションを実現します。小売業者は、リアルタイムのデータとインテリジェントな洞察により、在庫・店舗スペース・価格・従業員・店舗運営を、変化する需要に合わせて即座に転換・適応させ、また、在庫状況やフルフィルメントサービスを一元的に把握することができるようになります。言い換えれば、すでに時を逸した事後対応に手を取られるのではなく、今まさに起こっていることに適切に対応することを支援します。
物流向けソリューション
業界をリードする自律的かつ予測型のエンドツーエンド物流ソリューション
輸配送効率化 在庫最適化 可視化
Blue Yonderの物流向けソリューションは、柔軟で完全に自律的な物流ネットワークの推進を支援するエンドツーエンドの実行プラットフォームを提供します。業界初のAI・機械学習ベースのサプライチェーン・プラットフォーム上に構築され、企業が問題を事前に認識し、機械学習による施策の推奨を受けて、事業機会をフル活用しながらもリスクを最小限に抑えることができます。
各ソリューションを支える基盤 (Luminate™ Platform)
業界トップレベルのデジタルサプライチェーン・プラットフォーム
AI・機械学習活用 拡張性・エコシステム 可視化
Blue YonderのLuminateプラットフォームは、計画の立案・実行、物流・ロジスティクス、労務、流通向けのソリューションを連携・同期させ、お客様のビジネスと人員管理をエンドツーエンドで最適化します。Luminateは、業界をリードするAI・機械学習の機能とワークフローに基づいたユーザーエクスペリエンス(UX)を用いて、ビジネス全般における分断をより適切に予測、防止、解決することができます。
ソリューション概要
エンドツーエンドの各種ソリューションにより、製造、物流、流通業界のサプライチェーンの様々な課題解決やビジネスニーズへの対応を支援しています。
Planning
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S&OP (販売・業務計画)
潜在的なリスクや機会、脅威によってサプライチェーン計画が変更された場合、軌道修正するためには迅速かつ決断力を以て対処することが求められます。S&OP(Sales & Operations Planning)ソリューションは、サプライチェーン上のあらゆる変動要因をシームレスに連携させ、統合された事業計画立案・実行において部門横断的なアプローチを提供します。売上・コスト・利益率など対処可能な目標を設定し、サプライチェーン全体を統合して目標達成へと導きます。
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供給計画
製品ライフサイクルが短期化し、新たな競争相手が現れ、パートナー企業や取引先とのネットワークが拡大する中、企業はリアルタイムに変化を感知し、処理・計画・対応する必要があります。Blue Yonderの供給計画ソリューションは、生産や流通のネットワーク全体に適切な在庫を配置します。在庫切れや欠品を最小限に抑えながら、サプライチェーンの在庫回転率を最大化するのに役立ちます。これにより、高いROIを確保し、在庫を最小限に抑えながら、顧客サービスレベルを維持することができます。
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在庫最適化
オムニチャネル化が進む現在のビジネス環境下で、収益性を確保しながら優れたカスタマーサービスを提供することは、より困難で複雑になってきています。そして先進的な企業は在庫を最適化し、各顧客に対して個々の製品の価値をより良く反映させるために、様々な状況に応じた細分化されたポートフォリオを作成しています。競争力を高め、維持していくためには、在庫計画・在庫戦略とそれらの実行を、サービス・生産・流通に関する戦略的なビジネス目標と一致させる必要があります。
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需要予測・計画
市場環境が大きく変化し、顧客サービスへの期待値が高まる中、サステナビリティや顧客サービスレベルを向上させる上で、予測は重要な役割を担っています。Blue Yonderは、需要に影響を及ぼす何百もの変数を取り込み、機械学習を用いて、ビジネスへの影響とリスクを計算した独自の需要予測を提供します。これにより、計画担当者の生産性向上や在庫管理の改善が可能になり、需要要因や顧客行動への理解をより深められるようになります。
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生産計画
製品ライフサイクル短期化や需要変動、顧客セグメントの細分化などにより、生産計画およびスケジューリング業務のインテリジェントな意思決定支援がかつてないほど重要になってきています。適切な原料・資材、生産能力、納期制約を考慮しながら需要のバランスを取ることで、生産管理、製造、調達計画の活動を効率的に調整することができます。それによって競争優位性を確保しながら、適切なコストで顧客満足度を高めることが可能になります。
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ネットワークデザイン
サプライチェーンの分断やオムニチャネルの増加に伴い、サプライチェーンネットワークの設計はより重要に、緊急性を要し、且つ複雑になってきています。企業は、より頻繁にネットワーク戦略を設計し、最適化することで、運用コストとリスクを削減しながら、顧客サービスとサステナビリティを向上させる能力を必要としています。ネットワークデザインは、計画と実行双方のシステムを調整し、高まるサービスへの期待に応え、サプライチェーンを最適化し、財務パフォーマンスを向上させるのに役立ちます。
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配置・補充
各地域で異なるお客様の需要を満たすには、的確な商品配置が欠かせません。商品担当者は、多様化する顧客の需要とビジネス目標を一致させるために、様々な流通経路や個々の店舗の特性、商品属性を考慮する必要があります。Blue Yonderの配置・補充ソリューションは、規模に合わせた適切な商品配分を推奨することで、小売店は在庫を最適化し、無駄を省き、不要なマークダウンを避けることができます。また、小売業者の意図を汲んだ商品配置が可能になり、分配や補充を自動化して生産性を向上させ、他の小売・流通向けの計画ソリューションとシームレスに連携して利益率を最大化します。
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S&OE (販売・業務執行)
S&OE(Sales & Operations Execution)ソリューションは、ビジネス目標達成のための長期計画を策定した後、それを実行する段階において、S&OEを活用することで、課題を予測・解決し販売や業務計画を軌道に乗せることができます。また機械学習を活用した強力なツールにより、サプライチェーン上の課題をより速く予測、解決することで、生産性を向上させ、より効果的に計画と実行を結びつけることが可能になります。
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商品(製品)財務計画
競争が激化し、在庫のライフサイクルが短くなる中、人が定めた「旬」という時間感覚や柔軟性に欠ける経営層に制約を受ける組織分断の状況では、もはや計画を執行することは困難を極めるようになっています。Blue Yonderの提供する商品財務計画ソリューションを活用することで、企業は全社的な戦略計画を共通の目標達成に連動させ、消費者指向のオムニチャネルに向けた財務ガイドラインを構築し、在庫の収益性と生産性を管理できるようになります。
Logistics
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輸配送管理 (TMS)
サプライチェーンがますます複雑化する中で、企業はコストを管理しつつ、一貫して高水準なサービスを提供することが求められています。企業は輸配送管理ソリューションを活用することで、利用可能なすべての資産を活用し、収益性を高め、競争力を強化することができます。また、インバウンドとアウトバウンドの両方を管理し、取引先と輸送業者のコラボレーションツールを連携することで、お客様の輸送オペレーションを変革し、今後起こり得る課題への対応を可能にします。
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倉庫管理 (WMS)
テクノロジーがイノベーションを促進する中で、倉庫業務はますますデジタルな環境へと変化しています。この変化をリードするのが、低コストで高品質なサービス提供を可能にする倉庫管理(WMS)ソリューションです。リアルタイムのトランザクション処理、最適化された保管とアイテムの選択戦略、タスク管理、倉庫要員を適切に管理する統合された労働基準により、変化を促進します。
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倉庫労務管理
倉庫の自動化やロボットの活用、IoT化が進んでも、オペレーションから人がいなくなるわけではありません。従業員は、組織全体のパフォーマンスを向上させる最大の可能性を秘めています。その可能性を引き出すために、従業員のエンゲージメントとパフォーマンスを向上させる労務管理が必要です。ベストプラクティスと期待されるパフォーマンスを定義し、倉庫での活動をモニターして従業員の業務遂行責任を強化し、スーパーバイザーがチームを効果的に指導できるよう支援します。
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物流ネットワーク
物流やロジスティクスが、ビジネスにおいて重要な役割を果たすようになるにつれ、外部のサプライチェーン実行機能を統合していくことがこれまで以上に重要になっています。Blue Yonderの物流ネットワークソリューションは、デジタル技術を駆使し、サプライチェーン全体にわたって、大小様々な規模の企業や組織を連携させ、エコシステムを形成します。また、重要なサプライチェーン情報をタイムリーかつ透明性の高い方法で利用できるようにすることで、物流サービスの消費と提供に対する市場主導型のアプローチを可能にするとともに、高水準のサプライチェーン・レジリエンス(回復力)を実現します。
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モデリング
サステナビリティへの対応はすべての企業にとって重要な優先課題であり、機動的でありながらコストを意識し、責任を持ってCO2排出量を管理する必要があります。モデリングソリューションを活用することで、複雑なマルチモーダル輸送ネットワークにおいて、達成できるであろう潜在的な効率性を特定し、走行距離と排出量を削減し、輸送コストの節約を定量化し、導入の優先順位付けをすることができます。また、広範な情報や知見、ほぼリアルタイムのデータを得て、物流を合理化することが可能になります。
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ロボティクスハブ
電子商取引の普及、労働市場の縮小、より高効率のフルフィルメントへの要求が高まっているのに伴い、協働ロボット、AMR(自律走行搬送ロボット)、AGV(無人搬送車)などの自動化技術が倉庫に導入されるケースが増えています。しかし、この種の自動化を導入するのは複雑です。Blue Yonderのロボティクスハブ・ソリューションは、SaaS型のアプリケーションで、複数のロボティクスベンダーの倉庫への導入を加速させ、単一のオペレーションダッシュボードを通じて自動化ソリューション全体の可視性を向上させます。
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倉庫内タスク計画・管理
倉庫オペレーションの問題は、サプライチェーン全体の遅延要因となります。倉庫内タスク計画・管理ソリューションは、このような問題点を明らかにし、データに基づいた高精度なシングルタスクオペレーションに関して最高レベルの効率化を実現します。また、機械学習を用いて、より高い効率化とコスト削減の可能性を導き出します。タスクはユーザーが定義したパラメータに基づいて割り当てられ、エンジンはタスクに関連するシフトの長さをモニターし、ほぼリアルタイムで作業者の位置を測定します。
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アダプティブ・フルフィルメント
フルフィルメント業務や範囲が変化する中で、物流ネットワークにオムニチャネルやハイパーローカルを適応させることは重要です。サプライチェーンのマイクロフルフィルメントセンターは拡大し、ポップアップDC、ダークストア、小売店でのフルフィルメントまでが含まれてきています。アダプティブ・フルフィルメントは、マイクロ・フルフィルメントと店舗フルフィルメント特有のニーズを満たし、競争力を維持するために設計されたソリューションです。
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ヤード管理
複雑化するサプライチェーンとともに、配送の迅速化や受注から出荷までのサイクルの短縮化が進む中、労働力不足、増加する拘留料と滞留料、輸送品の紛失や破損のリスクなどが、製造業者、小売業者、輸送業者、3PLにとって負担となっています。より効率的でコストと時間効率を向上させるヤード管理を可能にします。
Commerce
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品揃え 計画・管理
適切な品揃えはロイヤルティを高める顧客体験を生み出す鍵となります。地域別の顧客分析により、推測による作業を排除し、すべてのチャネルで売上や利益を改善します。Blue Yonderの品揃計画・管理ソリューションは、消費者の購買傾向などの各種分析や、品揃えのライフサイクル計画、最適化といった機能を、シンプルなワークフローに統合しており、収益性を最大化しつつ、適切な品揃えで顧客満足度を高めることができます。
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価格最適化
予測困難な需要、市場変化の速さ、膨大な量のデータが存在する世界で、小売業者にとって適切な価格設定を行うことは非常に重要です。消費者の期待に応えるためには、需要に影響を与える要因を理解し、それを考慮した価格戦略を立案する自動化されたインサイトが必要です。価格最適化ソリューションは、AI・機械学習を活用し、人間の能力を超えた詳細なレベルで需要要因を特定し、通常の売価設定や販促価格、マークダウンなど、商品のライフサイクル全体にわたって最適な価格設定を行います。
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店舗要員 計画・管理 (WFM)
今日の競争の激しい労働市場において、優れたオペレーションを維持するためには、従業員の保持が不可欠です。企業は、従業員のエンゲージメントを高め、多様な従業員の変化するニーズを満たす柔軟なスケジューリングの選択肢を提示することで、定着率を高めることができます。Blue Yonderの店舗要員計画・管理ソリューションは、従業員の生産性とビジネスの全体的なパフォーマンスを向上させ、従業員を永続的な競争優位性へと変革します。
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在庫&オーダー管理
今日の小売業界における顧客ロイヤルティは、消費者が期待するスピードと利便性をもって、適切な商品を適切なチャネルで提供する、パーソナライズされたショッピング体験から始まります。クリック(顧客の注文)からコレクト(配送)まで、リアルタイムの可視化と実用的なインサイトを得ることで、消費者にパーソナライズされたショッピング体験を提供しながら、商品を調達、注文を確約し、履行することができます。絶えず変化するパラダイムの中で、統一されたオムニチャネル体験は競争力を高めます。
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スペース & フロア計画
スペース&フロア計画ソリューションは、小売業者がよりスマートで正確な商品スペースの割り当てを行えるよう支援します。顧客の思考を分析し、利用可能な売り場を最大化し、高度な分析を用いてKPIを測定することで、売上の成長を促進します。また、棚割りツールとのシームレスな統合により、真の全社的なスペース管理を実現し、各店舗のフロア設計とその導入を合理化して、商品カテゴリーのスペース配分や販売機会を最大化します。
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店舗オペレーション
消費者の期待に応えるためには、在庫管理を継続的にサポートする最新の統合ソリューションが必要です。店舗業務においては、在庫の最適化だけでなく、廃棄の削減にも注力する必要があります。Blue Yonderの店舗オペレーション・ソリューションはモバイル用に開発されており、強力な店舗運営機能を最前線の店頭にもたらし、従業員は、接客やブランドを維持向上させるサービス提供などに、より多くの時間を費やすことができるようになります。
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商品運営・計画
今日の小売業者は、競争力を維持するため、テクノロジーとデータのアップグレードに注力し、迅速かつ機敏に行動・対応する必要があります。商品運営・計画ソリューションは、リアルタイムな在庫情報の更新とセキュアなトランザクションに対して、正確で同期されたデータ連携基盤を提供します。より高い可視性と変化に対応できる柔軟性により、全社の在庫を正確、インテリジェントに、かつ収益性もって管理できるようにすることで、企業の取り組みを支援します。
Platform
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AI / ML (Machine Learning) 機械学習
AIの力を利用することで、リアルタイムのデータを、より速く、よりスマートに、より収益性の高いビジネス上の意思決定に変換できるようになり、また、サプライチェーンにおける真の例外事象に集中して対処することが可能になります。Blue Yonderのプラットフォームは、業界をリードするAI・機械学習の機能を活用して、例外や逸脱事象を自動的に検知し、リスクを早期に特定します。 これにより、サプライチェーンを完全に見える化し、精緻な対応策を導き出し、より的確な意思決定を行うことが可能になります。
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データマネジメント
デジタルトランスフォーメーションの価値の大部分は、企業がビジネスパフォーマンスを向上させるために利用できるデータから生まれます。Luminateプラットフォームは、すべてのソースに対して単一のデータ取り込みポイントを提供します。これにより、社内外のネットワーク全体にわたってダッシュボードやビジネスアプリケーション、機械学習を活用したり、分析を行う際に最高品質のデータを使用して、洞察力を高め、業務を最適化し、競争力を高めることができます。
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ワークフロー / オーケストレーション
サプライチェーン業務は複雑で一刻を争うものです。組織・部門間で一貫性のないサイロ化されたプロセスや役割は、成果を出すための障害にしかなりません。Luminateプラットフォームを活用することで、自動化を推進し、組織全体で効率的に仕事を割り当て、処理することで、計画の変更や決定事項への対応を迅速に行うことができるようになります。
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Integration, APIs
Blue Yonderのデジタル・フルフィルメント・プラットフォームは、Microsoft Azure上で稼働し、MuleSoftを利用したAPI主導のアーキテクチャによって、デジタルサプライチェーンのあらゆるアセット(事業資産)に関連する社内外のデータ統合を実現します。
ユーザ企業は、豊富なデータセットを利用し、マイニングや分析を通じて、サプライチェーンネットワーク全体から、これまでは見えていなかった洞察を得ることができ、さらに、AI・機械学習を活用して、よりスマートで実用性の高い意思決定へと転換することができます。主要なエンタープライズアプリケーションやSaaSベースのアプリケーションをLuminateプラットフォームに接続することで、計画・実行・輸配送の各機能をエンドツーエンドで連携させることが可能になります。
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ユーザーエクスペリエンス (UX)
Luminate Portalとモバイルフレームワークによって、全社的な可視性・コラボレーション・意思決定支援・ワークフロー・分析など、Luminateプラットフォームすべての機能を備えた、適応性と応答性に優れたユーザーエクスペリエンスを提供します。
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コントロールタワー
今日の複雑なサプライチェーン環境下で一歩先んじるには、不確実で予測困難な状況においても先を見通して計画を立案・実行し、無限の選択肢の中から優先順位をつけ、成功に向けて各部門が連携しながら戦略や計画を遂行する必要があります。コントロールタワーは、サードパーティのデータソースを含むデジタルエコシステム全体からリアルタイムな情報に対し状況を把握し、解釈した上で、行動に移すためのインサイトを提供します。機械学習は、優先順位や影響度を考慮し、サプライチェーンの課題を解決するための処方箋を提供します。
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IoT
ビッグデータやソーシャルメディア・ニュース・イベント・天気などのサードパーティソースから得られるリアルタイムの情報は、サプライチェーン全体の意思決定を支援し、強化します。Luminateプラットフォームは、IoTの力をフル活用することができます。サプライチェーンの動きは、顧客がネットワークやデータに接続され、より賢明になり、より要求が高くなるにつれ、スピードを増していきます。データは急速に将来のサプライチェーンにとっての新たな通貨になりつつあります。Luminateプラットフォームはこの新たな通貨であるデータを実用的なビジネスロジックに変換し、活用を促進します。
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アナリティクス / インサイト
ビジネスの現状を把握したり、パフォーマンスを測定するためには、サイロ化されたデータの制約を受けたり、面倒なマニュアル作業が必要になることがあります。Luminateプラットフォームは、Blue Yonderのエンタープライズアーキテクチャを活用して、タイムリーで有効な情報と自動化されたインサイトを提供します。
- Microsoft、Microsoft Azure、Microsoft Azureロゴは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
Blue Yonder製造業向けソリューション
Blue Yonder社は、不確実性の増すこの新たな時代にあってもエンドユーザーに確実に商品をお届けするという命題に対し、潜在的な課題やビジネスチャンスを事前に予知するために強力なデジタルツイン基盤を活用し、実行計画、生産変更、在庫、人員計画に対して機械学習に基づいた様々な最適解を提案、推奨。ものづくりから販売までの一連の活動をシームレスにつなぐソリューションを提供します。
特長
シームレスな計画立案
計画系ソリューションは部門間連携における障害を取り除き、需給計画のギャップやサプライチェーンを上流、下流それぞれから俯瞰した際のギャップを短時間で解消します。
ユーザーエクスペリエンス
Blue Yonderソリューションのユーザーエクスペリエンスはユーザーに対してワークフローに沿った、使いやすい機能を提供します。それにより、”シチュエーションルーム“(チャット機能)を迅速に開設し、関係者との協働を容易にし、エンドツーエンドで状況を見える化し密接な作業連携を可能にします。
計画と実行の統合
計画系ソリューションはデジタルツインをサポートし、エンドツーエンドの可視化、部門間連係、データ連携を実現。事業の継続性を改善し、リスクを最小化します。
コグニティブ・プランニング・スキル
コグニティブ・プランニング・スキル(AIを活用した計画立案手法)によって、より正確なフォーキャストや、欠品予測、セグメンテーション、例外発生時の優先順位付けを可能にします。
概要
計画・実行プロセスと対応ソリューション
Blue Yonderはものづくりから販売までの一連の活動をシームレスにつなぐための各種ソリューションを一元的に提供できます。
① Demand / Demand Edge 需要計画
- 高回転品 / 低回転品 / 新製品等、異なる需要特性に応じた統計手法に基づく精度の高い需要予測
- 地域別等の詳細な視点での販売量の把握
- 将来の販売促進活動に対する影響の予測と製品の正確な供給
- 販売計画立案業務の効率化
② Sales & Operations Planning (S&OP) 販売・業務計画
予算対費と中長期の需給バランス検証- 販売計画と販売予測を対比して予算達成のための施策を決定・意志入れ
- 需給バランス(中長期の需要を満たすための生産能力)の検証と設備投資計画
- 複数部門(予算管理部門、生産管理部門、販売管理部門 等)間での共同計画サポート
- 複数の需要シナリオの検討(What-if 分析)
③ Inventory Optimizer (IO) 在庫計画
各在庫ポイントにおける安全在庫数量の算出- 製品特性(売上 / 利益 / 季節性 / ライフサイクルステージ etc.)に応じて製品の重要度を管理
- 重要度ごとに目標とするサービスレベルを定義して在庫管理のルールを定義
- 一律×カ月ではなく需給の誤差を考慮しながらサービスレベルを維持するための在庫基準を算出することで、サービスレベルを維持しながら全体の在庫を最適化
- 複数階層の物流ネットワークにおける重複・偏在の解消
④ Fulfillment 補充計画
物流ネットワークにおける補充計画立案- 販売計画と在庫ポイントごとの安全管理基準を満たすための要求数量を算出
- 工場から供給計画を受けて、複数階層の物流ネットワークに対する補充計画を立案
- 需要の優先順位に基づく補充量の分配
- ネットワーク能力(物流能力・倉庫ハンドリング能力・保管能力)に基づく実現可能な計画
⑤ Enterprise Supply Planning (ESP) 供給計画
拠点別の生産要求量の算出- 需要(工場への生産要求)の優先順位の考慮
- 生産設備制約を加味した精度の高い要生産量の算出
- 設備稼働率 / 目標生産量に基づく、拠点間での生産要求量の分配
- 大口受注や能力不足発生時のシミュレーション
⑥ Factory Planner (FP) 生産日程計画
制約に基づく下流工程のスケジューリング- 各種設備制約を考慮した設備別の生産計画立案
- 一日の生産可能品目数、段取替数、一日当たりの総生産量などの生産制約を考慮
- スケジュールコクピットを活用した計画の確認・調整及びKPIを活用した計画品質管理
⑦ Order Promiser (OP) 納期回答
顧客別の回答枠の管理- 顧客別の回答枠の管理と、ATP(現在庫+出荷計画)の分配
- 顧客優先順位に基づく枠設定により、重要顧客に対するサービスレベルを維持・向上
- 回答枠内での回答を行うことにより精度の高い(遵守可能な)納期を回答
- 回答済みオーダーを基準生産計画に与えて最優先で計画させることにより回答納期を維持
- 共有不足時でも回答可能な製品をサーチして出来る限りのATPをオーダーに対して引当
⑧ TMS 効率的な輸送管理 / WMS 倉庫管理
- トラックの積載効率の最適化
- 最適・効率的な輸送ルートの自動算出
- 倉庫における入荷・在庫・出荷業務の効率化
標準的なプロジェクトの進め方
サプライチェーンマネジメント分野での幅広い経験・知見を有するBlue Yonder社のコンサルタント、プリセールスが、お客様各部門からのヒアリングや情報の精査を通して、現状課題を特定し、まとめる“発見(Discovery)”のフェーズから始まり、業務プロセスの“As is”と”To be“を整理し、解決のための適切なソリューション提案を行います。その後、お客様の課題解決の優先順位判断に基づき、導入ソリューションを決定し具体的な導入プロセスを実行します。また、実用開始後もプロフェッショナルサービスを通じて、長期にわたるご支援を実施いたします。
1. 発見(Discovery)
「現在うまくいっていることは何か」「今後さらに改善できることは何か」--Blue Yonderのコンサルタントがさまざまな業界にわたる深い専門知識を活かして、ビジネスに影響を与えるトレンドと脅威、そしてそれらに対応するためのベストプラクティスを明らかにします。
a) デジタルイノベーションアセスメント
お客様が、各社固有の課題に沿ったデジタルロードマップを開発し、デジタル投資から最大の利益を引き出すよう支援します。
b) 戦略的レディネスアセスメント
変革を実施する前に、Blue Yonderのコンサルタントが、現在の貴社の人的資源、プロセス、サプライチェーンのインフラ等について調査します。
2. 計画と実装
変化適用型のアジャイルな手法を活用して、目指すべき「To be」の姿の設計と追加的な利点を段階的に推進します。Blue YonderのEnterprise Methodologyは、プロジェクトの成功を確実にする段階的なテンプレートです。
3. 導入後のサポート
Blue Yonderのプロフェッショナルサービスは、専任のリソースとサプライチェーンの専門知識を提供し、稼働開始後も、長年にわたって万全の状態を保てるようお手伝いします。
a) 戦略的影響アセスメント
Blue Yonderのコンサルタントは、実装の成果を評価するにあたり、お客様の組織が何をもって成功とするかを正確に理解した上で、高い基準を設定します。
b) データサイエンス / アナリティクス
コネクテッドサプライチェーンは、膨大な量のデータを1日中休みなく生み出しています。Blue Yonderのコンサルタントはまず、経営レベルで戦略に重大な影響を及ぼすパフォーマンスメトリクスを確認するところからスタートします。
Blue Yonder社 お客様導入実績・事例
その他のBlue Yonder ソリューション 顧客と事例 (Blue Yonder社サイトに移動)
ニュース
Blue Yonder 事業戦略説明会
2023年5月10日に開催された事業戦略説明会の動画です。
パナソニックとBlue Yonderがジョイントベンチャーを作り、代表を務める桐生 卓氏のインタビュー映像で目指す姿を説明
サプライチェーン・マネージメントのリーディングカンパニーである「Blue Yonder※」が、パナソニックと日本合弁会社を設立し、協業することで目指すビジョンを紹介します。
※JDA Softwareは2020年2月11日にBlue Yonderへの社名変更を発表しました。
サプライチェーン業界におけるJDA※とパナソニックの協業の目的と取り組みの加速について
JDA Software※のCEO ギリッシュ・リッシ氏とコネクティッドソリューションズ社 社長 樋口のインタビュー映像です。
※JDA Softwareは2020年2月11日にBlue Yonderへの社名変更を発表しました。
パナソニックとJDA※共同開発によるSCM向けジョイントソリューションズを発表
ビジュアル・ソート・アシスト、動線分析、欠品検知や顔認証技術を活用する統合ソリューションの開発を紹介します。
※JDA Softwareは2020年2月11日にBlue Yonderへの社名変更を発表しました。
GEMBAメディア記事
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- サプライチェーン分断に対するリスクマネジメントを考えたい。
- サプライチェーン全体(まず一部分でも)を可視化したい。
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